台風・低気圧時に超良い波の千葉サーフポイントTOP10ランキング

サーフィン

千葉は常にコンスタントに波がある。

千葉は数多くのプロサーファーを輩出している。
湘南サーファーも波の無い湘南を後にしてこぞって千葉にサーフィンをしに行く。

関東圏のサーファーならば皆千葉が好きに違いない。
私自身千葉の海に何度も通っている。

日本全国、世界中色々なサーフポイントでサーフィンしてきたが、一番千葉の海に入っていると思う。
私にとって千葉はホームポイントだ。

千葉

千葉は太平洋の外洋に面している為、相模湾の湘南とは異なり、波のうねりをキャッチしやすい環境にある。

波がコンスタントにある事が関東圏内のサーファーが千葉を愛してやまない所以なのだ。

私自身千葉の数多くのポイントでサーフィンをしてきた。
忘れる事の出来ない最高の波を体験してきた。

千葉はコンスタントにうねりをキャッチする。
サーファーはみな千葉が大好きだ。

しかし、このサーファーが大好きな千葉のサーフポイントにもデメリットがある。

サーファーが大好きな千葉の唯一とも言えるデメリット。
それが、台風や低気圧が近づいてくると数多くの千葉のポイントがクローズアウトしてしまう事だ。

多くのポイントがクローズアウトしてしまい、サーフィンが出来なくなってしまうのだ。
台風などの大きなうねりがくると、うねりをキャッチしやすい千葉の特徴が裏目に出てしまうと言える。

湘南を見てみよう。
湘南は台風通過後に完全に波が無くなる事も多い。
いわゆる湘南マジックだ。

台風が直撃していた昨日まではどこもクローズしていたのに、翌日になったら魔法にかかったかのように綺麗さっぱり波が無くなる。
私も何度も湘南マジックに遭ってきた。
湘南サーファーなら一度はみな味わった事があるはずだ。

一方千葉は千葉マジックというような言葉もなく、台風や低気圧通過後も数日間クローズアウトしてしまうような状況が続く。
うねりをキャッチしやすいが為に、台風のうねりもしばらくの間続いてしまい、波も高くサーフィンが出来無い状態が続くのだ。

千葉は台風が来ると多くのポイントがクローズしてしまう。
しかし、実はこのクローズしてしまいがちな千葉の環境の中でも最高に良い波が立つポイントがある。

今回はそんな知る人ぞ知る台風や低気圧通過時に最高の波が立つ千葉のサーフポイントを紹介したい。

良い波

台風・低気圧通過後のおススメ
千葉サーフポイントTOP10ランキング

私の経験を基に順に千葉のポイントの紹介をしていきます。

10位 大原ポイント

大原

千葉のサーフポイントは大きく分けて北千葉と南千葉に分かれる。
この大原ポイント辺りから北千葉と呼ばれている。

基本的に台風や低気圧が来た時は北千葉に行く事は避けた方がいい。
どこも荒波となりクローズアウトしてしまう。

北千葉は南千葉よりもうねりを拾いやすい。
しかし、それが仇となり台風が来た時はどこもクローズアウトしてしまう。
大原はそんな北千葉エリアでも一番と言っていい程、うねりをキャッチし辛いポイントだ。
波が抑えられたポイントとも言える。

普段はあまり波が立たないが、台風の時はこのポイントは他がクローズアウトしても出来る可能性が高い北千葉のポイントだ。

大原は無料の駐車場があり、消波ブロックがある海岸方面ではなく、駐車場を背にして右側の河口ポイントがおススメだ。
私もここで何度か台風時に良い波をキャッチする事が出来た。
実はあまり知られていない台風時の良い波のポイントなのだ。

9位 平砂浦

平砂浦

千葉最南端のポイントが平砂浦だ。

ここは普段は本当に波が小さい。
平砂浦は内房よりの面したポイントで、外洋からのウネリをキャッチし辛いポイントだからだ。

南千葉は北千葉よりはウネリをキャッチし辛いポイントであるが、そんな南千葉も台風が来るとクローズアウトしてしまう。
もし、南千葉のポイント全て全滅していたら、平砂浦をチェックしてみよう。
南千葉が全てクローズしていても、平砂浦では頭オーバー位で上質な波を楽しむ可能性がある。

このポイントは波もいいのだが、水が綺麗であり、風景が好きなポイントだ。
南千葉は北千葉よりも水が綺麗で、砂浜も綺麗なポイントが多いのだが、この平砂浦はそんな綺麗な南千葉のポイントでも一層綺麗なポイントだと思う。

8位 千葉 内房エリア

内房エリア

平砂浦までもクローズアウトしてしまっていたら、もう北千葉と南千葉でサーフィン出来るポイントはない。
東京から南千葉に向かって平砂浦がクローズだった場合、北千葉に向かうのではなく内房エリアのポイントをチェックしてみよう。

内房は普段は湘南以上に波が立たないが、台風が来た時のみにサーフィンが出来る波が立つ。
実はあまり知られていないが、台風時にサーフィンが出来る内房のポイントも多い。
色々とポイントがあるのでチェックしてみよう。あまり知られていないため、あなたや友人だけで良い波を独占出来るかもしれない。

7位 太東

太東

太東は大原と共に北千葉のポイントである。

太東は多くのロングボーダーが通う千葉のロングボーダー御用達のポイントだ。
風の影響を他の北千葉のポイントよりも受けづらい為、波が決まる事が多い。
何よりトロ厚い波であり、ロングボード向けの波を楽しむことが出来る。

台風時も他ポイントがダンパーのぐちゃぐちゃ波になっていても、太東は風波になっておらず、楽しめる可能性が高い。
北千葉で他がクローズしていても、チェックする価値のあるポイントだ。

このポイントの一番のおすすめは台風が通過してある程度波が落ち着いた時に入ってみて欲しい。
テトラ横から超ロングライド可能なレギュラーの波を堪能する事が出来る。

オーストラリアのバイロンベイにポイントの雰囲気や波の感じも似ている気がする。
ちょっと良く言い過ぎかもしれないが、バイロンベイと太東が私は大好きなのだ。

ちなみに、太東の隣のポイントは志田下ポイントだ。
志田下は日本で一番レベルが高いと言っても過言ではないポイントであり、
数多くのプロサーファーを輩出しているサーフィンの登竜門的なポイントと言えるだろう。

太東も志田下もどちらも非常に有名なポイントであり、常に混雑してる。
どちらのポイントも波がいいからだ。

私は志田と太東のちょうど真ん中あたりのポイントでよくサーフィンをしていた。
ここは太東や志田と比べて実はサーファーが少なくて、イイ波をキャッチ出来るポイントなのだ。

一度行ってみることをおススメしたい。
志田下で入るのは気が引けるかもしれないが、少し右にずれたポイントに行けば人も少なくなり、いい波もキャッチできる。

6位 御宿 岩和田

岩和田

個人的に大好きなポイント。

なぜなら、御宿は日本のハワイとも言われるくらい浜辺と水が綺麗なポイントだからだ。
波も他ポイントよりも抑えられていて、台風時も楽しむことが出来る。

5位 鴨川マルキ

マルキポイント

台風が来た時にグランドスウェルが入ってくる可能性のあるポイント。
レギュラー、グーフィーの波どちらも楽しむことが出来るが、グーフィーの方が良い波が立つ。
グーフィーフッターで、チューブライドを狙っているサーファーにおススメしたいポイントだ。

マルキは小川幸男プロと小川直久プロのホームポイントでもある。

小川直久プロがパイプラインの大会で満点ライドを出したのもここマルキのビッグウェイブでトレーニングを積んだ努力の賜物なのだと思う。

4位 部原

部原

私がまだ初心者の時に台風が通過した翌日にこのポイントでサーフィンをした。
マルキと同様ビッグウェイブを楽しむことが出来る。
部原はリーフのポイントであり、波が決まるとチューブも狙える。

チューブの質はマルキよりも良い。リーフの為ある程度ピークが決まるから中級者でもチューブライドしやすいポイントだ。
マルキがグーフィーの波が良いのに対して、部原はレギュラー、グーフィーどちらも波も楽しめる。
三角波でレギュラー、グーフィーどちらにも行ける。

部原はWCTが行われた事もあり、非常に有名なポイントだ。

人も多い為、波が良くてもピークに人が集まり、乗れない事も多い。
人が集まり易く、ピークは混雑する事は部原のデメリットとして紹介しておきたい。

3位 サンドラ下ポイント

サンドラ

部原ポイントから128号線を北上していくと1,2分で着く事が可能なポイント。
部原がダブルオーバー以上あって厳しそうな場合はサンドラ下をチェックしてみよう。

部原よりも頭一つ小さいサイズの波が立つポイントであり、部原が駄目でもサンドラならサーフィン出来る。
ここは一度入った方が良い。
風景がめちゃくちゃ良く、外国に来ているような感覚を味わう事が出来る。波が無い時でも風景や雰囲気を感じるだけでも行く価値のあるポイントだと思う。

そして、肝心の台風時は人も部原より少ない為、良い波をキャッチ出来る可能性が高い。

部原が決まっていたら、サンドラも決まっていて且つ人も少ない可能性が高いので是非おススメしたいポイントだ。

なお、このポイントは2011年以前は廃墟の建物が立っていたポイントとして有名だった。
現在は取り壊されてしまっている。2011年以降にサーフィンを始めたサーファーは恐らく知らないだろう。

千葉サンドラ下
引用元http://www.chibpo.com/spot067.html

サンドラ下ポイントの廃墟は薄気味悪い心霊ポイントとして有名だった。
私も一度夜に肝試しに行ったことがあるが、この階段を夜に降りるのは相当な度胸が必要となる。
情けない話だが私は夜にこの階段を降りたことがあるのだが、怖くて仕方なかった。

サーフィン以外でも肝試しに行って見るのも面白いと思う。

2位 マリブ

マリブポイント

千葉のビッグウェイブの聖地とも言えるポイント。
WCT部原プロ決勝が行われたポイントだ。

部原がクローズアウトしてしまい、会場をこのマリブへと移動して大会が行われた。
ケリースレーターと今は亡きアンディが決勝で死闘を繰り広げた場所でもある。

波情報などでは公開されていないポイントだが非常に有名なポイントだと言える。

普段はほとんど波が立たない穏やかなポイントだが、南千葉全体がクローズアウトしたときに良い波が立つビッグウェイブポイント。

私はマリブに入る時は近くの民宿の駐車場に停めていた。
波はめちゃくちゃいい。
ゲットは部原よりもハードになり辛く、沖に出るのは比較的容易だ。

南千葉の多くのポイントがクローズした時に本領を発揮する千葉の最高なサーフポイント。
チューブも狙える。チューブライドしたいサーファーに是非トライして貰いたい。

1位 ジンガ

ジンガ

部原ポイントから南に少し車を走らせる所にあるポイント。
あまり知られていないが、ここも極上のレギュラーの波が立つ。

ビッグウェイブポイントとしてはマリブの方が有名だが、知る人ぞ知る人が少なく掘れたチューブが特徴的なポイント。
なんとなくバリのクラマスに似ているのかもしれない。

私はここで先輩と二人だけでめちゃくちゃ良い波を独占した最高の思い出の地でもある。
今でもその時に入った事を鮮明に覚えています。
パドルして、波乗って、パドルして、波乗ってって感じでいい波を乗りまくりました。最高でした!

台風が来たら普段は狙えないチューブの波を狙うべきなんです。
チューブの中に入ったらもうサーフィン辞めれません。
逆にチューブライドしたことない人はサーフィンの本当に楽しい部分をまだ知らないとも言えるかもしれません。

ジンガは一番おススメの千葉のビッグウェイブであり、チューブポイントです。
台風や低気圧が来たら、チューブ狙っていきましょう。

なお、リーフは部原以上にシャローの為、ブーツは履いた方が無難かもしれない。

最後に

台風、低気圧が来た時はまず南千葉をチェックしてみる事がおススメです。
そして、今回紹介したポイントをチェックしていけば、クローズアウトしやすい千葉でも良い波をゲットできるに違いありません。

千葉はクローズアウトしやすく、危険であることは常に念頭に入れて、自分のレベルにあったポイントでサーフィンして欲しいと思います。
波がデカくて自分には無理だなって判断するのはとても賢明な事です。

自分のレベルをしっかり認識して、千葉の最高なビッグウェイブでサーフィンを楽しみましょう!