タイ現地採用 日本帰国組の50%近くがタイに戻ってくるケース
タイで現地採用として働く日本人は多い。
しかし、実際には数年働いて辞めて日本へ帰国してしまう人もかなり多い。
私の周りでは極端な例だが、1週間で辞めて日本へ帰国してしまった人もいた。
タイの現地採用は日本へ帰国する人が多い
駐在員も3年周期で駐在を終えて帰任するが、現地採用も3年や5年のうちに会社を辞めて帰国してしまう。
現地採用も駐在位と同じように人の移り変わりが激しいのだ。
駐在員との格差に耐えられないと感じた人、給与が安いと感じた人、タイが合わないと感じた人、、理想とは違い仕事がキツイと感じた人。
日本で新しい仕事がしたい人。日本が恋しくなった人。
人それぞれの理由があるが、長く続かず、辞めてしまうのが実情だ。
今まで現地採用を辞めて日本へ帰国した人を見ていると、タイの現地採用にネガティブなイメージを持って辞めてしまう事が多いかもしれない。
現地採用を辞めた日本人は日本へ帰国して、日本で働き始める。
これは悪い事ではないと思っている。
タイが合わないのにずっと我慢して働くのは良くない。
見切りをつけて日本へ戻る事は良い選択だ。
そして、海外で働いた経験も良い経験になると思う。
みな日本で仕事をして、生活をして日本で新たな人生を切り開いていく。
しかし、日本人の現地採用帰国組の中で50%、半分くらいの割合でタイに戻ってくるケースがある。
彼らはタイが合わなかったり、日本での新しい仕事、生活を始める為に日本へ戻ったはずなのに、
なぜかまたタイへ戻ってくるのだ。
私の周りで今まで一緒に仕事してきた現地採用の日本人も結構タイに戻って来ている。
再度現地採用で働く人、日本で就職して駐在員として戻ってくる人、何も仕事を決めていない状態で戻ってくる人。
タイが大好きだったのにタイで働いてタイが大嫌いになった人、日本で良い企業に転職が決まって給料も大幅アップした人、タイに見切りをつけた人。
こんな人達もタイへ戻ってきているのだ。
なぜなのだろうか?
実はこのタイに再度戻ってくる日本人にはある共通した点がある。
今回タイ現地採用 日本帰国組の50%近くがタイに戻ってくるケースとその理由、そして戻ってこない為にはどうすれば良いのかについて記載していく。
タイ現地採用 日本帰国組の50%近くがタイに戻ってくるケース
タイの現地採用で働く日本人にも日本と同じように既婚者、独身者がいる。
現地採用の割合としては既婚者と独身者は半々くらいだと思う。
そしてこの既婚者にフォーカスするとタイの現地採用で働く日本人の既婚者の多くはタイ人の奥さんがいる。
日本人の奥さんがいて現地採用で働いている日本人男性はかなりの少数だ。
8割強はタイ人の奥さんがいる既婚者、残りの2割弱が日本人の奥さんがいる割合になる。
そして、このタイ人の奥さんがいるタイ現地採用の日本帰国をした人たちは50%位の確率でタイにまた戻ってくるのだ。
全てのタイ人奥さんがいる日本人男性がタイに戻ってきている訳ではないが、半分はタイに戻ってきている。
私の周りで元々現地採用で働いていてタイに再度戻ってきている日本人のほとんどがタイ人の奥さんがいる人達だ。
嘘偽りないタイに永住する決意を持って戻ってくる
タイ人の奥さんがいるとタイから日本に戻ってもかなりの高い確率で再度タイに戻ってきてしまうのだ。
日本でどんなに良い条件の仕事、給料を得ていてもタイに戻ってくるのだ。
彼らはもう日本には戻れない。
タイに永住するという強い意志を持ってタイに戻ってくる。
独身者の現地採用が初めてタイで働く時にタイに永住するつもりで働きますという。
でもそんな人に限って3年もしないで帰国してしまうのが実情だ。
これは嘘ではない。
大抵の日本へ帰国する現地採用の人はタイで働き始めた当初永住するつもりでタイに来ているという。
タイが好きだからタイで働く。
タイで永住するつもりでタイにきた。
これらはタイ現地採用で働く人たちが発言する結構決まったパターンの発言だ。
しかし、タイ人の奥さんがいて、子供がいる人が言うタイに永住するという発言は独身者のいう永住とはわけが違う。
タイが嫌いでももうタイに永住するしかないのだ。
世捨て人のような、完全に日本を捨てて、タイで生きていくという強い意志がある。
タイに再度戻ってくる理由
では、なぜタイ人の奥さんがいると高い確率でタイに戻ってきてしまうのか?
タイに再度戻ってくる理由について記載していきたい。
タイに再度戻ってくる理由の多くはタイ人の奥さんが原因だ。
タイ人奥さんとの間に子供がいても、子供が理由でタイには戻ってこない。
一般的に子供は日本でも直ぐに友達が出来たり、簡単に日本の環境に溶け込むことが出来る。
しかし、タイ人の奥さんはなかなか日本での生活に溶け込めないのだ。
友達もなかなか出来ない。
日本語も話せないのでストレスがたまる。
日本での生活を楽しめない
日本人である夫が子供の学校の手続きやら病院やらなにやら全部やらないといけない。
そして、日本に溶け込めないタイ人の奥さんだけでなく、結果的に夫である日本人の負担が増大してしまうのだ。
日本人である夫も日本で生活するよりも条件が悪くなっても環境が悪くなっても奥さんが生活しやすいタイの方が楽であるという気持ちになってしまうのだ。
そして、タイに戻ろうと決意し、タイへ戻ってくる。
タイ人の奥さんが日本社会に溶け込むことが出来ないことが原因でタイに戻ってきてしまうのだ。
タイへ戻ってこない為にはどうすれば良いのか?
タイ人の奥さんがいるともうそこで二度と日本には戻れないのか?
タイ人の奥さんと子供で幸せな生活を日本ですること出来ないのか?
タイ人の奥さんがいるともうそこで人生終了してしまうのか?
そんなことはない。
実際に半分の割合のタイ人奥さんがいる日本帰国組の人たちは日本でずっと生活を続けている。
タイ人奥さんがいても幸せな生活を日本で続けていける。
しかも、たった一つの事が出来れば、日本で生活が可能だ。
日本でタイ人奥さんとタイに戻る必要なく生活していくためには
まずタイ人奥さんが日本語が喋れるようになることが一番重要だ。
日本語が最重要
日本語を喋れるようになる事。
もうこれに尽きる。
日本語が喋れれば日本人の友達も出来るし、夫のサポートが無くても学校やら病院の手続きも任せられる。
日本での生活を楽しむことが出来る。
もし、あなたがタイで働いていて日本に少しでも戻りたいと考えているのならば、
タイ人奥さんに日本語を教える事は最も重要だ。
日本語が分かって且つ、日本の習慣や文化も理解しているとより良い。
日本に戻ってタイに戻ってきていない私の先輩のケースでは、奥さんがほぼ完璧な日本語が使用出来ていた。
毎朝タイ人の奥さんが作った日本式のお弁当を会社に持ってきていた。
白飯の上に海苔を使ってRAK NAというメッセージ入り弁当を持ってきていたりした。
こんなタイ人の奥さんは日本でも簡単に生活が可能だ。
これはかなり稀な完璧なケースだが、まずはタイ人の奥さんに日本語を話して貰う事が重要なのだ。
日本で生活するのは子供の為と言う
そして、次に子供がいる場合は子供の教育にもフォーカスしていく事も重要だ。
日本で働いて子供が日本の学校、日本で教育を受けさせた方が子供の将来の為になると言い聞かせるのだ。
タイでも日本と同じように日本語学校があり、日本式の教育を受けさせることが可能だが、やはり日本の方が良いと思う。
子供が日本語の分かるタイ人になるのか、日本のルールや社会も理解できる日本人になるのか、
今後の子供の人生を大きく左右することになることをタイ人の奥さんに認識して貰い、子供の為に日本で頑張ろうと言い聞かせるのだ。
子供の事を本当に思っていれば、日本語が喋れなくても勉強したり、辛くても日本で生活していこうという気になってもらえるだろう。
最後に
現地採用の日本人でタイ人の嫁さんがいる場合はもう日本で生活することは難しくなるかもしれない。
もし、日本へ戻りたいと考えているならば日本語を教えたり、何か日本へ興味を持たせたりした方が良いかもしれない。
私自身は日本も好きだが、タイも同じくらい好きだ。
タイ人と結婚して、子供が出来てもタイで暮らしていくだろう。
こんな生活しやすい良い国は他にないと思っている。