東南アジアで海外就職する上でITが一番良い職種である4つの理由
グローバリズムの波が押し寄せている。
今僕が働くこのタイという東南アジアという国にも、数多くの日本人が自らの意思で日本を離れ、海外に出ているのを目の当たりにしている。
海外で働くことを望む日本人が増えてきている日本人が増えていると実感している。
バイタリティーに溢れた日本人と出会い、僕自身も刺激を受けている。
おそらくこの流れは、今後さらに強くなるはずだ。
きっと、自分の意思でなくても、海外に出て働かなければならない日本人がもっと増えていく日が来るに違いない。
これから東南アジアで働こうと考えている人におススメしたい職種がある。
それが、ITだ。
僕は日本で働いていた時から、海外で仕事するまでITの職種一本できている。
ITそのものがいいか悪いかは別にして、海外特に東南アジアで働くにはITが一番良い職種と考えている。
もし、僕がITの職種に従事していなかったら、おそらく海外にすら出れていなかったと思う。
海外移住し、海外で就職した僕は、ITを仕事に選んで良かったと心底思うに今では至っている。
なぜ、僕がITが海外就職で一番良い職種と考えているのか?
それには、4つの理由がある。
ITが海外就職する上で一番良い職種であると思う4つの理由
今回は、ITが海外就職する上で一番良い職種だと思う4つの理由を順に紹介してみたいと思います。
理由1.職種、業種が豊富
まず、第一に、ITがオススメの理由は、何と言っても職種、業種が非常に豊富だという事。
IT技術は、どの企業でも使われている必須の技術となっている。
パソコンを使わないで業務を遂行出来る企業は今の時代ほとんどないはずだ。
どの会社にも自社のパソコン、サーバー、ネットワーク等のITを扱う部署が多かれ、少なかれ存在しているのだ。
銀行にもITを専門とした部署があるし、車屋だって、ITを専門とした部署がある。
これは海外就職に限った話ではなく、日本で就職する場合にも同じことが言えるのだが、
どの企業にもITを専門とした職種があるため、海外でもITの求職が一番多いのだ。
職種、業種が豊富という点でITは素晴らしく、オススメ出来る点といえる。
理由2.日本の技術・経験をそのまま利用可能
ITは日本で培った技術をそのまま海外で使用することが出来る。
もし、あなたが不動産、会計、法律関係の仕事をしていた場合、ダイレクトに日本で培った技術・経験を海外で生かすことは難しい。
もちろん日本での経験を生かすことは可能だが、国によって、法律や会計は異なる。
その国のルールをまずは学ぶ必要が出てくる。
しかし、ITは日本で培った技術・経験を海外でダイレクトに活用する事が可能だ。
ITの技術はグローバルスタンダード化されている。
世界中どこに行っても、同じ技術が使用されていて標準化がされているのだ。
仕事の進め方や環境は勿論日本とは異なる。
しかし、技術的な面は変わらない。
日本で培った技術をそのまま活用できるのだ。
日本の経験をダイレクトに海外でも活用出来るという点でもITは、海外就職を目論む人にとって魅力的な職種だと思うのだ。
理由 3.ネットを使った副業も可能、フリーランスにもなりやすく、最終的に独立も狙える。
もし、あなたにIT分野で特出した技術があれば、副業も可能となる。
海外にいながら、日本の仕事を請け負うことが出来るランサーズもITの職種が一番多い。
ITがベースの人であれば、自分でアプリを作ったり、サービスを立ち上げたりすることも可能だ。
他の業種よりも自分の力だけでビジネスを起こす事が出来ると言える。
IT屋はフリーランスにもなりやすく、独立も視野に入れられる職種なのだ。
海外に限らず、これからの時代ひとつの会社で働き続けること。
ひとつの会社からひとつだけの収入源を得るというのはナンセンスになっていくに違いない。
今の時代はまだ副業が禁止されている企業が多いが、これからはきっと変わっていくに違いない。
企業から個人へ。
個人の力が今まで以上に試される時代になっていくと考えている。
ITは自分の個人の力を発揮できるツールにもなる。
最終的には独立も他の職種よりも容易となる点もITを勧めたい理由の一つだ。
理由4.東南アジアなら、日本よりも活躍出来るチャンス、経験を積める可能性がある
日本で自分が本当にやりたい仕事があるのに、出来ていない人。
責任感のある大きな仕事をやりたいと考えている人。
こういう人には海外、とくに東南アジアに出て働くのも選択肢の一つとして貰うのが良いのではないかと考えている。
なぜなら、東南アジアでは日本以上に大きな仕事を任して貰える可能性、そして自分が本当にやりたいと思っている業務に携われる可能性が高い。
僕が住むこの東南アジアのエリアではまだまだインフラが整っていない。
日本ではあまり前のように出来ることが、東南アジアでは出来ないということがまだまだ多いと日々実感している。
しかし、これは裏を返せば、日本よりも活躍できるチャンスが大きいということだ。
日本では小さな仕事を皆で奪い合うような状況が続いているかもしれない。
少なくとも僕が日本にいた時はそのような状態が続いていた。
インフラの整っていない東南アジアでは、まだまだやらなければならない事がたくさんある。
これからなのだ。
ITの分野も東南アジアでは、まだまだこれからだ。
ここで、ちょっと個人的な僕の話をしたい。
僕はネットワークエンジニアがベースとなっている。
ネットワーク関係の職種に関して言えば、東南アジアならまだ何も無い、一からネットワーク構築業務に携われる可能性もあると声を大にして伝えたい。
僕自身も既存のネットワークの拡張作業に日々従事していたからわかるのだが。日本だったら、せいぜい機能拡張、保守くらいではないだろうか。
一からネットワークのデザイン設計をした形で、構築作業をしたことはないのだ。
しかし、設計の部分から入れる可能性も大いにあるのが、東南アジアなのだ。
アジアでは一からプロジェクトを任せて貰える可能性があるのだ。
さらに、自分の役割の責任度合いが高い仕事を任せて貰える可能性も高い。
日本人の絶対数は少なく、優秀な技術者も少ないからだ。
今、僕が任せて貰っている仕事も日本以上のものだと確信している。
東南アジアなら日本以上に大きな仕事、責任のある仕事に従事出来る可能性があり、自分の器量を大きくするチャンスでもあるのだ。
ITの職種について
以上4つの理由を説明したように、ITの職種が海外就職、東南アジアで働く上で一番おすすめな職種だ。
やはり、IT技術を持っていればそのまま海外で通用する技術を持てるというのが一番おすすめしたい理由になる。
しかし、このIT業界にもデメリットが存在している。
35歳定年説があるように、ITの業界は非常に多忙だ。
残業は当たり前、システムエラーが発生したら徹夜、休出も当たり前。
また、常に技術を勉強し続けないと、直ぐに陳腐化してしまう。
僕自身、日本で働いていた時に、何度もこの業界に入った事を後悔した。
IT屋は、仕事ばかりで本当に失敗したと思っていた職種だ。
また、東南アジアの場合、日本のほうが最先端の技術に触れられる可能性は高い。
東南アジアは、全体的なエンジニアの技術力も低い、最先端技術も日本より遅れている。
ITは海外就職を目論む人には素晴らしいオススメの職種であると思うが、多くの苦労、デメリットも伴う職種だという事を把握しておいて貰いたい。
最後に
前述したように、僕は日本で働いていた時、ITの職種を選んで心底失敗したと感じていた。
しかし、今ではこのITを選んで正解だったと思うに至っている。
ITを選んでなければ、海外に出る事は出来なかった。
そして、いま。大きな仕事、自分がやりたいと思う仕事を海外で出来るようになった僕は、ITを選んで本当に正解だったと感じているのだ。
海外就職って言うのは、Take a Chanceなんです。
そして、Don’t Ever Look Backなんです。
前だけを向いて、チャンスを掴むしかないんです。
海外就職をしたいと考えている人には、デメリットもあるけれど、僕はITの技術を持つことは魅力的であると思っている。
もし、あなたもこれから海外就職をしようと考えているならば、
ITの技術を身に付けて、トライしてみては如何だろうか?
‘
ITの技術はきっとあなたの海外就職の助けになるに違いない。