海外旅行者必読(特にタイ)の外国でテロに巻き込まれない為の対策
今世界で悲惨な一般市民を狙ったテロが発生し続けている。
ダーイッシュ(以下イスラム国)が起こしたフランスのパリ同時多発テロが記憶に新しいが、2015年はこのテロだけでなく世界各地で数多くのテロが起こってしまった。
イスラム国に関連した犯行と思われるテロだけで1月のシャルリー・エブド襲撃事件から12月のカリフォルニアの銃乱射事件まで20回近くのテロが行われている。
1月に湯川さん、後藤さんが殺害されたことからも分かるようにイスラム国は今や日本人もテロの標的としている。
そして、現在テロと言えばイスラム国だけが行っていると思われがちではあるが、テロを起こすのはイスラム国だけではない。
今私が住むタイバンコクのエラワンの祠で8月にウイグル族出身の中国人と思われるテロリストが無差別テロを行い、125人が負傷、20人の尊い命が失われた。
外国人特にタイを訪れる中国人を狙った犯行であった。
このように今、世界中でテロが発生する危険が非常に高い時代へと突入してしまっている。
特に年末は多くの人が海外に出かけ、観光地や繁華街では人が集まり易い時期だ。
世界のいつどこでテロが起こってもおかしくはない状況なのだ。
このような危険な状況下で私たち一般市民がテロの被害に遭わない為にはどうすればいいのか?
今回は日本そして特に年末に海外に旅行を計画している人たちにテロに巻き込まれない為にどうするべきなのかという対策を記載していきたい。
これを読み終えた後にあなたにも有効な対策となってくれればうれしく思う。
そもそもテロとは何か?
そもそもテロ(テロリズム)とは何なのか?
まずテロについて個人的に考えてみたい。
テロとはある目的を達成するために暴力を用いて脅迫する事だと考えている。
そして、テロを行うテロリストとは暴力的な活動を行う人の事である。
近年世界中で起きているテロは宗教や民族の信念などに結べ付けて行っている事が多い。
イスラム国にしろ、バンコクでのウイグル族にしろ、ある一定のバックグラウンドを理由に一般市民を対象にして、暴力的な破壊活動を行った。
広い意味で見ると国に対して攻撃をしているのであるが、一般市民が狙われ、何の罪もない人々が犠牲になっているのだ。
こうしたテロの歴史は古く、古代から行われてきている。
いわば戦争と同じようなものだ。人類の歴史と共にテロが行われてきている。時にテロという手段を用いて市民革命やクーデーターという目的を達成した歴史も存在している。
世界的にも歴史的にも有名なテロではあるが、これは今年に始まった事ではなく、古い歴史があるのだ。
しかし、このテロと言う行為は私たち日本人にとっては一般的ではない。なぜなら、日本はとても平和な国だ。
日常の生活でテロの恐怖に怯えることなどないだろう。
実際に日本は島国であり、ほぼ単一民族のためテロが発生しにくい国だ。
私も日本で生活していた時は日常の生活でテロに怯えるような事は無かった。
やはり日本は治安がいい。これは海外にいて、日本の良い点だと強く思う点でもある。
しかし、実際には日本でもテロが起こっていた。
日本でテロと言えばオウム真理教が起こした1995年の地下鉄サリン事件が有名ではないだろうか。
平和な日本で無差別のテロが行われた。
神経ガスが東京の地下鉄にばら撒かれ、13人の死者、6300人の負傷者を出す前代未聞の市民を狙ったテロであった。20年経った今もなお後遺症に苦しむ人たちがいる。我々一般の日本人にも広く知られた悲惨なテロだ。
日本でもテロが起こっていたし、そして、現在世界中を不安に陥れているイスラム国は日本人もテロの対象としている。
平和な国ではあるが、これからも日本では絶対に起こらないとは断定できない。テロが起こる危険性があるのは平和な日本も例外ではない。
私にとってのテロの定義とはいつ何時起こるか分からない暴力的な破壊活動であり、古くから行われてきた暴力を使った手段であるということだ。
私がテロを意識するようになった経緯
私にとってテロとは、身近に感じるものでもあった。
まず、私がテロを意識するようになったのは2011年のニューヨークの世界貿易センタービルを狙った事件からだった。
その当時中学生だった私に大きな衝撃を与えた。
日本時間22時頃ニュースステーションでLive映像で貿易センタービルから煙が流れていたことを今でも記憶している。最初は事故だと思っていたが、中盤から2機目がもう片方の棟へも突入し、テロである事が分かった。
それから私は歴史を勉強した。
イラク戦争、アフガニスタン、4回に渡る中東戦争、中東を舞台にもう100年以上紛争が繰り返されている事が分かった。
中東がここまで混乱し、テロを行うそもそもの原因は第一次世界大戦時にイギリスを筆頭に西欧諸国が交わした理不尽なサイクスピコ協定という秘密協定が今中東世界を混乱に陥れている理由である事も分かった。
歴史を勉強するにつれテロを行うに至った経緯や理由がある事が分かった。
ここで誤解を招く恐れがあるので付け加えておきたいが、私はテロを肯定するつもりは全くない。
罪のない一般市民を恐怖に陥れるテロは最低の行為だと強く思っている。しかし、テロを行う彼らにも理由がある事が分かった。
そして、それから時が経ち私は大学生になった。大学生になり私は世界中を旅するようになった。
大学生当時、最も多く旅行で訪れたのがインドネシアのバリ島だった。
大好きだったこの島でもテロという危険を実際に感じていた。
インドネシア バリ島はバリヒンドゥーを信仰している人々の島であるが、インドネシア全体としてはイスラムを信仰している。
そして、このインドネシアにもイスラム原理主義、いわゆるテロを行う過激派という集団がいた。
バリでは2002年にレギャン通りのクラブ近くで路上に停めてあった車が爆発事故を起こすテロが起こり、202人の死亡者を出す事態になった。
この現場に大学生になった時僕は訪れた。このテロ現場には記念碑が建てられていて、多くの外国人の犠牲者が出た事を知った。
また、2005年にもバリで同時多発テロが起こった。2006年初めてバリ島に訪れるたった半年前の出来事だった。
バリ島へ行く前に皆口をそろえてテロに気を付けろと言っていた。気を付けようがないとは思っていたが、なるべくクラブなどにはいかないようにしようとは思っていた。怖いとも感じていた。
日本にいた時はテロについてはテレビに映る外国の出来事だと思っていたが、海外に出た僕にとってテロは身近に感じる危険なものであったのだ。
そして、僕が大学を卒業し、何年か日本で生活をしてタイへ移住した。
このタイでも2015年8月タイバンコクエラワン廟にて無差別のテロが起こった。
このテロが起こった当時私はBTSで帰宅の途に着こうとしていた。その時にこのテロが起こした大きな爆発音を聞いた。
もしかしたら、私がテロの被害者になってもおかしくはないほど近くで世界的なテロが発生したと感じた。
それから数週間はテロの恐怖に怯えながらの生活となった。
そして、今世界はイスラム国を中心としたテロに怯える世界となっている。テロはいつどこで起こってもおかしくはない状況になっている。
今までの人生を振り返って来て、私にとってのテロとは、誰が被害者になってもおかしくはないものであるし、いつ私が巻き込まれても何ら不思議ではないという身近に感じる危険な事であった。
私は海外旅行を趣味とし、外国で生活しているのでテロに関して敏感ではあるが、日本にいる皆さんにもテロは他人ごとではないと思う。ISは日本人も標的にするように呼びかけているし、多くの日本人が海外へも旅行に行っている。
いつ、どこで、私たち日本人がテロに遭うか分からない状況であると言える。
今回は日本のみなさんがテロの被害者にならない為に、どういった対策を立てるべきなのかという事について記載していきたい。
2つのテロ対策
テロに対して恐怖を持っている人たちに少しでもテロに遭う可能性を低くする対策をを述べていきたい。
対策1.海外旅行は控える
年末や夏休みなど休みを使用して海外旅行に行く日本人は多いと思う。
今の時代、一番のテロ対策は海外旅行に行かない事だ。
海外旅行が好きな人には残念な話だが、海外は日本よりもテロが起きる可能性が相当に高い。
飛行機に乗る時にハイジャックに遭ってしまうかもしれないし、爆発物を仕掛けられてしまう可能性もある。
2015年10月に起こったエジプトでのロシアの旅客機墜落テロは空き缶ほどの手製爆発物が飛行機を墜落させるテロになるに至った。
非常に小さな空き缶で未だどのようにして機内に持ち込まれたのか明らかにされていない。
おそらく未だどのように持ち込まれたのか分かっていないのであろう。
そして、このように精巧な作りで爆発物を機内に持ち込む事は恐らく今後も発生すると思われる。
まず海外に行くために飛行機に乗る事自体がテロに遭うリスクを高めるのだ。
そして、海外の観光地では世界各国から色々な国の旅行者が集まる為テロのターゲットとなってしまいやすい。
こういった海外の観光地には近づかないべきだ。ヨーロッパは日本人にも有名な海外旅行先ではあるが、特にヨーロッパは危ないだろう。
下の図を見てみてほしい。これはテロが起こる可能性が高い国をランク付けした世界地図だ。
日本は世界でも最もテロの可能性が低い国としてランクインしている。
実際このランクはかなり正しいだろう。
日本にいる事が一番安全であり、海外旅行にはいかないのが一番のテロ対策になるのだ。
対策2.人混みが多い所にはいかない
もし、どうしても海外旅行に行くのならば、主要な観光地を訪れることは避けるべきだ。
世界中には多くの観光地があるが、旅行者が訪れないような地方都市がある。こういった観光地を主な滞在地として休暇を過ごすのが適切だと言える。
例えば日本であれば、テロが起こる可能性としては東京が最も高いだろう。それは日本の首都であり、海外からも多くの人が訪れる場でもあるからだ。一方茨城や長野などこういった地方都市はほぼテロが起こらないと言っても過言ではない。限りなくゼロに近い。
しかし、地方都市であってもイベントなどで人が集まる場合、テロが起こる可能性は否定できない。年末年始であれば新年のカウントダウンはどの場所も危ないかもしれない。
一番大切な事は人が集まりそうな所には極力近づかないという事。
残念ながらテロを完全に未然に防止、避ける事は出来ない。しかし、テロに遭う可能性を抑える事は出来る。
非常にありきたりな事ではあるが、テロに巻き込まれない為の対策は以上の海外旅行を避け、人混みを避けるの2点となる。
これは地震にも似ている。
地震が起きる国というのは日本、インドネシア、トルコ、カリフォルニア、南米など地理的に決まっている
テロに対しても同じことが言える。一番の対策はテロが起きやすい場所に行かないということなのだ。
タイ旅行を訪れる人が注意すべきこと
次に今私が住むタイについても記載したい。
タイは12月に入り、年間を通してベストシーズンの時期を迎えている。今数多くの旅行者がタイバンコクに訪れている事を肌で感じる。
タイは日本人にも有名な海外旅行先である。毎年タイのバンコクは訪れたい旅行先ランキングでも10位以内には入っている。非常に有名な観光地だろう。これは世界的に見ても同じで日本人だけでなく世界中の人たちが旅行地としてタイを訪れている。
しかし、この観光大国タイでも2015年8月に無差別のテロが発生した。
私自身も自宅へ帰る帰路の途中に爆発音を聞いたし、自分がテロに巻き込まれても決しておかしくはない状況だった。
タイは先の世界地図で説明したように世界でも最もテロが起こりやすい国としてランク付けされている。実際にタイはテロがしやすい国であると私自身が感じる。多くの外国人が暮らし、比較的安易に武器が手に入りやすいからだ。
この危険と言われるタイについて、タイ在住者の私の観点からタイ旅行をする人に向けて注意すべきことを記載したい。
まず、前述した事と同様に人が多い所には極力近づかない事だ。
エラワン廟で起こったテロは数あるバンコクの観光地の中でも有名な観光地であった。こういった場所がテロのターゲットとして狙われやすい。
また、ISISは今ロシアに対してテロを行為を行うよう呼びかけている。ロシア人が多い、パタヤ、プーケットまたバンコクは危険が高いと言えるだろう。
そして、ロシア人だけでなく、今シリアを空爆している国、また支援している国の市民はテロのターゲットとなってしまっている。
タイはロシアだけでなく、世界中の人々が旅行で訪れている。
つまりどの観光地にいてもテロの危険があるということだ。その中でもバンコク、プーケット、パタヤは特に外国人旅行者が多い。この3都市はテロの危険が高いと行っていいだろう。
そして、ここからが私の個人的見解なのだが、タイという国がテロが起きやすい国としてランクされているが、テロが起こる可能性がある場所、都市はある程度特定されている。
イサーンなどの旅行者にそこまで有名ではない地方都市はほぼテロが起こらないと言っても過言ではないのだ。
タイは世界でも最もテロが起こりやすい国として指定されてしまってはいるが、これはあくまでバンコクなどの主要な観光地などに限られた事と言えるのだ。
地方都市であればほぼ何の心配もすることなく、快適に過ごすことが出来るだろう。
もし、タイ旅行を既に予定されている方は地方都市を訪れてみるのはどうだろうか?
普段行ったことがない、外国人があまりいない都市を旅行するのもまた違った楽しみを得る事が出来るし、多くの魅力的な都市が存在している。
こう言った所を訪れ、本当の意味でタイを知る事が出来るかもしれない。
私は声を大にしてタイ旅行をする人に地方都市へ旅行に行く事をおススメしたい。これがテロに巻き込まれる危険性を下げる方法でもあるからだ。
タイ旅行をする人が絶対に避けなければならない一つの事
次にタイ旅行をする人が絶対に避けなければならない1つの事を記載したい。
タイ旅行を予定しているのに主要な観光地へ訪れる事が出来ないというのは我慢できない人もいるかと思う。
私自身もそういった意見には賛成である。
せっかくの休みでもあるし、ワットポーやカオサンロードなど旅行を楽しみたい人はそのまま楽しめばいいと思う。
いつどこにいてもテロと言うのは防ぎようがない。もうテロに遭ってしまったら運命として受け入れるしかない。どんなに細心の注意を払っていてもテロに巻き込まれてしまう事は避ける事が出来ないだろう。
これは残念ながら事実であり、どんな対策を立てていても被害に遭ってしまう事は避ける事は出来ないのだ。
しかし、私は声を大にして注意喚起したい事がある。
タイを旅行で訪れる人に絶対に避けるべきだと伝えたい事。
それが、夜の街にはいくなという事だ。
もう一度言う。夜の街には行くべきではない。
タイはご存知の通り、世界でも有数の男性天国であり、夜の街が発展した国だ。こういった場所を訪れる事を目的に世界中からタイを訪れている人も多くいる。
バンコクのソイカウボーイ、タニヤ、ナナプラザこういった世界的にも有名な歓楽街には多くの外国人が集まる。
このような不特定多数の外国人が集まる場所でテロが起こる可能性は非常に高い。
外国人が多く集まり、腐敗した退廃した文化だと思われているからだ。こういった場所はテロの格好のターゲットになってもなんらおかしくはない。
もう一度言う。夜の街には行くべきではない。
何度でも言いたい。夜の街には行くべきではない。
どうだろうか?少しイメージがしづらい人もいるかと思う。
イメージがし辛い人の為に、具体的にもしこのような場所でテロが起こった時、どういったことが想定されるのか具体例を出して一緒に考えてみたい。
もし、貴方がナナプラザのオブセッションでテロに巻き込まれた場合
テロが起こってしまった時の状況について具体的な想定シナリオを基に記載してみたい。
自分がテロに遭ってしまったと想像してみてほしい。きっとあなたも何か深く考えさせられるに違いない。
テロ想定シナリオ1.爆弾を体に背負ったテロリストが自爆テロをナナのオブセッションで起こした場合
まず、最初に自爆テロに遭ってしまったら即死してしまう可能性が高い。
残念ながらこのケースではもう死ぬしかない。おそらく死を受け入れるしかない。自分が死んだ事すらわからないままこの世とおさらばしなければならない状況に陥るだろう。
そして自爆テロが起こった事が全世界へと報道され、被害者の日本人としてあなたの名前も世界的に報道される。
報道を見た全世界の人々が心配してくれるだろ。悲しみにくれてくれるだろう。可哀想だと思ってくれるだろう。
でも、これは最初だけだ。
なぜなら、多くの日本人や世界の人々にとってナナのオブセッションはあまり知られていない。2015年に起こったエラワン廟だってタイを訪れた事が無い人にとっては知られていない観光地であった。
そして、ナナプラザのオブセッションで自爆テロ発生と報道され、数多くの悲しみに暮れていた人間たちがオブセッションというワードでGoogleで検索をかけるだろう。
そして、この場所がどういった所が分かることになるのだ。
さて、どうだろうか?
いったいどんなとこで死んでるんだ?とならないだろうか?
何してる時にテロに遭ってんだよってならないだろうか?
どんなとこで生涯を閉じてるんだってならないだろうか?
死んでしまうなら別に自分の事はどうでもいいとおもうかもしれない。死んだ後の世界はどうでもいいと思うかもしれない。
しかし、少し真剣に考えてみてほしい。
あなたが、死んだ後の世界を考えてみて欲しいのだ。
あなたの家族が自爆テロが起こってしまった現場を訪れた時にいったいどんなとこで被害に遭ってんねん!ってならないだろうか?
あなたの家族が三回忌とか七回忌とかで毎回ナナプラザに黙とうしに訪れてくれるだろうか?
私だったら絶対訪れないだろう。
最初からいなかった人として忘れたい過去として扱うだろう。
想像してみてほしい。
こんなとこでテロの被害に遭ってはあなたの家族にも多大な迷惑が掛かるのだ。
あなたの家族や同じ日本人の同胞の為にも夜の街には近づかないべきではないだろうか?
テロ想定シナリオ2.銃を持ったテロリストがナナプラザを襲撃し、オブセッションのオカマ20数名と日本人を人質に取り、200億円の身代金を日本政府へ要求していると報道された場合
自爆テロではなく、パリの襲撃事件のように銃を持ったテロリストがナナプラザを占拠した事を想定してみてほしい。
テロリストは人質を立てに身代金を要求する事が想定される。これはテロリストの常套手段でもある。
そして、日本政府へ法外な身代金を要求する報道が全世界へ流される。
この報道を見てどうおもうだろうか?
まず日本は助けてくれるのだろうか?
外務省はどういった対応をとるのだろうか?
私が考えるにシカトする可能性は非常に高い。シカトしないにしてもダリィな、助けるのめんどくせぇ、ろくなもんじゃねぇってなるのではないだろうか?
海外では自分の身は自分で守らなければならないのが鉄則ではある。しかし、海外にいる日本人に対して各国の日本大使館は日本人を保護するよう働きかけてくれる。しかし、この襲撃事件は助けてくれるように動くとは到底思えない。
そして、日本政府だけではない、あなたはこの報道を見てどう思うだろうか?
助けたいと思うだろうか?
多額の血税を使ってでも、あらゆる面でのコネを使って交渉して助け出したいと思うだろうか?
人命は地球よりも重い。絶対に助けなければならないと思うだろうか?
もし、あなたの同級生や友達があなたがナナプラザのオブセッションで拘束されている事をテレビで観た時にどう思うだろうか?
どんな大人になってんねんって思わないだろうか?
中学卒業から会っていなかった初恋のあの子もあなたの事をテレビの報道で見掛けるかもしれない。
久しぶりにみたあなたがオカマたち20数名とあなたが拘束された姿をテレビでみて落胆するのではないだろうか?
こんな人生でいいのか?純粋なあの頃とは打って変わったあなたを見て初恋のあの子は落胆するに違いないのでないだろうか?
あなたの家族や同じ日本人の同胞、そしてあなたの名誉の為にも夜の街には近づかないべきなのだ。
普通の観光地でテロに遭ってしまったらそれはもう仕方ないし、全世界が悲しみくれ、そして同情に沸いてくれるだろう。
しかし、このような夜の街ではこういった同じ結果にはならないだろう。
もしあなたがどうしても訪れたいと思うのであれば今説明したようないくつかの想定されるシナリオを認識したうえで繁華街へ向かうべきであると思うし、こういった繁華街でテロに遭う事は絶対に避けるべきではないのか?という事で誠に勝手ながら、注意喚起させてもらった。
最後に
もし、あなたがどうしても海外旅行へ行きたというのならば今読んだ事を頭に入れておいて欲しい。
テロというものはいつ、どこで、起こるか想定が出来ない。
そして、今の世界情勢ではいつテロに遭っても決しておかしくない状況になっている。
年末年始などは特に人が集まり易くテロが起こる可能性が高いだろう。
世界中が恐怖に包まれている。
いつどこの国、どの都市で無差別テロが行われるかもしれない不安が世界中を包んでいる。
私自身もとても怖い。そして、恐怖というのは伝染する力も持ち合わせている。
人から人へと恐怖が病気のように伝染するのだ。
グローバル化された世界は今、テロの恐怖も世界中でシェアされてしまっている。
外国であるバンコクに住む私自身もテロが本当に怖い。
2015年8月に起きたバンコクのテロを実感したからこそ更に強く恐怖を感じる。
日本よりも今私が住むタイは数倍テロが起こる可能性が高い。
今回この記事を書いたのも私の恐怖心から来たものだった。私は怖くて仕方なかったのだ。
海外に生活している日本人として少しでも多くの日本人にテロについて知って貰いたいという想いから、書かずにはいられないといった追い込まれた心境に至った。
日本においてはテロが起こる可能性は低いが、それでも外国人が集まる繁華街にはいかない方がいいだろう。
海外旅行でも人が集まる場所とくにヨーロッパは未だ新たなテロが起こる可能性が高いと思う。
ヨーロッパだけでなく、東アジア、東南アジア、アフリカ、中東、アメリカ大陸、どの国もテロが起こる可能性がある。
もし、あなたが旅行に行く際は本当に大丈夫かどうか改めて考え直すべきではないだろうか?
私自身も怖くて仕方がない。
ここ数日は色々考えすぎてしまい、怖くて怖くて仕方が無かった。
もうこれ以上海外で生活するのは危険すぎると感じ、怖さから日本に帰りたいとも思ったほどだ。
しかし、だ。
海外が好きな私から海外生活を奪ったら私には一体何が残るのだろうか?
外国の人たちと共に生活し、仕事し、同じ時間を共有する事の大切さを実感している私から海外生活、外国人達との異文化交流を奪ったら、何が残るのか?
夜の街に行かなくなった私はセミの抜け殻みたいな感じになるのではないだろうか?
テロに対する強い恐怖を感じながらも、一方でこう、強くも感じるのだ。
そもそもテロリズムとは人々に恐怖を与える事を目的としている。
世界各地で起こりうる無差別のテロリズムとは世界の人日に恐怖を与え、怯えさせることを目的としているのだ。
そして、今私はテロの恐怖に怯えている。
これはまさしく私自身がテロリストの思うつぼにハマっているのではないか?
怖がっていたら、それはテロリストの思惑通りに動いている事になるのではないのだろうか?
そう。
恐怖に怯える事こそテロリストの思うつぼなのだ。
怖がってはいけない。
恐怖を与える事こそ、テロリストの目的を達成していることになるのだ。
テロリストの思い通りになんか絶対になりたくない。
テロの恐怖になんかに怯えて暮らしていきたくはない。
たった一度の人生なのだ。怖がってビクビクしてはいけないのではないだろうか?
本当に好きな事をテロなんかに怯えて止める事は絶対にしたくないと感じる。
今回テロ対策という記事を書くに至ったが、危険な場所には近づかないという事も重要ではあるが、一番重要な事は恐怖に負けてはならないという事を伝えたかった。
なぜなら、私自身が恐怖に負けそうになった。しかし、恐怖に負けては駄目なのだと強く感じる。
私はテロリストには絶対に負けたくない。
テロの恐怖には負けない。絶対に負けない。そう強く心に言い聞かせている。
色々書いてしまったが、矛盾しているように思えるかもしれないが、私は今日も人が集まるテロが起きやすいと言われる繁華街へ足を運ぶ。
絶対に避けるべきだと言いながら私は今日も明日も明後日もテロに怯えることなく、ナナプラザへと足を運ぶ。
なぜなら恐怖に怯えながら、生涯を閉じたくないからだ。
テロに対して注意は必要だが、恐怖に怯えて自分が本当に好きな事を止めるべきではないのだ。
たとえ、無差別テロに遭ってしまったとしても、ナナプラザのお立ち台で立ったまま死んだ方が、外に出ないで怯えて生き延びるよりずっと良い。
私はテロの恐怖には負けない。絶対に負けない。