タイで上手く仕事する為に必要な”三種の神器”とは?
タイで働く上で最低限必要なことがある。
それは二つある。
まずはこれを押さえておくこと。
タイ就職をする上で最低限必要な二つのこと
まずタイで働く上で最低限必要な二つの事について記載していく。
英語
まず英語が一番重要。
高いスキルは求められないが、どの企業の面接でも英語力は問われるだろう。
タイで働く日本人の英語力はそこまで高くない。
しかし、基本的に業務は英語で行われる。
超一流企業であればそこで働くタイ人は徹底的な日本語教育を受ける為、日本語のみで仕事可能な環境もあるが、
これは稀な方で基本的には全て英語でやり取りをしていく。
なので英語はある程度の勉強はしておいた方がいい。
職種や募集要項にマッチした経験やスキル
そして、次に職種や募集要項にマッチした経験やスキルがあるかどうかということ。
新卒でタイで就職する事も勿論可能だが、足元を見られてしまい、5万バーツなどの最低賃金近い給与で雇われてしまうだろう。
このような仕事は給料も安くなりがちで、やりがいも小さい。
日本では新しい職種、異業種に転職をしてもある程度人材として教育をしてくれるだろう。
しかし、タイの企業は基本的に即戦力の日本人の人材を求めている。
なるべく早くパフォーマンスを出す、結果を出してくれる人を望んでいる。
実際に異業種から転職してきて、試用期間で解雇されてしまった人も見てきている。
わざわざタイに来たのに数か月で路頭に迷ってしまう事になるのだ。
経験や職種にあった仕事をしていれば、給与や仕事の条件面でも企業側と交渉が出来る。
数社受けて数社内定を貰い、その中から条件の一番良い会社に入る事が出来る。
私の経験からでは自分の経験や職種にあった仕事をするべきだと思う。
ある程度日本で働いてからタイで働く事をおススメしたい。
最低限必要な二つの事と更にあると良い三つの事
この二つはまずタイで働く前に企業側が一番初めにチェックするポイントである。
そして、この二つの能力があれば基本的にはタイで仕事をしていく事は問題ない。
上手くやっていけると思う。
毎年給与も上がっていくだろうし、ボーナスもそれ相応貰えるだろう。
この英語とある程度の経験というこの二つを押さえて仕事をしていけば何も問題はない。
そして、この二つのこととは別に更にある三つの事が出来るとあなたはタイでさらに上手くやっていけると思う。
タイ生活も楽しくなるに違いない。
今回の話はタイ就職を決めて、その後のタイで働き始めた後にあなたが行うべき重要な3つの事を記載したい。
タイで上手く仕事する為に必要な”三種の神器”
はじめに断わっておくと、この3つのことは必須ではない。
そして、上記でも記載したが最低限必要な二つの事を押さえておけばいい。
しかし、タイで働き、さらにうまく仕事する上で重要な3つの事を記載していく。
私はこの重要な三つの事をタイで仕事する為の処世術、三種の神器と名付けている。
おそらくタイで働いている人ほとんどは分かっていると思う。
それが、ゴルフ、夜の街に詳しい、タイ語の3つだ。
三種の神器 一つ目:ゴルフ
三種の神器の中でこれが一番重要。
上手くても、下手でもいい。
ゴルフを取りあえず始める事が重要なのだ。
タイでは週末しょっちゅうゴルフコンペが行われている。
そこにこぞってお客さんや社内の関係者が参加する。
タイではタイで働き始める前はゴルフをやった事が無い人が大半である。
しかし、タイに来てゴルフを始める人がめちゃくちゃ多いのだ。
好きか嫌いかは別としてほぼ8割の人がゴルフをしている。
そして、ゴルフをしないと日本人としてのコミュニケーション能力は半減する。
逆の言い方をするとゴルフをするだけでコミュニケーション能力が二倍になるのだ。
私は小学生か中学生の時にこう思っていた。
『サラリーマンなんてなりたくない。
酒を飲んで会社の愚痴を言うような大人にはなりたくない。
オヤジくさいダサいゴルフなんて絶対にやらない。』
タイに来てついに将来こんな自分にはなりたくないと思っていた禁断のゴルフに手を出しているのだ。
小さい頃に夢見ていたなりたくない自分に完全になってしまっている。
サラリーマンとか飲み会で愚痴をいう位ならまだいい。
でもゴルフだけはやったら駄目だと社会人になってからも誓っていた。
日本でも営業職に就いた友人達がこぞってゴルフを始めていたが、内心小馬鹿にしていた。
ゴルフは絶対にやりたくないと思っていた。
しかし、タイに来てやらざるを得ないと感じついにゴルファーになってしまったのだ。
それもこれもタイで働く日本人は駐在員、現地採用含めほぼみんなやっているからだ。
そして、みんなゴルフに誘ってくるのだ。
これは日本で言う飲み会に近いものがある。
今日飲みいこうみたいに軽い感じでゴルフ行こう、仕事終わり打ちぱなっし行こうと誘われてしまうのだ。
断る事も可能だ。誘われ続けても断り続ける事も可能だ。
しかし、タイではゴルフをやらざるを得ない環境になっているのだ。
そして、タイでゴルフをやればメリットもある。
まず、仲良くなれる。
これがタイでゴルフをする最大のメリットだ。
一緒に数時間ラウンドしていくと、色々な話をする事が出来る。
仕事場以外のプライベートの話も可能だ。
徐々にお互いの事を知っていき、仲良くなれるのだ。
そして、仲良くなっておくと、職場で何か問題が起こっても話を聞いてくれる、助けてくれるようになる。
正直ゴルフは私にとって面白いスポーツとは言えない。
サッカーやサーフィンの方が100倍以上面白い。
しかし、サッカーやサーフィンではじっくり話したりする時間がない。
ゴルフではラウンドを数時間回りその際にじっくり色々と話が出来る。
お互いを知ることが出来る。
スポーツとして面白いかは別としてコミュニケーションが出来るという点で非常に優れたスポーツであるのだ。
そして、ゴルフが上手くなればスポーツとしても好きになり、単純にゴルフ自体も好きになる。
ゴルフ代が安い。そして、キャディーさんも必ず付く。
タイのゴルフ環境は日本とは大違いな環境なのだ。
至れり尽くせりのゴルフ環境であり、タイで働く上で是非やっておきたいのがゴルフなのだ。
三種の神器 二つ目:夜の街に詳しい
次に重要な事は夜の街に詳しい事。
タイではゴルフと同じくしょっちゅう飲み会が開催される。
駐在員、現地採用ともに飲み会がめちゃくちゃ多いのだ。
そして、たいてい決まって一次会の後は二次会に夜の街に繰り出す。
お決まりパターンはタニヤ通り、ソイカ、ナナプラザだろう。
ここは基本中の基本のパターンだ。
正直みんな飽きている位行きまくっている。
そこで重宝されるのが夜の街に詳しい能力、知識だ。
ありきたりな二次会の場所ではなく、日本人もあまりいかないような楽しい場所。
こんなところを知っている、紹介できる人材は重宝されるのだ。
女性がいる場所だけとは限らない。
ダーツバーであったり、ビリヤード場であったり、それこそ二次会として楽しい場所であればどこでもいいのだ。
また別に記載したいが、私の周りにはこの能力に長けている人たちが非常に多い。
そして、このような人たちはしょっちゅう飲み会に呼ばれる。
夜の街に詳しいという事は接待を楽しくさせる為に重要な処世術なのだ。
三種の神器 三つ目:タイ語
タイではまず英語が一番重要だ。
タイ語は二の次でいい。
実際にタイ語を話せる現地採用は実は少ない。
おそらく50%もいないと思う。
これはタイ人の彼女、奥さんがいるひとにも当てはまる。
タイ語が必要ではないのが実情だ。
この広い世界でタイでしか使われていないニッチなタイという言語。
タイ語が話せるとそれだけで一段階他の人よりも長けた能力を持っている事となる。
タイ語が話せる、理解できると便利な所は色々となる。
まずゴルフではキャディーさんは基本的に英語、日本語が話せない。
タイ語のみなのだ。
簡単な数字とゴルフ用語のタイ語を覚えておけば、ラウンドする上で不自由はない。
ゴルフを楽しむだけであれば、キャディーさんとコミュニケーションを取る必要はない。
しかし、ゴルフのキャディーさんが可愛かったらどうなるのだろうか?
ゴルフだけすればいいのだろうか?
色々聞いたりしたくならないだろうか?
こんな時にタイ語が必要になる。
タイ語が話せれば、ラウンドを回る日本人だけでなく、キャディーさんともコミュニケーションが取れて盛り上がれるのだ。
キャディーさんとコミュニケーションが取れれば一緒に回っている日本人にも一目置かれる。
難しいタイ語は必要ない。
数点の下ネタのタイ語だけ覚えておくだけでも相当盛り上がるのだ。
綺麗な、可愛いキャディーさんが付いた時に何も話せない状態にはしない方が身のためだ。
そしてタイ語は職場でも必要だ。
タイ語が分からなければ、それをいいことにタイ人同士でタイ語を使って、色々と暗号を送られてしまう。
ニサイマイディーやらマイチョープやら言いたい放題だ。
タイ語が理解できればタイ人同士でタイ語で会話している暗号なような言葉も解読可能だ。
いい加減な事を言わせない抑止力にもなる。
タイ語が分かればタイ人からも一目を置いて貰える。
やはり英語なんかでコミュニケーションするよりも自国の言葉、タイ語でコミュニケーションした方が円滑に進む。
そして、なによりタイ人から好意を持ってもらえる。
職場のタイ人に信頼や好意を持ってもらう事は実は非常に重要だ。
日本人だけにフォーカスしていては最終的には上手くいかないだろう。
タイ人と働き、タイ人に認められて、彼らと共に働いていく事が実は一番重要な事なのだ。
私も日本語を一生懸命勉強していて、色々日本語について質問してくるタイ人は好意的に映る。
日本人にも同じことが言えるだろう。
タイ語が分かると一目置かれて、さらに楽しくなるのだ。
最後に
今回紹介した三種の神器はタイで仕事する上で絶対に必要なモノではない。
しかし、あれば必ず役に立ち、タイ社会を上手く世渡りしていく事が可能だ。
あなたもタイで働き始めたら是非この三種の神器を手に入れるよう行動してみてはどうだろうか?