タイであなたの英語力は向上するか?タイの英語環境
タイであなたの英語力は向上するのだろうか?
英語は世界共通語であり、基本海外旅行や移住する際に必須のコミュニケーションToolだ。
- 果たしてタイで英語は通じるのか?
- タイ人の英語力は高いのか?
- あなたの英語力はタイで向上するのか?
今回はタイの英語環境について記載していきたい。
タイで英語は通じるか?
あなたがタイで旅行に来たならば分かるかと思うが、
残念ながらタイの街中ではあまり英語が通じない。
あなたの英語が悪いのではなく、タイ人が英語を理解出来ていないのだ。
観光客が多く集まる観光地では簡単な英語が伝わる事もあると思うが、
基本的にタイ語オンリーで英語は通じない。
外国人が多く集まる国際的なバンコクでも非常に簡単な英語の単語ですら伝わらない。
タクシーも行先を伝えるだけなのに一苦労する。
質問や会話をする事は非常に難しい。
あなたが、タイに旅行しただけならばタイ人の英語力は低いと感じるだろう。
タイの英語力ランキング
下記図は非英語圏の国を対象にした英語力、英語習熟度を国別に表わしたランキングだ。
日本は14位に位置しており、適度に英語を理解出来るレベルとなっている。
一方タイは42位でランキングの中でも最低カテゴリーのとても低いレベルとなっている。
一概には言えないがこのランキングは的を得ていると思う。
タイ人の英語力はまだまだかなり低い。
このランキングからも分かるようにタイ人と日本人を全体として見ると、まだ日本人の方がタイ人よりも英語力は高いと思う。
日本人は義務教育で英単語やある程度の文法を詰め込みで英語を習う。
英会話が出来るかは別としてほとんどの日本人が英語を読めるし、文法を理解してる。
タイでは文法は以ての外で簡単な英単語すら理解出来ない、通じない事がまだ多い。
タイでは英語でコミュニケーションを取るのは非常に難しい。
ただし、タイには明るい未来がある。
これからタイはAEC発行に伴い、東南アジア、ASEAN10か国内で人、モノ、ビジネスが自由化する。
タイ人がカンボジア、ミャンマー、ラオス、ベトナム、マレーシア、シンガポール、インドネシア、ブルネイ、フィリピンに働く事も多く出てくるだろうし、その逆にタイ以外のASEAN諸国の人がタイで働く事も多くなってくる。
こうなってくるとタイの一般市民もASEAN諸国の人々とコミュニケーションを取る為、英語の必然的に必要性を感じる状態になるだろう。
おそらく数年もすればタイでも英語が一般化し、英語が通じやすい国、街になっていくに違いない。
私自身は将来タイは英語が公用化していくと考えている。
そして近い将来に日本以上にタイ人は英語を話すようになるに違いない。
タイ職場での英語環境
タイの街中ではまだまだ英語が通じない状態だが、職場ではどうなのだろうか?
タイの街中では簡単な英単語ですら伝わらないが、職場では基本英語が通じるのだ。
タイで働く場合、タイ語は必要ないが、英語が必須とほぼ全ての企業の募集要項に記載されているだろう。
タイでビジネス、仕事をする上で英語は必須であり、日本人とタイ人がコミュニケーションを取る上で必須の言語となっている。
大企業であれば英語だけでなく、ほぼ全てのタイ人が日本語を話していたりする。
これは日本人が英語があまり上手でなく、企業側がタイ人の日本語教育に力を入れている企業の場合に該当する。
私が働くタイのある顧客の日系企業でも徹底的な日本語教育を行っており、ほぼすべてのタイ人が日本語を話す。
その企業で働く日本人も職場で日本語で業務遂行している。
ほぼ日本と同じ環境で仕事する環境になっているのだ。
企業によってはタイ語、英語、日本語の3か国を話すタイ人が働いている。
しかし、多くのタイ企業ではタイ語、英語の2か国後で基本英語で業務を行っていく事になる。
タイ人の英語力は高いか?
職場で働くタイ人は流暢にビジネス英語を使用する。
日本人、タイ人も帰国子女や英語圏の大学に行った人、MBAを取った人など、英語圏で生活した人たちは国を問わず非常に流暢に英語を話す。
これらの人を除外して相対的に見てタイの日本企業、外資系企業で働くタイ人は日本人よりもビジネス英語力は高いだろう。
この場合は上記の英語ランキングには当てはまらないと直感的に考えている。
職場でのタイ人は日本人がその場にいればタイ人同士でも流暢に途切れなく英語で会話をこなす。
これはタイの大手日本企業、外資系企業で働くタイ人はタイの社会の中でも選ばれた人達で高等教育を受けてきた人たちだからだ。
簡単に言うとタイの大手日本企業で働くタイ人はタイ社会の中でもエリートなのだ。
しかし、職場での日本人とタイ人には圧倒的な英語力の差はない。
日本人には日本人特有の英語アクセントがあるが、
タイ人にもタイ人独特な英語のアクセントやイントネーションが存在していて、英語にクセがある。
文法も多々間違えるし、これも日本人と同様だ。
職場のタイ人は日本人よりも英語が上手だが、団栗の背比べのレベルで圧倒的な差はない。
あなたの英語はタイで向上するか?
タイでは基本的に英語で仕事が行われるので日本で仕事するよりも英語漬けの環境に身を置けることにはなる。
私は元々日本でも外資系で働いていたのでメールや会議も英語で行われていたので、あまりカルチャーショックはなかったが、
日本で日本企業で日本人だけと働いていたならば、英語で業務を遂行していく事に少なからずカルチャーショックや英語の必要性を感じる事になると思う。
一般的に英語力は向上するだろう。
常に英語を使用する為、次第に英語で指示やメールや会議を進めていく事にも慣れていく。
日に日に英語力が高まっていくだろう。
タイ人と日本人双方ともに非英語圏の国でコミュニケーションを取るときに英語を使用するが、
基本的には簡単な英語でやり取りを交わしていく。
相手が分かりづらい、難しい英単語は使わず、比較的簡単な英単語で業務を進めていく。
いくら英語が流暢に話せても相手に伝わらなければ、まるで意味がない。
英語は意思疎通、コミュニケーションを取る為の手段であり、目的ではない。
日本人、タイ人もネイティブが使うような難しい語彙や熟語は使用しない。
日本人、タイ人に独特なアクセントやイントネーションもある。
したがって、日系企業での英語環境ではネイティブが使用するような英語のやり取りは行われない。
なので既にあなたの英語レベルが既に高い場合、TOEICで800点後半以上取れるレベルの場合はタイではこれ以上に英語力を向上させるのは難しいと思う。
800点後半以上取れるレベルの方はタイの日本とは異なる英語圏の外資系企業に勤めて、ネイティブスピーカーと仕事をしていく方が良いだろう。
タイには日系企業以外の外資企業も多く存在しており、日本企業向けの業務を担当する給与も非常に良いポジションを多く募集している。
英語が既に流暢ならば日系企業でなく、欧米系の外資で働けばあなたの高度な英語力をさらに発揮できる舞台となるはずだ。
最後に
タイではあなたの英語も向上出来る可能性がある。
タイで働きながら英語環境漬けになるのも良いかもしれない。
英語を習得してさらなるキャリアアップも可能だ。
既にタイに住んで数年経つが、タイに来た当初と変わらず何よりもタイは本当に住みやすく、働きやすい非常に良い国だと思っている。
是非あなたにもタイで暮らす事、働く事をおススメしたい。