タイ就職活動 企業はあなたの何を重視するのか?
タイの人材紹介会社に登録が終了したら、次は企業との面接が待ち受けている。
今回はタイで行われる企業との面接と何を企業側が重視するのか?
日本の面接と明らかに異なる特徴
日本で就職、転職活動をするのと同様タイでも企業に出向いて面接を行う。
人事担当と面接、あなたが所属するであろう現場スタッフや課長との面接、最終面接として部長や社長との面接。
面接では自分の職歴説明をして、企業側からの事業説明を行ってもらうという流れ。
タイでの面接も基本的には日本と同様だ。
ただし、日本との面接で明らかに異なる特徴的な点が2つある。
この異なる点がタイで就職活動をして、内定を貰ううえで一番重要な事なのだ。
タイでの企業面接で特徴的は下記の二つだ。
- タイで働く理由が一番重要
- 経歴よりもやる気、モチベーションが重視される
タイで働く理由
私も2011年当時に数社の企業の面接を受けた。
なぜこの企業で働きたいのかという質問はされなかった。
しかし、なぜあなたはタイに来るのか?
なぜタイで働きたいのか?
全ての会社で同じこの質問を受けた。
企業側はあなたがなぜタイで働くのか?という事を非常に重要視している。
あなたのタイに対する想いや意気込みを企業側は確認する。
タイで働く理由が一番大切なのだ。
なぜ、タイの企業はあなたがタイで働く理由を重要視するのか?
タイ企業はあなたに長く働いて貰いたい。
企業側があなたに期待されているのはタイのスペシャリストになることだ。
駐在員は3年で帰任してしまう。3年はあっという間だ。
しかし、あなたは違う。あなた次第ではタイにいつまでもいて働く事が出来る。
これはあなたの強みでもある。
企業側はなぜタイで働きたいのか、非常に重視する。
ただ単にタイが好きだからでも、タイで暮らしてみたいでも理由は何でもいい。
ただし、強い思いと自分で理由に対する分析が必要だ。
なぜタイが好きなのか?旅行では駄目なのか?なぜ働かないといけないのか?
なぜタイで暮らしたいのか?他のASEAN,アジアの国では駄目なのか?日本での暮らす方が良いのではないか?
まずはあなたが純粋に考えるタイで働く理由を挙げて、そこからブレークダウンをしてなぜあなたがタイで働きたいのか
自分でまずは分析してみる事だ。
企業側に何を言われても、自分の主張を言い返せる位にブレークダウンして徹底的にタイで働きたいあなたの理由付けを持っておくことだ。
企業面接を受ける前になぜタイで働くのか自分で分析をして、明確な理由と強い意思を持つことが重要だ。
経歴よりもやる気、モチベーションが重視される
あなたが企業面接を受ける際に今までの仕事の経歴書を作成するだろう。
日本ではあなたの経歴を重要視する。
しかし、タイでは経歴よりもあなたのやるき、モチベーションが重要視される。
たとえ、業界未経験でも既に35歳や40歳を超えていてもやる気さえあれば企業側はあなたの意気込みを買ってくれる。
募集要項に40歳までと書かれていても50歳でもやる気があれば採用面接を受けれるし、実際に内定も貰える。
私の周りにも実際に40代から移住して、タイで働いている人が3割近くいる。
みな共通しているのはやる気がある人たちだ。
募集している業種の経験があってもやる気がなければ、やる気のある他の志願者を採用するだろう。
実際、タイでの人材採用は書類選考で落とすことはほぼなく、まずは未経験でも人物重視、やる気を見て採用しようとする傾向にあるように感じる。
私自身全くの異業種であったが、保険業界の案件を紹介され、面接を受けた経験がある。
どのようにやる気を企業側に見せるかはあなた次第だが、
私の場合は企業との面接後には必ずメールでお礼の連絡をして、あちらから連絡があった後に企業側の話を聞いて絶対に入りたいという意思が更に強まったと更に追い打ちを掛ける形で連絡をした。
面接を受けているのは自分だけではない、他の人も多数受けている。
絶対に受かりたい、やる気があるという意思が企業側に伝わるのではないかと思い、私はこれを実践した。
どんな方法でも構わないので面接ではモチベーション、やる気を見せる事が大切だ。
私の経験
最後に私の面接経験の時の状況を補足で紹介したい。
私は海外で挑戦してみたいという思いが昔からあった。
日本で外資系企業で働いていたのもいづれ海外に出れるのではないかという思いがあり、過酷な状況でも継続して働いていた。
しかし、実際には日本国内の仕事、プロジェクトで手一杯で海外に出て働くという時間がなかった。
私の方から直属の上司、部長にも定期的な面談で私の想いを伝えてはいたが、チャンスも巡っては来なかった。
元々外資系企業でヨーロッパ系の人たちとは以前の会社でも日本で既に働いていた。
一般の人よりは日本に居ながら海外の人たちと働いている環境にあったと思う。
しかし、海外には一度も仕事で出たことがなく、自分が通用するのか知りたかった。
外資系であるが、アジアに派遣されるような仕事は無く、このまま会社にいればそれなりの給料を貰い続けられるが
挑戦するのは今しかないと強い思いがあった。
また、タイは旅行で来ており、いつも活気が溢れているように感じた。
タイから日本に帰ってくるといつも虚しさ、静けさを感じる程、タイは賑やか、喧噪、発展していると感じていた。
次第にタイが好きになって、日本に居る時からもタイの情報を得たいと思う程、タイにハマって行った。
私は面接時タイ企業側に話して海外、タイで働きたい理由を洗いざらい、説明した。
今までずっと強く思っていた事。
前の会社でも海外で働きたい意志を伝えていたが、実現しなかった事。
自分で動くしかないと決断した事。
タイが好きな事は面接官であるあなたの上司もおそらくそこまでの突込みはしないだろう。
なぜなら、タイで働いている現地採用、駐在員の多くはタイが好きなのだ。
どの企業からもタイで働きたい理由を質問されたが、理由が甘い等の指摘はされなかった。
タイでの企業面接で大切な事 まとめ
なぜタイで働くのか自分で分析をして、明確な理由と強い意思を持つこと。
どんな方法でも構わないので面接ではモチベーション、やる気を見せる事。