放射能汚染の心配がない、原発、地震のない国
2011年まで私は東京で暮らしていた
2011年3月11日の東日本大震災を今でも忘れていない。
あの惨劇があったから私はタイに来た。
あの時の恐怖は一生忘れる事は無いだろう。
東日本大震災での経験
2011年当時地震が来る1週間前位から数回小さな地震が来ていた事もしっかり覚えている。
仕事が忙しすぎた為、地震なのか、私自身がクラクラしていて揺れていたのか定かではないが
今思うと大地震が起こる予兆だったのかもしれない。
そして2011年3月11日の大震災発生。
東京ですら酷い揺れを経験した。
働いていた人みんなでデスクの下に身を隠した。凄い揺れだった。
地震が落ち着いた後は公園に避難し、テレビをワンセグでチェックした
テレビではニュースキャスターがヘルメットを被り、津波が東北の街を飲み込む様子がリアルタイムで放映されていた。
これは映画なんじゃないかと思う程凄まじい映像だった。
電車は止まり、帰宅が困難になった。
私が生まれてきた中で一番大きい地震であったが、小さい頃から地震自体は何度も体験していたし、
日本事態も何度も震度6以上の大地震を経験している為直ぐに立ち直るだろう位に考えていた。
原発安全神話の崩壊
しかし、その夜、地震、津波とは別の緊急事態が発生する。
それが福島原発の非常事態宣言だ。
まだその時は大したことないと思っていた。直ぐに解除されるだろうと高を括っていた。
その後の状況は皆さんご存知だと思うが、原発は爆発し、放射能が大量に大気へ放出
日本は放射能に汚染されてしまった。
原発は安全といい続けてきた神話が崩れた瞬間だった。
3月14日の月曜日朝会社へ出社すると私のチームメートの外国人チームは皆国外へ避難していた。
私は外資系働いていた為、多くの外国人同僚がいたのだが、皆会社に来ていなかった。
みな国へ帰っていた。
直ちに影響はないと当時の官房長官はしきりにテレビの会見で国民へ訴えていた。
放射能は実際人間の目には見えず、大量の放射能を一気に浴びない限り直ぐには影響は出ない。
官房長官は言っていた事は正しいと思う。
ただし、私の外国人同僚は皆避難した。政府の言うことなど聞きもせず
会社からは避難指示等は出ていないがそんなことも聞きもせず皆自己判断で放射能の危険がある日本から逃げて行った。
会社に来ていたのは日本人だけだった。
みなマスクをしているだけで変わりなく仕事している。
日本政府、企業から言われたとおりに逃げもせず、仕事をしている日本人。
日本政府、企業の言うことなど聞きもせず、逃げ出した外国人
どちらが正しいのか疑問だった。
原発の問題がひと段落付いたと思われる1か月後彼ら外国人は日本に戻ってきて仕事を開始するのだが、
一度彼ら外国人に与えた影響を拭うことは出来なかった。
彼らは自分の仕事、プロジェクトを終えると日本でこれ以上仕事したくないと日本から出て行ってしまった。
これからの原発問題
私も個人的に原発の問題はこれからだと思っている。
日本の国土は既にチェルノブイリ以上の放射能が放出されてしまっている。
これから色々な所でこの被害が出てくると考えている。
直ちに影響は無いが、何年後かには影響が出てくる
既に福島の子供達に甲状線ガンの例が何件も出てきている。
子供は大人よりも放射能の影響を受けやすい。
これからもっとこのような例は増えてくる、子供だけでなく大人も何かしらの影響が出てくるだろう
一度放射能に汚染されてしまうと細胞は再生されず、滅びるのを待つだけだ。
またDNA,遺伝子を破壊される為、あなただけでなくあなたの子供、あなたの子孫にも大きな影響が出てくる。
その時に日本政府は助けてくれるのだろうか
他の要因だと決めつけ、原発、放射能の影響ではないと言うのではないだろうか?
放射能汚染の心配がない国へ
私は海外移住を決めた全ての原因は放射能ではないが、一つの要因であったことは確かだった。
私自身は左翼でも特に大きな思想は持っていないが、日本が大好きな一般的な国民であったと思う。
今も変わらず日本が好きだ。
しかし、この震災時の日本政府の対応、放射能に汚染されてしまった現状を見て、海外移住を後押ししてくれた。
タイには原発はなく、地震もほとんどない。厳密にはチェンマイなどの北部では偶に発生するのだが、
放射能の恐れを考えなく生活出来るのだ。
タイも将来的には原発を稼動させるかもしれない。そういう動きも実際あることは知っている。
しかし、今現在では原発はないのだ。
放射能の危険にさらされないためには今何をすべきかが一番大切だ。
すくなくとも今現在原発がない、放射能の汚染の恐れがないタイの方が日本よりも安全だといえる。
放射能の心配は本当に無駄な心配だと思う。
私たち一般人には考えたところでどうする事も出来ないのだ。
その汚染された土地から避ける、逃げるしか方法がない。
タイは原発もない、地震もない、放射能の危険も無い国。
原発のない世界へ