一生使い続けよう!壊さない為のおすすめサーフボード8つの管理方法
サーフィンはサーフボードに乗って波の上を滑るスポーツです。
このサーフボードはサーフィンする上で欠かせないモノですが、決して安いモノではありません。
サーフィンしてみたい人は実は非常に多いです。やってみたいという人に今まで数多く出会いました。
実際に体験サーフィンということで、大学生の時には、数多くの人を海に連れて行きました。
サーフィンをやってみたところ、実際のイメージと違ったという人が大多数ですが、これから続けてみたいという人も少なからずいました。
しかし、ここで一つネックになることがあります。
それが、サーフボードの価格です。
サーフボードは、5万円くらいから高いモノでは20万円くらいはします。
気軽に購入できるモノではありません。
サーフィンを始めたいと思っても、サーフボードを購入するところで、敷居の高い部分になり、足踏みしてしまうんです。
そして、サーフボードはしっかり管理しないと直ぐに壊れてしまったりもします。
本当よく壊れるんです。リペア代もバカになりません。小さい傷でも1万円とか普通に取られたりします。
板は壊れやすいモノです。
しかし管理方法次第ではずっと使い続けることも出来ます。
ここで、サーフィンの先輩から教えて貰ったことを紹介します。
この先輩は湘南のプロサーファーだったのですが、毎年新しい板を購入していた僕に対して、こう言われました。
「同じ板に乗り続けていれば、その板がいつかマジックボードになる」
「色々な板に乗るよりも、一つ決めたサーフボードに乗り続けた方が絶対に良い」
こう言われたわけなんですが、いろいろな板を買っていたことに対して、非難するような発言でしたが、今思えば本当正論だなと思うんです。
ここで言うマジックボードとは、魔法の 板という意味で、その板を使うサーファーにとってのベストな板という意味です。
やっぱり長年同じ板を乗り続けているとその板の特徴が分かってきます。どのようにして乗ればいいのかもわかってきます。
他の板に浮気するのではなく、同じ板に乗り続けるべきだとやっぱり僕も思うんです。
自然環境が壊れるとサーフィンが出来なくなりますから、環境も考える必要があり、モノを大事にするべきです。
サーフボードは高価なモノです。そして、壊れやすいです。
しかし、しっかり管理していけばいつまででも使用出来ます。一生使い続けることもできるんです。
そう考えたら非常に安いモノでもあるのです。
高いと思って二の足を踏んでいる人に実はサーフボードは安い買い物だと強く言いたいんですね。
そして、安い買い物になるかどうかは自分の管理次第です。
今回は、サーフボードを長く使い続ける為に必要なサーフボードの管理法について記載したいと思います。
大事に使おう!おすすめサーフボード8つの管理方法
これからサーフボードを買おうとしている人にオススメの管理法を8つ紹介します。
その1.移動する時は必ずハードケースを付ける
海の中で板が壊れてしまうのは、実はサーフィンが上手くなった証拠でもあったりします。
色々な技にチャレンジしたり、大きな波にチャレンジしたり、シャローなリーフのポイントでサーフィンしたりすると板が壊れてしまうことが結構あるんです。
海の中でサーフボードが壊れてしまうのは、いわば仕方ない部分でもあります。
あまりに大事に使いすぎて、過保護的に板が壊れないようにサーフィンするのもおかしな話です。
思いっきり使ってこそのサーフボードなので、壊れてしまうのは避けられないことです。
長年サーフィンしている人であれば、板が削れてしまったり、割れてしまったり、折れてしまうことも皆経験しています。
でも、実際には海の中よりも陸上で壊すことの方が多いんです。
陸上で移動する際はソフトケースを必ずつけて移動しましょう!
その2.海から上がったら、必ず水をかけて塩水を落とす
これも基本中の基本事項です。
海から上がったら、必ず水でサーフボードを洗いましょう。
同じ水でも海水は塩素を持っているので長く付けていると板を覆う表面の樹脂が塩水で酸化し、黄色く変色します。
なので、しっかりと海水を落してください。
自分の体だけでなく、海から上がったらサーフボードもしっかり塩水を洗い流しましょう。
その3.定期的にワックスを剥がして、傷がないかチェックする
サーフィンする際にサーフボードにはワックスを塗ります。
まずは基本となるベースコードを塗ります。
ベースコードは一度塗れば、剥がれてしまうまではずっと使用することが出来ます。
次にベースコードの上に、サーフィンする度に塗る滑り止めのワックスを塗ります。
このベースコードですが、季節毎に水温が変わるので、春、夏、秋、冬の春夏秋冬塗り替える必要があります。
これ以外にも定期的にベースコードは剥がすようにしたほうがいいです。
なぜなら、ワックスに隠れて板が傷ついている可能性があるからです。
ワックスを塗る部分は基本的にサーファーの足裏の部分です。
足が滑らないための滑り止めなんですが、この部分が割れてしまうことも結構あるんです。
そこから水が入ってしまう可能性もあるので、1、2ヶ月ペースでベースコードも剥がすようにしましょう。
傷がないか定期的にチェックしましょう。
その4.最低限のリペアは出来るようにしておこう
サーフボードは壊れやすいです。
簡単に板が割れてしまいます。そして、すぐに応急処置をしないと水を含んで重くなってしまうのですぐに使いモノにならなくなってしまいます。
とくに最近話題のEPS(発泡スチロール)素材とエポキシ樹脂で作られた非常に軽いボードは壊れやすいです。
恒久的な対応はサーフショップなどに任せるとしても、まずは応急処置を出来るようにしておきましょう。
リペアテープ、リペアキットは必ず用意しておき、使い方を熟知しておきましょう。
樹脂を塗って、太陽の下に10分ほど置くだけでリペア完了です。非常に簡単ですのでリペアキットは必ず用意しておきましょう。
また、板が壊れたら、一時的な対応のままにしておかないですぐにサーフショップのリペアに出しましょう。
板が割れてるけどテープ貼って海で使い続けているサーファーって結構多いです。
板の寿命を縮めるだけなので壊れたら直ぐにリペアに出しましょう。
その5.日に当たる場所には、置かない
サーフボードは基本日の当たる所で管理しないようにしましょう。
夏のビーチなどで、レンタルサーフボードは太陽の日差しが強い所に置かれていますが、あれは営業用です。
自分の板は日の当たる所に置かないようにしましょう。
太陽の光に晒しておくと、板が黄ばんできます。
熱を持って黄ばんでしまうんですね。また、地面がアスファルトだと板が削れて傷ついてしまう危険性もあります。
これを防ぐ為にサーフボードのスタンドも車の中に入れておきましょう。
なお、余談ですが、サーフボードの色で言えば、僕は黄色をオススメします。
だいたいサーファーが使っているボードは白が基本だと思います。
黒などの濃い色は太陽の光を吸収してしまうので使わないとは思いますが、ちょっと派手に思われますが、コンペサーファーなら黄色がいいと思います。
実は海の中で一番映えるサーフボードの色が黄色だったりするんですね。
僕は大会にも出場するコンペサーファーだったんですが、フリーサーフィンでは普通の白色のサーフボードを使っていましたが、サーフショップの合宿などでビデオに撮って貰う時や大会に出る時は黄色の板を使ってました。
やっぱり目立ちますから審査員にもビデオを撮ってもらう人にも分かりやすいんです。大会なら黄色のサーフボードで出場しましょ。
その6.車の中で管理しない
これも基本中の基本ですが、車の中にサーフボードを置き続けることは止めましょう。
海に行く時だけ、車の中に入れておくべきです。
実は僕自身も家に持って帰るのが面倒だったので、自分の車の中に入れて保管していたこともありました。
サーフィンとは関係ないのに、車を使う時もサーフボードが中に入っていたんです。
板が車の中に入ってる状態で事故を起こしそうになって急ブレーキをしたことがあり、その時に板が助手席と運転席の間の部分をとびだして、運転席の正面ガラスに直撃しそうになりました。
車の中で管理していると、板が壊れる原因にもなります。車の中には保管しないようにしましょう。
その7.家の中の風通しの良いところで保管する
サーフボードの管理は風通しの良い所にサーフボードを置いて管理しておきましょう。
風通しの良い室内であれば、黄ばんだり、劣化してしまうのを避けることが出来ます。
ベランダや庭で管理するのは止しましょうね。
部屋に飾っていつも見える場所に置いておけば、愛着もわくはずです。カッコいいインテリアにもなります。インテリアとしてもおすすめだったりします。
ただ一つ注意して欲しいのは、物置状態にならないようにしましょう。
結構インテリアの一つとしてサーフボードを飾っている人もいます。そして、使わずにインテリア化してしまうサーファーも多いんです。
サーファーなので実際に使いましょう!
その8.サーフトリップは、特に気をつけて
実はサーフボードが一番こわれやすいのは、サーフトリップに行く時なんです。
とくに飛行機の移動時は注意が必要です。
航空会社の人たちはサーフボードを割れ物扱いしてくれません。普通のバゲージと同じように扱います。
実際にサーフボードを機内荷物として預けて、目的地に着いたらノーズが壊れていたという経験も僕自身がしてしまいました。
バリ島についてこれから良い波乗ろうとウキウキしてホテルでサーフボードを開けてみたら、ノーズが割れていたんです。
本当大切な板だったので、ガルーダ・インドネシアにはブチ切れましたね。
でも、今思うとこれは僕が悪かったんです。航空会社を舐めきってましたから。
ハードケースだけではダメなんです。
中にタオルや着替え用の服などを入れてクッション材にする必要があったんですね。しっかり保護してあげる必要があったんです。
この事件があってから、海外へサーフトリップに行く際は必ずサーフボードのハードケースだけでなく、クッション材を中に詰めて保護させるようにしました。
こうするようにしてからはトラブルは発生していません。
しっかりしたハードケースをまずは購入して、その中にタオルとかガムテープでしっかり固定してから、サーフトリップに出かけましょう!
最後に
如何だったでしょうか?
基本的なことでしたが、これさえ守れていればサーフボードは長く使用することが出来ます。
もし海の中で壊れてしまったら、それは仕方のないことです。
リペアに出して水が入って重くならないようにケアしましょう。
海の中でサーフィンしていて板を壊すのはある意味サーファーの勲章です。
頑張っている証拠でもあり、上手くなっている証拠でもあります。
まずは、海以外で板が壊れないように、劣化しないようにしっかり管理していきましょう。
長年同じサーフボードを使い続けていけば、きっとその板があなたにとってのベストな板であるマジックボードになってくれるに違いないでしょう。