サーフィンは危険なスポーツ。Surferが取り入れるべき8つの習慣
サーフィンは海という自然を相手にしたスポーツです。
自然を相手にしているため、気をつけなければならないことがあります。
最高に面白いスポーツですが、自然相手なので、命の危険にさらすことにもなりうるスポーツなのです。
今回はサーフィンをする上で、続けていく上で注意しておくべきことを8つの習慣をまとめてみました。
これからサーフィンを始めようと思っている人に少しでも役に立てば幸いです。
サーフィンは危険なスポーツ。取り入れるべき8つの習慣
今回紹介するのはサーファーには基礎中の基礎のことかもしれません。
しかし、こういった基礎はサーフィン続けていくと、忘れてしまいがちな部分があります。
今回は再認識する意味も込めて、サーフィンするうえで、注意するべき、取り入れるべき習慣を一つずつ順に紹介していきます。
其の1 一人では海に行かない
サーフィンは一人で行うスポーツです。
波と板があれば、他に一緒にスポーツを行う人は必要ありません。
自分だけで楽しむことが出来る個人スポーツです。
しかし、基本的には一人では海に行かないほうがいいです。
誰かと一緒に海に行くように心掛けましょう。
なぜなら、海で流されてなくなってしまう人の多くが、一人でサーフィンに行って、トラブルに遭ってしまい、行方不明そして亡くなってしまっているからです。
もし、仮に誰かと一緒に海に行っていれば、大波に飲まれて溺れてしまったとしても、強いトップカレントに乗ってしまい潮に流されてしまったとしても、助けて貰えた可能性が高いのです。
緊急事態で、たとえ一緒に入ったサーファーが助けることが難しくとも、救助を直ぐに呼んで貰えます。
これら海で起こりうる不測の事態に対して、一人で海に入っていては対処が出来ません。
初心者には特に一人ではなく、友達などと一緒に海に行くことをオススメしたいです。
出来ればサーフィンを長年やっている上手い人と一緒に海に行くべきです。
なぜなら、一緒に行った仲間も同じように潮に流されてしまう可能性がありますが、上級者がいればそのポイントの状況も把握し、的確なアドバイスをくれるからです。また、助けてくれることもあります。
サーフィンは、一人でも楽しめるスポーツです。
しかし、一緒に海に行って、いい波を共有して、お互いに楽しみながらサーフィンしたほうが絶対楽しいです。
いい波に乗った時に友達に見てもらえた。あの波のライディングが良かった。
波待ちしている時も話をすることができます。一人だと黙々と波が来るのを沖合で待っているだけです。
海に入っている間、会話することはなくとも、海から上がった後に話したり、帰りの車の中でいろいろな会話ができます。
個人スポーツに思われますが、実はみんなでサーフィンしたほうが面白いし、楽しいのです。
リスク管理的にも、サーフィンをもっと楽しむためにも友人と一緒に海に行くべきです。
初心者は絶対に一人ではいかないようにしましょう。
意外と忘れがちですが、一人では海に行かないに越したことはありません。その土地の波を熟知したサーファーでも、誰かと一緒に海に行くべきだと思います。
其の2 リーシュは定期的に交換する
サーフィンは沖で波待ちをして波に乗るスポーツです。
サーファーは結構沖に出て波を待つんです。足がつくポイントで波を待つことは稀です。
そして、サーフィンするポイントは潮の流れが激しいポイントも多いんです。
これが結構危険なのです。
サーファーは沖合で波を待っている間に、結構流されてしまうんです。
知らないうちに気づいたらかなり流されていたことなんて日常茶飯事で発生してしまいます。
万が一、潮に流されたとしても、サーフボードがあればどうにかなるんです。
たとえ潮の流れが強烈でも、サーフボードがあれば、流れに逆らわず流されるまま流されてまたパドルすればいいんです。
これは手段としては、決して良くはないですが、初心者サーファーはパドル力がないので、流れに逆らってパドルするよりも有効であったりもします。
しかし、もしサーフボードがない状態でサーファーが潮に流されると、非常に危険です。浜辺に戻るのは容易ではないです。多くのサーファーがこのことによって命を落としてしまっています。
サーフボードは非常に頑丈なものです。
ハワイのパイプラインやジョーズなどの巨大な波に潰されても、耐えうる強さも持ち合わせています。
簡単には壊れません。普通に日本でサーフィンをしていて板が真っ二つに割れることなんて、まずないです。台風の本当にデカい波の時でも日本の波だったら板が割れてしまうなんてことは極々稀なのです。
サーフボードは壊れ辛い頑丈な作りです。
この頑丈なサーフボードとサーファーをつなげているリーシュという名の紐があります。板が体から離れないようにするためのものです。
実はこのサーファーの命綱といっても過言ではないリーシュは消耗品で壊れやすいんです。非常に重要なものなのですが、サーフボードよりも数倍壊れやすいのです。
リーシュは長く使っていくと、足のガムテープのところがまず弱くなってきます。
そして、それをほったらかしておくと、そのうちにリーシュの紐が切れてしまうのです。
波の力は強いですから、ワイプアウトした時などに紐が少しづつ消耗していくんです。
台風や大波の時にリーシュが切れて、ワイプアウトしたら最悪です。板がない状態で荒れ狂う海の中にサーフボードがない状態で投げ出されたら、非常に危険な状態に陥ることでしょう。
リーシュは非常に重要なものです、しっかりメンテナンス、紐の状態を確認しておく必要があるのです。
僕は大体1年に1回は新しいリーシュに切り替えて、使っていました。
リーシュが切れて、サーフボードが自分の体から離れて行ってしまったら、沖の潮の流れが強い状態で泳がないといけないんです。実はこれめちゃくちゃ危険でした。
台風の時に実際この状態に陥ったことがあります。超やばかったです。
波が強く、ワイプアウトしてしまい、海面に叩きつけられたところで、リーシュが切れて、板が吹き飛ばされてしまいました。必死になって泳いで体から離れてしまった板を取りに行きました。
怖かったです。冗談抜きで死ぬかと思いました。
リーシュをしっかり定期的に交換していればこの時のアクシデントも防げたと思います。たかが3000円ほどのものをケチってしまい、えらい目にあったことが僕自身あったのです。
リーシュは消耗品なので、しっかり定期的に交換する必要があるんです。
リーシュが切れた時本当に焦りますよ。
値段も高くないですから、1年に1回は変えるべきです。
其の3 海に入る前に、波、潮の流れはしっかり確認する
潮の流れに流されて、多くのサーファーが亡くなってしまっています。
また、台風時の大きな波に飲まれて、事故にあってしまう人も少なからずいます。
海は本当に危険なんです。
その時の状況、潮の流れ、波の大きさを海に入る前にしっかり見て、自分のレベルに合っているかまず確認してから海に入る必要があるんです。
自分のレベルに合っているか確認することが重要なんです。
もし、無理そうだったら入らないことも勇気なんです。たとえ波がめちゃくちゃ良くてでもです。
僕自身もめちゃくちゃ良い台風の波の時に、湘南の海に入り、かなり流されていました。
良い波の時、良い波のポイントはカレントが強くなりがちです。
サーフィンをしていて非常に危険な思いを僕自身がしたのです。
戻れないんじゃないかと思うほど沖に流されて、浜辺に戻るために2時間もパドルをしつづけたこともあります。本当に危なかったです。
これは僕がサーフィンが始めたばかりの頃の経験ですが、僕に限らず、初心者サーファーは知らない間に潮の流れに乗って、流されてしまうことがよく起きてしまいます。
また、干潮時から満潮にかけての時間に海に入ると、海に入る時は足がついた場所でも足もつかず海水が上昇していることもあります。
また、テトラポット近くは特殊なカレントが発生することが多いです。テトラに沿って沖に流れる強いカレントが発生します。これを利用して沖に出たりもするのですが、テトラに引きつけられてしまう危険もあり、非常に危ないんです。
海水浴客が流されてしまう多くの原因はここにあります。海の状況を知らないが為に命を落としてしまっているのです。
本当に潮の流れ、潮の動きはしっかり把握しておく必要があります。
海に来て、目の前にいい波があったら即、海に入りたいのですが、10分ほど時間を取って、しっかり確認してから海に入るべきなんです。
其の4 周りに何があるか目印をつけておく
先に紹介したように海に入っていると知らない間にすごい流されてしまうことがあります。
サーフィンを長年やっている中級サーファーでも、潮の流れが強い時は流されてしまうこともあります。
常にパドルをし続けないといけない状況になることが多いです。
サーフィンしている時は、初心者、中級者に限らず、海に入った時に常に自分がどの場所にいるかしっかり把握しておく必要があります。
波ばかりを見ていて波ばかり追いかけていると、流されてしまうことが多いのです。
サーファーは、沖から来る波ばかりでなく、浜辺のほうもしっかり見て自分がどの位置にいるのか?流されているのか?自分がいる位置を把握しておく必要があるのです。
海に入る前に沖からでも見える目印をつけておきましょう。
もし流されてしまった場合、目印をつけておけば、定期的に一度海に上がり元の場所に戻るようにすることで気づかないうちに流されてしまうことを避けることができます。
海にある丸太でも、高い建物でもなんでもいいので自分がどの位置で海に入ったのか。
流されているのか、目印を常にチェックしておくようにしましょう。
流されてしまっていたら、たとえ、波が良くても、一度浜辺に上がって同じ位置まで戻ってサーフィンをするように心がけましょう。
其の5 持久力を付けておく。タバコは吸わない。
日頃より持久力を付けておくようにしましょう。
ランニング、ジョギングなんでもいいので、体を毎日動かすようにして、週末だけにサーフィンしないようにしましょう。
急に激しい運動をすると体がびっくりしてしまいます。また、日頃運動をしていないと、思い通りにサーフィン出来ないでしょう。
定期的に運動するようにしておいて週末だけ激しい運動をするのは、避けるべきです。
また、サーフィンをするならタバコも絶対避けるべきです。
実際タバコを吸うサーファーは多いのですが、心肺機能を低下させるものでしかないのでこういった悪習慣は止めるべきです。
海に上がった後のタバコは実は一番危ないものでもあります。体温が低下している状態でタバコを吸うと更に体温が低下し、最悪死に至るというのを聞いたことがあります。危険ですね。
週末サーファーは時間がないと思いますが、アイデア次第で体を動かすことは可能です。
通勤途中で、一駅分先に降りて歩いて帰るとか、オフィスのエレベーターを使わないで、階段を使用するとか、アイデアで日常に運動を取り入れることができます。
日頃から、体を動かす習慣を付けましょう。
其の6 早寝早起きを心がけ、寝不足の状態にならないよう、前日は極力飲みに行かない。
サーフィンは日が出る日中体にのみ海に入って楽しむことが出来るスポーツです。
日中帯であれば、いつの時間帯でもできるのですが、朝一が一番波がいいです。
朝一は、風が吹かない無風の状態になることが多いため、海面が荒れず、面ツルの状態でサーフィンが可能です。
人も少ないので、波の取り合いもする必要がありません。
サーフィンするなら、絶対朝早く起きてサーフィンするべきです。
サーファーの多くは毎日サーフィン出来る環境にありません。
基本的には平日は働き、週末に海に行くサーファーばかりです。
こういった環境にあるので週末前の金曜日の夜は早めに寝るのが重要です。
次の日の朝に向けて、極力飲みに行かないで、家に帰って次の日の為に早めに寝るべきなんです。
実際僕も週末の夜に飲みに行って次の日に車で海に行くことが多かったんですが、
まず朝起きれないことが多かったです。
そして、昼から海に行っても、波が悪くなってしまっていることが多いんです。
もう、これで週末サーフィンのスタートダッシュは失敗です。
最初が悪いと後はズルズル行って、結局週末一回もいい波に乗れなかったなんてことも多いんです。
そして、飲みに行った後に朝早く起きれたとしても、寝不足の状態なのでしっかりサーフィンできないんです。
起きた時に眠くても、海に入れば目が醒めるものですが、飲みに行った次の日の体はかったるいことが多かった。体にキレがなく、疲労困憊の状態でサーフィンしなければなりませんでした。
花金の飲み会って最高に楽しいんですが、飲みに行くなら深酔いせず、11時くらいの終電前には切り上げて次の日のサーフィンに備えるべきです。
飲みに行くなら木曜の夜にイブイブじゃないですが、花金花金しておきましょう。
特に台風が来ている時など、週末が波が良さそうな金曜日は飲み会は行かないで早めに体を休めましょう。
其の7 サーフィン前には食べ過ぎないように注意する。スリムな体型維持を心掛ける。
サーフィンする前は軽い食事にしておきましょう。
あまり食べ過ぎてしまうと、体が重くなって思うようにサーフィンできなくなってしまいます。
また、日常的にスリムな体型を維持出来るようにしておきましょう。
サーフィンはサーフボードに乗って波に乗るスポーツですが、体重は軽いに越したことはありません。
太っているサーファーで上手いサーファーはほとんど見たことがありません。
太っていたサーファーが痩せたことによってサーフィンがキレキレになって調子がよくなった人もいました。
食べ過ぎには注意して、常に自分のベストの体型を維持しておくようにしましょう。
毎日サーフィンをできる環境にあれば、スリムな体型は維持できますが、毎日は出来ないので、運動や食事制限をして体型を維持するべきです。
体脂肪は10%から15%くらいを維持できるようにしておきましょう。
体が軽いとサーフィンするのも楽しくなり、日常生活も楽になります。一石二鳥です。
其の8 体調が悪い状態では海に入らない!体調管理をしっかり行う。
サーフィンは非常に多くの体力を消耗するスポーツです
そして、もし体調が悪いと大怪我、最悪命を落としてしまうことにもなりかねないスポーツでもあります。
海の中で足が攣ってしまうこともあります。
大波に飲まれて海面にたたきつけられてしまうこともあります。
潮に流されてしまうこともよく起きます。
これらの海で起こりうるトラブルも体調が万全であれば、ある程度カバーできます。
体調がしっかりしていないと、判断を誤ったり、突発のトラブルに巻き込まれて命を落としてしまう原因にもなりえます。逆に体調が良ければ最悪の事態も避けることが出来ます。
早寝早起きを心がけて、体調が悪い状態ではたとえ波がよくても海には行かないようにしましょう。
体調管理はしっかりして海に行きましょう!
最後に
今回はサーフィンする上で気をつけるべき事を記載しました。
ネガティブな事を書いてしまいましたが、僕はサーフィンが大好きです。
こんな面白くて最高なスポーツはないと思います。
今回記載したようにサーフィンはとても危険なスポーツですが、しっかりした対策を取っていれば何も問題ありません。
色々なスポーツをしてきた僕から見ても、最高のスポーツだと僕は思っています。
一生をかけて取り組める最高の趣味にもなります。
あなたもサーフィンをしたことがなければ、一度サーフィンしてみては如何でしょうか?
今紹介したような気をつけるべきことを守りながら安全に快適なサーフィンライフを楽しみましょう!