[注意]友人が被害。悪質な組織ぐるみのパタヤ ジェットスキー詐欺
この年末年始に日本から友人がタイを訪れていた。
彼らはバンコク、パタヤに遊びに来ていた。
私自身は彼らと合流はしなかったのだが、パタヤで事件に巻き込まれたしまったので
今回はこの件について日本人の皆さんに同じ手口で騙されないようにして欲しく記載したいと思う。
パタヤとは
バンコクから東に150キロ車で走ったところにある。
バンコクから2時間程でアクセス可能な最も近いビーチリゾート地だ。
年中観光客で賑わっている。
観光客だけでなく現地在住の日本人やタイ人も週末はパタヤで過ごすというパターンが有る。
みんなパタヤが好きなのだ。
私自身サーフジャンキーでダイビングもアドバンスライセンスまで所有しており、根っからの海好きだ。
私の個人的なパタヤのイメージは、砂浜も白くなく、浜辺も広くない。
海の色も濁っている。あまり良いビーチとは思っていない。
新鮮な海の海産物を潮風にあたりながら、食す事が出来るのもパタヤが人気のある要因なのかもしれない。
一番の要因はバンコクから2時間程でアクセス可能の立地性に優れていて、夜の遊び場、歓楽街も多くある所から非常に人気がある
パタヤの歓楽街
パタヤには有名なWalking Streetという通りがある。
GoGoバーやマッサージ、クラブ等が密集した通りだ。要するに夜の遊びが集まった通りだ。
個人的にパタヤの海ではなく、このWaking Streetに来ることが目的でパタヤを訪れている人が大半だと考えている。
世界中の旅行者、遊び人、ローカルのタイ人がパタヤに集まっているのだ。
パタヤには有名なご当地Tシャツがある。
Good guy goes to Heaven,Bad guy goes to Pattayaというものだ。
おそらくパタヤに行ったことがある人なら一度は目にした事があると思う。有名なものだ。
ギャグの一面もあると思うがが、要するに悪い奴らがパタヤに集まっているのだ。
私としてはこのTシャツの意味は悪いイコール スケベな的な事だと解釈しているが、
実際にパタヤの治安はあまり良くないと聞いていた。
日本でも悪い奴らが集まるところは治安が悪い。
一時期の関東連合の悪羅悪羅系の人達が牛耳っていた六本木、暴対法が施行される前のヤクザが暴れまわっていた新宿。
悪い人が集まるとトラブルが起きやすく、また悪知恵を働かせて犯罪を行う、巻き込まれてしまうケースが起きやすいのだ。
私自身も何度もパタヤに行っていて、一回も犯罪に巻き込まれた事が無い為、
特に何も問題ないと思っていたが、今回事件にあった友人から話を聞いて恐ろしくなった為パタヤは今後気を付けて行きたいと考えを改めている。
パタヤは治安が悪い。
ただし、以前記事には記載したが、基本的には注意していれば何も問題はない。
この件も最後に注意事項を記載して、それを守れば再発防止、未然に同じ被害に遭う事を防げる事が可能だ。
友人があったパタヤでのジェットスキー詐欺
前置きが長くなったが、今回の私の友人がこの年末年始に遭ってしまったパタヤでのジェットスキー詐欺について記載したい。
パタヤのビーチでは至る所でテーブル、パラソルが置かれてビーチで食事を楽しむことが出来る。
それに合わせるかのう様に至る所にジェットスキー海辺に置かれており、観光客はジェットスキーも楽しむことが出来るのだ。
私の友人達はパタヤのビーチで食事を楽しんだ後、近くにいたビーチボーイに声を掛けられ
ジェットスキーを借りる事になった。
30分レンタルで1000バーツ。値段は普通で特にぼったくりはなかった。
彼らは30分間一人づつ交互にパタヤの海をジェットスキーで駆け抜け、存分に楽しんだ。
30分後彼らは時間通りにジェットスキーを返すために食事をしていたビーチに戻った。
ビーチボーイが彼らに気づき、近寄って来た。
ジェットスキーのチェックをしている。
右前のジェットスキーのボディをチェックしている時に事件が起こった。
ジェットスキーのボディが簡単に捲れてしまったのだ。
ビーチボーイが大声でBrokenと叫び始めた。
周りにいたビーチボーイの仲間たちがドンドン集まってくる。数にして7,8人。
いとも簡単に私の友人は彼らに囲まれてしまったのだ。
Broken,Whats Happen,等の英語やタイ語で喚き散らしている。
彼ら自身ジェットスキー運転中に何かに衝突した訳でもなく、壊れるようなことはした覚えはない。
彼らも英語で自分達は壊していない。最初から外れるようになっていたと主張したが、
ビーチボーイたちは大声で喚き散らして一向にこちらの主張を聞いてくれない。
そしてなんと浜辺の近くには警官が立っていたのだが、その警官がビーチボーイと私の友人の間に入ってきたのだ。
本来であればお互いの意見を聞いて事情聴取をするのが筋だと思うが、
その警官は一方的にビーチボーイの主張を認め、最終的には修理代として10万バーツを支払えと請求してきたのだ。
10万バーツといえば日本円にして約30万円ほどだ。決して安くはない金額だ。
しかし、もはやこの警官がグルになって脅して恐喝してくる状況に怖気づいてしまい、為す術が無くなってしまった。
私の友人は警官に言われたならばどうしようもないという事で泣く泣くこの金額を払う事になった。
ビーチボーイと警官が組織立って観光客を騙す、非常に悪質な詐欺だ。
確かにジェットスキーに乗る前に確認をしなかった彼らも悪いかもしれないが、
何処の国、ビーチでもジェットスキーを借りるときに入念なキズチェックなどするだろうか?
私は今までに中国 海難島やバリ島でもジェットスキーを借りて楽しんだことがあるがそんなチェックをする事は一度も無かった。
明らかに最初からボディが外れるような仕組みを取って、カモを見つけて遊ばせた後に修理代を請求する詐欺に引っかかってしまったとしか思えない。
また警官がグルになっているのも非常に悪質だ。
現地の法律や言葉が分からない旅行者はどうする事も出来ない。
このような詐欺に遭ってしまった場合、泣き寝入りするしかないと思う。
友人たちは非常に悔しい思いをして日本へ帰国の途についた。
パタヤのジェットスキーで注意する事
パタヤのジェットスキー詐欺に遭わない為にはどうすれば良いのか?
答えは簡単だ。
ビーチボーイから声を掛けられても利用しない事だ。
どうしてもジェットスキーがしたいのならば、しっかりとした旅行会社や代理店を通して予約して楽しめばいい。
あなたもパタヤのビーチを訪れる際はビーチボーイの声に簡単に耳を貸さず、
このような詐欺事件が起こったことを頭の片隅にでも入れてパタヤを存分に楽しんで貰えればと思う。