海外で働く為にはまず世界の最大公約数を習得し、最小公倍数で自分の強みを持つ事

海外移住

今の日本では日本の将来性に不安を感じ、海外で働きたいと思っている人が多くなっていると思う。

私は日本では元々外資系で外国人と仕事してきて、今は海外タイで働いている。
一般の日本人よりは外人と一緒に仕事してきている方だと思う。
日本人同士だったら言わなくても分かり合えたのに、外国人と働いていると上手くいかない事も多々あった。

work

そんな私が仕事で彼ら外国人と仕事をしたり、海外で働いてきて、実際に経験したことから、外資系や海外で働く為に必要だと思う事を日本の若い世代の人たちに伝えたいと思う。

実際私も日本に居た時は日本の将来性にめちゃくちゃ不安を感じていた。

どうなるんだろうと不透明な将来を危惧していた。
そして、原発事故が起こり、逃げるように海外に飛び出してしまった。
正直に私の海外就職に計画性は無かった。

今から記載していく事は私がちゃんと計画しておけば良かったと思う事だ。

海外、世界の何処でも働く為に必要な事

私が考えるに日本を含めた世界中の何処に居ても働く為にはまず世界の最大公約数を習得する事が重要だと思う。
そしてどんな形でもいいので自分の中で最小公倍数を作り出し、自分のアイデンティティー、強みを出す事。
これがあれば、アメリカだろうが、タイだろうが、アフリカだろうが、どこでもやっていけると思う。

世界の最大公約数を求める

地球には70億の人間が暮らしている。
同じ人種、宗教、文化、国籍を持った人たちは数多くいるが、
生き方も宗教も考え方も肌の色も言葉も千差万別だ。
世界には人間一人ひとりの70億通りの生き方がある。

7bilion

全く同じ人間は地球上にはいないと思う。
全く同じじゃないけれど、共通していて最大な事って何だろう?
世界中の人の意見や考えが一致できる事って何だろうか?

この70億人の中で最大公約数を求めて、それを習得する事が重要なのだ。

World

私が思うに世界で働く為に必要な世界の最大公約数は英語根底となる技術の2つだと考えている。

英語

英語は60億人が共通で使用している最大の言語だ。
中国語が母語人口では世界一だが、英語が世界共通の言語として世界で使用されている。

English

海外どこの国でも標識にはその国の母国語と英語が記載されているし、
ビジネスの場でも英語が共通言語として使用されている。
世界で一番話されている、書かれている言語が英語なのだ。

正直鉄板の話になるが、やっぱり英語がどう考えても一番重要だと思う。
私自身中学校の時くらいから、先生や周りから言われ続けて来たことだ。

正直うざいと思っていた先生が言っていた事は正しかった。やっぱり英語は重要だったのだ。

communication

これからの日本の若い世代の人たちには英語は絶対に必要な言語になる。
おそらく将来英語が話せることが当たり前の世界になると思う。

英語にも日本人の発音の英語、ネイティブが話す英語、なまりがあるオーストラリア英語、インド人が話す英語、英語にも色々な種類があり、かなり発音に違いがある。
しかし、発音の差はあれど英語は英語だ。
発音など気にせず、英語を習得すべきだ。文法なんて捨ててもいい。単語だけの羅列でもいい。

発音も文法よりもまずは伝える為にガンガン英語を使うべきだ。

周りのモノを英語化していけばいいと思う。
携帯やら映画屋ニュースを英語で見たり、身近なモノで今すぐに出来る。

海外で働く上で英語はまず一番に修得するべきだと思う。

根底となる技術

人間が生きていく上で共通している事。
それは寝て、起きて、食べていくこと。
そして、身の回りの生活していく上で共通している事。
車、テレビ、パソコン、携帯、電気、水道、等々。

世界には200の国、70億の人たちが暮らしているが、
基本的な人間の生活や生活するためのモノや仕事は共通している。

車、テレビ、パソコン、携帯、電気、水道だって多少の規格の差はあるが、共通している。
各業界で世界共通の規格がある。

その中で根底の技術を習得しておけば、世界何処でもあなたの技術は応用できる。

私はこの根底となる技術は日本で仕事をして習得してきた。
ここで何が言いたいかというと、海外で働く前にまず日本で働いてベースとなる技術、考えを持つ事が重要だという事。
そして、そのベースとなる技術は世界でも共通としている事を選択して置くべきだと思う。

私はITをおススメする。

network

私が働いているITの世界で言えば、みんな職場ではWindowsを使っているし、ネットワーク機器はCiscoを使っている。
タイだって日本だって何一つ変わらない。

特にITは本当に世界共通なので、私はITの技術を習得する事をおススメしたい。

私はネットワーク関係の仕事をしていたが、タイでも全く同じネットワーク機器を使っていて
日本で仕事して覚えた事がそのまま海外で活用出来ている。

ITに限らず、車の技術者だって、水道工事の技術だって根底の技術は同じだ。
この根底となる技術を日本で働いて習得しよう。

英語と合わせて根底となる技術を習得して、やっと海外就職のスタートラインに立てる。

StartLine

自分の中で最小公倍数を作る事

英語と根底となる技術を手に入れたら、次は自分の強みを持つ事が重要になる。

世界の同世代の若者と日本人であるあなたを比べた時にどう差別化をするか、世界の同世代よりもあなたにしかない強み、魅力を手に入れる必要がある。

最大公約数は世界の万人に通用する技術であり、最小公倍数はあなただけのオリジナリティを出す事なのだ。

SMAPの歌で言うNo.1じゃなくてもいいから、オンリー1になる必要があるのだ。
オンリー1の時点でNo.1であるのだが、世界に一つだけの花になるべきなのだ。

英語さえやっておけば、世界で働ける。
ITさえ少し分かっておけば、海外で働ける。

これはもう古い。
時代は急速に変わってきている。
これからは英語やITだけでは駄目なのだ。

英語やITだけでは世界で生き残っていけない
あなたのライバルはめちゃくちゃ人口が多い中国やインドの中から外に出てくる選ばれた同世代と戦わないといけないのだ。

Interview

彼らと戦う為には自分にしか出来ない強みを最小公倍数を目指していかないといけないのである。

英語と根底となる技術や経験以外に全く異なる事にチャレンジしてその経験や技術を習得するのだ。

農業でもいいと思うし、スポーツでもいいと思う。何でもいいので人に誇れるモノを見つけて強みを作る事が重要。
それは、1つでなくてもいい。
色々手を出してあらゆる経験をして、何か自分に合うものを見つける。

彼らと戦う為には自分にしか出来ない強みを最小公倍数を目指していかないといけないのである。

世界に誇れる、世界の同世代にも負けない強みがあればどこに行ってもやっていける。
最小公倍数が導き出せれば、誰にも負けない強みがあれば、英語などの世界の最大公約数も必要ない。
あなたの強みだけで世界に出ていけるのだ。

StrongPoint

もしあなたに特殊な、ニッチな最小公倍数の技術があればそれだけで海外に飛び出せる。
最大公約数よりも最小公倍数の方が世界で働くには重要なのだ。

最小公倍数

最後に

世界で働くにはまず世界の最大公約数を習得し、最小公倍数で自分の強みを持てば、海外どこの国でもやっていける。
日本だけでなく、世界を舞台に仕事が出来て、将来の視野とあなたの可能性が広がる。

機会