大切に使って長持ちさせよう!おすすめのセミドライウエットスーツ5つの管理法
日本の冬の海でサーフィンする上で欠かせない道具として、セミドライのウエットスーツがあります。
このウエットスーツさえあれば、寒さの厳しい季節である冬さえも、何の心配も問題もなく、快適にサーフィンすることが可能となります。
しかし、ウエットスーツは高価です。
しっかりしている素材のメーカーモノのウエットスーツではあれば、5万円は最低かかります。
決して安価なモノではないです。簡単に購入する事が出来る代物ではありません。
サーフボードの次にお金がかかるサーフィンするための道具とも言えます。
そして、このウエットスーツですが、しっかり管理しておかないと、すぐに使い物にならなくなります。
ウエットの生地が弱くなり、穴が開いたり、体の中に水が入りやすくなったりしてしまうんです。
最悪の場合、一回使っただけで使い物にならなくなる可能性もあります。
高価であるにも関わらず、すぐに壊れてしまうモノでもあるのです。
ウエットスーツをしっかり管理していくことは、冬の季節に快適にサーフィンをするサーファーにとって非常に大切なことです。
だいたい、ウエットの寿命は3年程度です。
3回、同じウエットを着てサーフィンして、冬を越せれば良いほうだと思います。
しかし、3年も使えず1回の冬を越しただけで使えなくなってしまうサーファーもいるのです。
海に入った後にしっかりウエットを管理しないと先に紹介した1回使って、後は使い物にならなくなるケースだってあるんです。
こういったサーファーとは逆に、3年と言わず5年以上同じウエットを使い続けているサーファーもいます。
同じセミドライのウエットを長年使い続けているサーファーと使うことができないサーファーというのがいるんですね。
彼らの違いは、明確です。
モノを大事に使っているか、いないかのどちらかということだけです。。
年々ウエットスーツは進化しているので、毎年新しいウエットスーツを買いたくなってしまいますが、やっぱりモノは大事に使うべきです。
自然を相手にしたスポーツをしているサーファーであるからこそ、環境に気を配って、モノを大切に使うべきなんです。
サーフボードと同じようにウエットスーツも愛着を持って大事に使うべきだとも、僕は強く思います。
今回はこれからウエットスーツを着て、秋、冬のサーフィンも続けていこうとしているサーファーに向けて、極力長く使い続けていけるように、おすすめのウエットスーツの管理法を紹介していきたいと思います。
長持ちさせる為の5つのセミドライウエットスーツ管理
ウエットをしっかり管理するポイントはたったの5つのみです。順に紹介していきますね。
その1.海から上がったら、一ラウンド毎に必ず干すこと!
まず、基本中の基本ですが、海から上がったら必ずウエットスーツを干すことです。
バケツに水を入れて軽く水洗いをして、海水を落とした状態でハンガーを使って干すんです。
これ、非常に簡単なことですが、非常に重要なことです。
1回でウエットスーツがダメになってしまったサーファーは、この基本中の基本が出来ていなかったんです。実は僕の友達なのですが、海から上がってそのまま水バケツの中に入れて車の中でずっと保管していたんです。
そして、次回サーフィンに行った時に、ウエットの至る所にシワが出来てしまって、そこから水が侵入する状態になってしまって、使い物にならなくなってしまったんです。
シワが入ったウエットスーツってかなりみっともないですよ。
そして、シワの部分からジワジワと水が侵入してきて、最悪はウエットが切れてしまうこともあるので、みっともないだけでなく、ウエットとしての機能もしなくなります。
ウエットのシワは、長年使うと普通に出てきてしまうモノではありますが、極力シワが出ないようにしっかり管理していくべきなんです。
数時間、バケツの中に丸めていれてしまうだけで、シワが出来てしまうこともあります。
特に、脇や膝の体の伸縮する部分はウエットが柔らかい素材を使用して作るようになっているので、シワが出来やすく、また壊れやすい部分でもあります。
しっかり管理するべきなんです。
まず海から上がったら、必ず干しましょう。
これは基本中の基本ですが、意外と出来ていないサーファーが多かったりする点でもあるので、海から上がったらまずはウエットを干すという習慣を付けましょう。
その2.ウエット専用のシャンプーで必ず綺麗に洗う
海から上がって家に着いたら、必ずウエット専用のシャンプーで水洗いするようにしましょう。
海から上がってそのまま水洗いして終了では絶対ダメですよ。
まず、水洗いだけでは、海水は完璧に落とすことは難しいでしょう。
そして、海水だけではありません。
海の中って色んな生物がいます。魚だけじゃなく、バイ菌など人体に悪い影響を与える生物もいます。
水洗いだけでは、バイ菌を落とすことができず、最悪ウエットの中で繁殖してしまうことだってあります。
特に下水が近くに流れているポイントによく入るサーファーは、必ずシャンプーで洗うようにしましょう。
辻堂クソ下とか鵠沼河口とかで波乗りするサーファーには特にシャンプーを使用して貰いたいです。
ウエットスーツ用のシャンプーは柔軟剤の効果もあるので、ウエットを長持ちさせるのに非常に長けています。
セミドライのウエットスーツってだいたい1、2年使い続けていくと、新品で購入した時よりも硬くなります。
ウエットはゴムで作られた製品なので劣化もしますし、硬化もしやすいんです。
柔軟剤があれば、この硬化を極力防ぐことが可能です。
やっぱり柔らかいウエットがいいです。着替えも楽ですしね。
海から上がったら、絶対シャンプー使ってウエットを 洗うようにしましょう。
その3.肩を守るタイプのハンガーを使用する
ウエットスーツはサーフィンして着ている時間よりも保管している時間の方が長いです。
どのように管理するかが重要になってくるんですね。
まず、ウエットスーツは折り畳んだりするのではなく、かならずハンガーに掛けましょう。
そして、ウエットは直ぐに型ズレを起こします。柔らかいゴム製品であるが故に伸縮性があるんですが、形が崩れてしまいやすいんです。
特に壊れやすい部分は肩、脇、膝の3つの部分です。型ズレを起こすとそこからシワになってヒビが割れ、最終的にウエットが切れていきます。
なので、この肩と脇の部分はしっかり型ズレを起こさないように管理しなければなりません。
ウエットスーツ用の重厚な形のハンガーであれば、型ズレおよび劣化を防ぐことが可能です。
ウエットスーツを干すために開発されたものなので、本当性能が良いですよ。
ノンジッパータイプのウエットでも使用可能です。ノンジッパーこそ型をしっかり守るべきハンガーを使うべきとも思います。
また、これを使えば、ウエットの内部にしっかりした空間もできるので、1ラウンド海に入った後、半ガーにかけておけば、素早く乾きます。
ウエット用のハンガーは冬サーフィンするサーファーは必ず一つは持っておきたいアイテムです。
市販のハンガーではなく、ウエットスーツ専用の肩ずれを起こさないタイプのハンガーを買って管理しましょう!
その4.車の中に入れておかず、家の中で管理する
サーフィンを終えた後にどのようにウエットを管理するか?
必ず部屋の中、室内でハンガーにかけて管理するようにしましょう。
決して丸めたり、畳んだりしないことです。
夏の間使わないとしても、押入れなどに入れず、ハンガーで掛けれるところで管理しましょう。
ウエットスーツってその名の通りスーツなんです。
オフィスで着るスーツと同じようにシワが出来ていたりすると、みっともないんです。
オフィスのスーツはみっともないだけで済みますが、サーフィンのウエットスーツはそこから水が侵入してくるようになってしまいます。
ウエットスーツもオフィスで着るスーツと同じようにシワが出来ないようにハンガーで管理しましょう。
春から秋にかけてセミドライは使用しなくなるので、押入れに入れたりしたくもなるんですが、これやったらまずシワが入ってしまいます。
意外とこれも出来ていないサーファー多しです。
その5.自分の体型を維持すること!
サーファーがウエットスーツを変えたいと思う一番大きな理由は、ウエットが壊れてしまうことではないんです。
自分の体型が変わってしまってウエットスーツが着れなくなってしまい、新しく購入するしかないケースが実は非常に多いんです。
ウエット自体はまだまだ保湿性も柔軟性もあって問題ないのに、自分の体重が増え、太ってしまって体にウエットがフィットしなくなってしまうケースがかなりあるんです。
多分みんなウエットを買い換える理由は、これが一番多いんじゃないでしょうか?
ウエットスーツはほとんどの人がオーダーメイドで作ります。
肩から足首まで自分の体型をしっかり測って体にフィットするモノを作るんです。
そして、1、2年前と同じ体型を維持できなくなって、新しいウエットを買わざるを得ないってサーファーが多いんです。
ウエットは1、2年使っていると、縮小するので小さくなります。それと反比例するように太ってしまうんですね。
もうこうなったらウエットはキツくて仕方ないです。
首回り、脇周りなどウエットがキツくてサーフィンどころではなくなってしまうんです。
逆もしかりです。
ウエットスーツをオーダーメイドで作った時は太っていたけど、1年後は筋力を付けて痩せてしまった場合は、逆にウエットが緩くなってしまい水が簡単に侵入してしまう形になり、使えなくなります。
実は体型維持が一番重要な同じウエットを長持ちさせる秘訣であるのですね。
長年同じウエットを着るためには、自分の体型もしっかり維持しないとならないんです。
最後に
ウエットスーツは消耗品なので、3年も使い続ければ、シワが出来たり、水が入ってきたりしてしまいます。
消耗品なのでこれは言わば、仕方ない部分でもあります。冬もサーフィンを頑張ったサーファーの勲章とも言えます。
でも、極力長く使い続けていきたいですよね。
ウエットを長持ちさせるなら、今回紹介したようにウエットも大切に扱いながら、自分の体型維持もしっかりしていきましょう。
そうすれば、きっと5年は使えると思います。5年も使えれば、高価なウエットスーツもコストパフォーマンスが非常に良い代物となるでしょう。
やっぱりサーファーは環境にもしっかり気を配るべきです。
モノは大切にしていくべきですし、何事も節約していくべきです。
今回紹介し5つのことは基本中の基本ですが、意外と出来ていないサーファーも多いです。
ウエットスーツをしっかり管理出来れば、お金を節約出来ます。
その節約した分でサーフトリップに行くことも可能になるでしょう。
モノを大切にすれば、もっと快適なサーフライフが送れると思います。
ウエットスーツをしっかり管理して、モノを大切にする環境に優しいサーファーになっていきましょう!