ジブリ作品のモデルとなった東南アジア ASEANの遺跡
数多くの名作を残しているジブリ作品。
この名作を作り出した世界にはモデルとなる場所が世界各地に存在していた。
ジブリ作品とモデル
千と千尋の神隠し
台湾 台北近郊の九份
ハウルの動く城
フランス コルマール
魔女の宅急便
スウェーデン ストックホルム
紅の豚
クロアチア ドゥブロヴニク
風の谷のナウシカ
パキスタン フンザ
もののけ姫
日本 屋久島
ジブリ作品で使われる街や建築は世界の街、建築をモデルとしていると言われている。
どこも世界の名所というべき素晴らしい場所をモデルにしている。
ジブリの世界観を作り出した死ぬまでに一度は訪れたい世界の名所ともいえる。
そんな数多くあるジブリ作品の中で私が最も好きな宮崎駿作品がある。
そしてその作品は今私が住んでいる東南アジア、ASEANのある遺跡をモデルにしているのだ。
私が最も好きなジブリ作品、そして東南アジアのある遺跡をモデルにした作品
それが天空の城ラピュタだ。
天空の城ラピュタ
物語あらすじ
鉱山町で働く少年パズーは、青い光とともに空からゆっくりと降りてきたシータを助け、自宅にかくまう。
一夜明け、パズーはシータの行方を追うドーラ一家や特務機関からシータを守り逃走を図る。
パズーの亡父は冒険家だったが、かつて、空に浮かぶ城「ラピュタ」を見たという。
そこにはラピュタ人(びと)が住むといわれている。
やがてシータがそのラピュタ人の子孫であること、シータ が持っているペンダントの石は「飛行石」(ラピュタ人が使っていたといわれる伝説の石)であることを知るに至って、パズーはラピュタの実在を確信する。
パズーの亡き父が見たという空に浮かぶ城 ラピュタ。
この天空の城 ラピュタを巡ってパズー、シータの冒険が始まる。
天空の城
ラピュタ人が飛行石を用いて建造したとされる空中都市で、ラピュタ帝国の聖都。
後にラピュタ人はラピュタを捨て地上に降りたが、ラピュタは飛行石の力で空に留まり、無人のままで空を回遊していた。
ラピュタ人はラピュタに再び人が近づくことの無いよう「竜の巣」と呼ばれる巨大な低気圧の渦を作り、進入する事を困難にした。
王家の証である飛行石の首飾りを持つ者が望んで近づくと竜の巣は消滅し、ラピュタは白日の下にその姿を現す。
そしてこの天空の城ラピュタのモデルとなったのがカンボジアにあるベンメリア遺跡なのだ。
ベンメリア遺跡とは
ベンメリアは、カンボジアのアンコール・ワットの約40km東の森の中にある寺院。
世界遺産であるアンコール遺跡群のひとつ。崩壊が激しい。
全貌が明らかになればアンコール・ワットを凌ぐといわれるほどの規模を持つと推測されている。
概要
アンコールワットから東へ直線距離で約40km東方に位置し、現在も修復が施されないままに放置され、密森の中にひっそりと眠り静かな佇まいを見せる平面展開型の巨大寺院。
原形をとどめないほど崩壊がひどく、苔むし、ほとんどが瓦礫の山のと化し廃墟の感を強く漂わせる。
アンコール・ワット建造前の11世紀末-12世紀初頭の造営と推測されている
長年続いたカンボジアの恐怖政治 ポル・ポト派の支配が終わり、
クメールルージュが設置した地雷の撤去が進むことによって近年やっとカンボジア人、我々のような外国人も遺跡に入れるようになった。
30年にも及ぶ内乱が続いたためずっと放置されてきた遺跡だ。
遺跡の損傷が激しく、崩壊された原型を留めていない遺跡。
天空の城ラピュタとカンボジア ベンメリア遺跡
天空の城ラピュタもベンメリア遺跡も長年誰にも発見されず草、木などの自然が城を覆い被さっていた。
ラピュタはラピュタ人が地上に降りる事によって、放棄された城だ。
そして、ラピュタ人以外の侵入を防ぐため、城の周りに竜の巣という低気圧の竜巻を作っていた。
ベンメリア遺跡はポルポト派が仕掛けた地雷のせいで長年存在は知られていたが、入ることが出来ない遺跡だった。
ジブリは天空の城ラピュタのモデルとしてベンメリア遺跡を公式にモデルとしていると発表はしていない。
非常に共通点が多い。
天空の城ラピュタを覆い尽くす大樹がベンメリア遺跡を覆い尽くす大樹を参考にしていると思う。
私自身このベンメリア遺跡は東南アジアにある遺跡の中でも一、二を争う凄い遺跡だと思う。
アンコールワットからも40キロと近いので、カンボジア アンコールワットを訪れた際は立ち寄り、
自分の目でジブリが天空の城ラピュタをモデルとしたのかどうか確認してみるのは如何だろうか?