鎌倉の厳しいローカルサーファー達から学んだ海外で働く仕事の流儀

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サーフィンは素晴らしいスポーツです。
僕はサーファーであることに誇りを持っています。

僕がサーフィンが素晴らしいスポーツであると感じ、サーファーである事に誇りを持っている事には理由があります。

サーフィンは波が無ければ何もできません。
天気や風の状態、海面の砂浜のコンディションによって波の状態は大きく左右されます。

サーフィンをする海は一見とても綺麗ですが、とても危険な場所でもあります。
多くの人間が毎年海で命を落としてしまっています。
僕の周りでも実際に危ない目に合った人がいますし、僕自身もサーフィンをしている時に死を感じるような経験をしました。

ポイントによっては潮の流れは非常に速いです。
気付いたら潮流の流れに乗り、大きく流されていた事も何度も経験してしまいました。

波は容赦なく打ち寄せてきます。
地面に叩きつけられ、リーシュが切れてしまい、沖まで泳がないといけなくなった苦い経験もあります。

サーフィンをする海は人間が命を落としかねない危険性がとても高い場所でもあるのです。

とても楽しいスポーツですが、サーフィンは海という自然を相手にしたスポーツなので、命にも関わる危険なスポーツでもあると言えるのです。

そして、サーファーは環境問題にも敏感です。
理由は簡単です。環境が破壊されたら僕たちはサーフィンできなくなるからです。

浜辺がなくなったらサーフィン出来ません。テトラポッドが投入されたら波が無くなります。海に汚染水が流されたら僕たちサーファーは海の生き物と同様に汚染されてしまいます。

テレビで流される環境問題のニュースはサーファーにとって他人事ではないのです。

サーフィンからは自然の素晴らしさ怖さそして渡したが生きる地球の環境環境について学びました。

これが私が他のスポーツにはないサーフィンが素晴らしいと感じる点であり、サーファーとして誇りを持っている理由であります。

そして、私がサーフィンから学んだのは自然の素晴らしさだけではありません。
仕事をする上でもとても重要な考え方をサーフィンから学びました。

私の仕事環境や経歴は普通の一般的な日本人とは大きく異なっているかもしれません。

外資系企業で外国人達と共に働き、今はタイという国の日本とは異なる海外で働いています。

今までに多くの人種、異なった背景を持つ文化や国籍や宗教を持った人たちと仕事をしてきました。

外国人と働いたり、海外で働く上で僕なりの仕事の流儀を持っています。
この仕事の流儀もサーフィンから教えてもらったのです。

今回は僕が外国人達や海外の土地で働く上で重要だと思っている仕事の流儀について記載したいと思います。

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サーファーとしての僕のルーツ

湘南サーファー

僕はサーフィン人生は湘南から始まりました。

実際に細かく言うとハワイで体験サーフィンをしたところから始まったのですが、東京在住で湘南が一番近かったという事もあり、湘南からサーフィンを始めるようになりました。

一番初めはサーフボードも持っていなかったですし、板の種類もサーフィンのルールもどうやって始めたらいいのかも何もかも分からない状態でした。
ただ、ハワイでサーフィンを体験して、とても面白いスポーツだったと純粋に感じたので何が何でも日本でこのスポーツを始めようと思ったのがサーフィンを始めた一番初めのきっかけです。

サーフィンを始める為には海に行かなければなりません。何もわからない僕でもこれは分かりました。

サーフィンと言えばどこだろうと思い、東京から一番近い湘南ならサーフィン出来そうだということで湘南に足を運びました。

右も左も分からず、サーファーの友達も誰一人いなかったのでどうしていいのか全く分からなかったことを今でも覚えています。1人で不安になりながらも湘南に向かったのです。良く分からないけどローカルとかに理由も無く殴られるんじゃないかとも思っていました。怖かったのです。

そんな怖い思いを振り切りながら、湘南に向かい、ふと通りかかった鎌倉のあるサーフショップのお店に入りました。

そして道具も何もなかったのでとりあえずはサーフショップの体験サーフィンを受けるのが得策と考えこのショップで体験サーフィンを受ける事になったのです。

水泳で使うビート版のような大きな板を貸して貰い、僕と同じような初心者のサーファー数名と一緒に体験レッスンを受けました。これが初めて日本でサーフィンしたときだったのです。

今でも初めてサーフィンした時の事は忘れていません。

砂浜は黒いし、水は濁っているし、天気も曇ってて、沖に出るのも波数が多くて難しく、初めてハワイでサーフィンした時と全然イメージが違うなと思ったのが第一印象です。

ハッキリ言って初めて日本でサーフィンを第一印象は最悪だったと思います。

でも、悪いイメージを抱いたことを同時に、ついに僕もサーファーとしてスタート出来るなと、良く分からないけどとてもワクワクしたのも同時に覚えています。

そして、初めてサーフィンした日から月日は流れ、同世代やプロサーファーの先輩たちと知り合っていき、サーフィンの魅力に憑りつかれていきました。

湘南からサーフィンを始め、千葉、茨城、全国そして海外へとサーフィンしていくようになっていきました。

今でもこの湘南で初心者体験レッスンを受けた見知らぬ人達だったサーファーとは交流があります。今でも皆サーファーなのです。今思えばサーフショップに入って良かったなと思っています。色々しがらみは出来てしまうのですが、それに勝るものを得る事が出来ました。

僕は湘南でサーフィンを始めたので、サーファーとしてのルーツは湘南にあると思っています。

東京から湘南へ通うビジターサーファーであり、真のローカルサーファーではないですが、僕は自分を湘南サーファーだと思っているのです。

正確に言うと、僕は東京出身なので、ローカルサーファーではありません。ビジターサーファーです。
しかし、僕のホームポイントは湘南です。
今まで数多くのポイントでサーフィンしてきましたが、一番多く入ったポイントが湘南でもあります。

そして、一番の理由が湘南のサーファー達から多くの事を学んだからです。
これが僕のサーファーとしてのルーツが湘南にあると思う理由なのです。

鎌倉の厳しいローカルサーファー達

ローカルサーファー

湘南には数多くのサーフポイントがあります。

東から鎌倉、鵠沼、辻堂、茅ヶ崎、平塚、大磯、小田原というエリアに大きく分ける事が出来ます。

サーフィンをやらない人は知らないかもしれないですが、湘南は日本で一番混雑するサーファーと言ってもいい位多くのサーファーが存在するポイントです。
世界で一番混雑していると言っても過言ではない程サーファーがいます。全てのポイントで入った訳ではないので断言はできませんが、世界中の主要ポイントではサーフトリップしにいったのでそう感じます。夏も冬も季節に関係なくサーファーがいっぱいいます。

湘南には至る所にサーフショップがありますし、ウエットスーツのままその辺の道を歩いていたり、サーフボードを持って歩いていても自然です。何も問題ありません。ウエットスーツ着たままコンビニで買い物なんてしていたら、東京だったら白い目で見られてしまいます。
サーフィンが地域に根付いていて、サーファーを受け入れる環境が湘南にはあるのです。

僕だけでなく、関東圏のサーファーの多くが僕と同じように湘南でサーフィンを始めたに違いありません。
初心者でも中級者でも上級者でも、ローカルサーファーでもビジターサーファーでも誰でもサーフィンが出来て、多くのサーファーを受け入れる土壌が湘南にはあるのです。

そして、多くのサーファーを受け入れる湘南には数多くのサーフポイントがあり、ポイントそれぞれに特徴があります。

湘南サーフポイント

僕は湘南の中でも一番東に位置する鎌倉のポイントをホームとしていたサーファーです。

各エリアに特徴があるのですが、鎌倉は湘南の中でもローカルが非常に厳しいポイントです。

僕自身が全国各地でサーフィンをしてきた経験から、全国的に見ても鎌倉のサーファーは厳しいローカルサーファー達がいるポイントだと感じます。

今までに本当に色々なポイントでサーフィンしてきました。

僕の経験では新潟、伊豆、徳島、宮崎、鹿児島のローカルサーファー達が厳しかったと感じています。
新潟の柏崎刈羽原発近くのリーフのポイント、伊豆白浜、三重白浜、徳島河口、宮崎リーフポイント。
これらのポイントでサーフィンをした際にローカルからの厳しい雰囲気を感じ取りました。
実際に文句を言われた経験もあります。

後述しますが、彼らローカルにもビジターに対して厳しくする理由があり、致し方ない所があるのです。とにかくサーフィンはルールを守らないと大変な事になります。

僕自身が全国でビジターとして色々なポイントに行って、ローカルとサーフィンをしてきた経験から比較しても鎌倉のサーファーは厳しいルールを順守したサーファー達だと感じます。

大崎サーフポイントでの出来事

大崎ポイント

僕はこのローカルが厳しい鎌倉でサーフィンをしてきました。

そして、サーフィンを始めて2年目の夏にサーファーの先輩に大崎・カブネという湘南のポイントに連れて行って貰いました。

このポイントでの出来事が後々の僕の仕事の流儀とも言える出来事に繋がっています。

この大崎ポイントは僕が湘南で一番好きなポイントでもあり、今までに何度もサーフィンしてきました。
まずこのポイントについて説明すると、このポイントはある時にしかサーフィンが出来ません。今までに何度もこのポイントでサーフィンをしましたが、ある時でしかサーフィン出来ないのです。

それが台風が日本列島に近づいて来た時です。

台風が来なければ波が立たない湘南のポイントなのです。
普段は波が立たないポイントですが、波が立つと湘南でも随一の上質な波が立つポイント

このポイントに初めて入ったのがサーフィンを始めた2年目の夏でした。
先輩たちに連れていかれて初めて入ったのです。先輩に連れて行って貰うまでは知らないポイントでした。

普段は波も立たないので波情報にも記載されていないようなポイントです。でもサーフィンやっている人なら多くの人が知っているポイントでもあります。

そのポイントに連れて行って貰った日も台風が来ていたか、過ぎ去った後で波が立っていてめちゃくちゃ良かったときでした。

このポイントはテトラポッドを飛び越えてしかもそこから沖に向かってロングパドルしなければならないポイントです。まずこれにびっくりしました。ヤバいなこれ大丈夫かなって思ったのがそのポイントに着いた時の第一印象です。

意を決してなんとかテトラを飛び越えて、海に入り、ロングパドルして大崎ポイントにつきました。そして、着いた先ではそこまでサーフィンを知らない自分でも分かる位のめちゃくちゃいい波が割れていました。
下はリーフの為、定期的に同じ場所で三角の波が割れるマシンウェーブだったのです。

今でもこのポイントに初めて入った時の事を覚えています。

サーフィンを始めた1年目の冬にバリ島にも行ってとてもいい波を体験していて、バリから帰ってきたあとの日本ではそこまでいい波に巡り合っていなかったのです。
波の無い湘南ではサーフィンが上達できないと思い、このポイントに行ったのがちょうど千葉に通い始めている時でした。

海外に比べたら日本の波は良くない。そんな風に思い始めていた時です。

しかし、このポイントでサーフィンをして、日本の波も良い。湘南もめちゃくちゃいい波が来ると実感させられる結果となりました。

今、全国各地でサーフィンしてきた経験を持って振り返ってもこの湘南のポイントの波は良い波だと感じます。このポイントに限らず、湘南もいい波がヒットすれば海外に勝るとも劣らない極上の波を堪能できます。こういった点が湘南に多くのサーファーが住んでいる理由なのかもしれません。

話がずれましたが、ロングパドルをして着いた先にはとても良い波が割れていたのですが、いざポイントでラインナップしてみると全く乗れません。1時間近くは粘ったと思います。でも全然乗れなかった。

なぜなら、レギュラーのピークに上手いサーファーが集まり、ほとんど波を取る事が出来なかったのです。

このポイントはレギュラーが決まり、レフトはほとんど波が決まりません。波が良くリーフでピークが決まってしまって居る為、上手いサーファーばかりがセットを独占している状態だったのです。

波待ちしている時に周りを見るとみんな上手そうなサーファーばかりでした。
僕の先輩も誰かと挨拶していたり、なんとなく、年季の入ったサーファーばかりだったのです。こういう状況ってビジターサーファーとしては良くあります。なんか自分が場違いな状況にいる事をさっと感じたのです。

僕はそんな状況に居たたまれなくなり、自然とラインナップから外れ、右へ右へとずれていき、人がほとんどいないレフトのあまり良くない波を乗るようにしようとしました。

ここであれば人もいないし、クリーンなイイ波に乗れると思いました。

しかし、これも見当違いでした。

実際にはレフトの波は割れるには割れるのですが、ほとんど続かず、直ぐに波が崩れてしまう波だったのです。

レフト側に移動しても全然乗れなかったのです。人がここでラインナップしていない理由を分からされました。

そして、ほとんど波に乗る事が出来ない状況が2時間くらい続いていました。

左側の多くのサーファーがラインナップしているレギュラーの波を見ると極上の波が割れています。
みんなめちゃくちゃいい波を掴んでロングライドしています。チューブに入っては叫んだりしているサーファーもいました。

波が良いのに上手い人ばかりで全く乗れない。単純に羨ましい。一体何をしているんだと感じました。

年に数回来るか分からない湘南の波が極上に良い日に、僕は一人ぽつんと上手いサーファーのライディングを眺めていただけだったのです。何やってんだろって強く思いました。

そんな僕の事を見かねてか、このポイントに入る事を誘ってくれた先輩はこちらに来いと手を振って大きなゼスチャーをしてくれているのが目に入ったのです。

皆波に夢中で忘れられてるんじゃないかと思ったのですが、僕の事を気にしてくれていて嬉しく思ったものです。今思うとこの先輩の性格上、ある程度波を堪能して満足したから声を掛けてくれたのかなとは思います。でも純粋にその時の僕はめちゃくちゃ嬉しかったはずです。

先輩の好意に甘えて、ずうずうしいですが、また同じラインナップに入って再度良い波を乗ってやろうと思いました。
僕は大急ぎでパドルをしてそして、先輩の横に張り付いて波を待つ事にしました。

先輩が言うには『このポイントでは3つ4つ立て続けにセットが来るから、一つ目のセットは逃して、二つ目、三つ目のセットを狙えばいい。とりあえず俺について来い』とアドバイスをくれました。

確かにこの先輩の言う通り、皆上手い人ばかりなのでそう簡単には一本目のセットには乗る事が出来ません。
なので先輩のアドバイス通りに一本目は外して、二本目、三本目の波に乗る作戦に出ました。

先輩に教えて貰い、作戦を考えながら、波待ちをして数分したころに肉眼でも見えるくらいの位置まで次のセットが来ました。

先輩はセットの方に向かってもうパドルしていました。僕も大急ぎで先輩に付いていくようにパドルをしました。

一本目は先輩の言われた通りに先輩もスルーをしていたので、僕もセットの波をそのままスルーしました。
そして、2本目の波が来た時にラインナップに入って、ちょうどいい位置で先輩と僕がピークのポジションを取る事が出来たのです。2時間入ってやっと波が取れそうな状況になったと言えます。

僕は波に乗る為に無我夢中でパドルしました。

死ぬ気でパドルして板が波に合わせて滑り出しました。
テイクオフの段階になりそうなことが分かったのです。両腕を上げ、テイクオフしようとしました。

僕がテイクオフしようとしている後ろの方からは、先輩から大声で『行け!』という声が掛かっていた事も分かりました。
位置的には先輩の方が奥にいて波に乗る権利は先輩の方にあったのですが、僕に波を譲ってくれたのです。

僕はとにかく波に乗ろうとしました。
しかし、テイクオフしようと思ったところ、想像以上に波がデカかった事が分かったのです。
凄く掘れていて、これは乗れないと一瞬で判断しました。単純に怖かった。

直ぐに板を引っこ抜いて乗る事を止めました。

実際にはその波は他のセットで来ていた波と同じくらい良い波でしたが、誰も乗らないまま波が綺麗にブレイクしている状態を沖から目の当たりにしました。

乗る事を諦めた後にすぐ先輩からは『いい波だったのになんで乗らなかったんだ』と言われました。

単純に怖かったので『怖くて乗れませんでした』と答えました。
波を譲ってくれたのは嬉しかったのですが、正直に乗れる波ではなかったから仕方ないと思っていました。

これを聞いて、先輩の顔はなんか呆れているような感じだったと思います。
それからというもの先輩と同じ位置で波待ちしても全然譲ってくれず、結局一本も波に乗る事は出来ず大崎での初サーフィンは終了してしまいました。

ロングパドルして、せっかく良い波が来ていたのに何も出来なかった。
苦い思い出です。

着替えを終えて帰路につく、帰りの車内で先輩はこの時の僕の行動についてかなり怒っていました。

先輩からは、『ローカルに行けと言われたら行け』と言われたのです。

サーフィンのローカリズムから学んだ事

サーフィンローカリズム

この僕が初めて入った大崎ポイントは正確にはローカルサーファーはいません。
普段は波が無く、いつもこのポイントでサーフィンしているサーファーがいないからです。
鎌倉のサーファーが集まる傾向が強いですが、このポイントでサーフィンするサーファーはみなビジターと言えるのです。

しかし、大崎にもルールやしきたりがあります。
僕の先輩はここでいうローカリズムとは少し異なるけれど、もしローカルに行けと言われたら行け』、ローカルに従えと教えてくれたのです。サーフィンのローカリズムを僕に教えてくれたのだと今になって解釈しています。

もし、そこで諦めたら、もうチャンスは巡ってこないとも言っていました。

その言葉を言われた当時は正直何言ってんだこの人。死んだらどうするんだって思っていました。いつも文句や僕のサーフィンに対してダメ出しばかりする人だったので正直にうっとおしいと思っていたのがその当時の心情です。

でも、それから何年か経って色々なポイントでサーフィンしていく中でこの先輩が言っていた事が的を得ている事が分かりました。実際に自分が全国各地でビジターとしてサーフィンしてきて正しいと実感しています。こう感じるまでにローカルに文句を言われ、怒鳴られてしまったり色々な苦い経験がありました。サーフィンって色々あるんです。

そして、僕はいつのころからか、他のポイントに行ってもローカルに波を譲って貰ったり、行けと言われたら必ず乗るようにするように心がけました。それが例え乗れそうにない波だとしてでもです。

とにかく僕はこの先輩に大崎ポイントで言われたときと同じようにローカルの言われた事に従うように心がけたのです。

色々なポイントでサーフィンをしてきて学んだことの一つにサーフィンのローカリズムというものがあります。
世界中に色々なポイントがありますが、その土地、サーフポイントを守るローカルのサーファー達がいます。

そして、その土地にはローカルのルールがあります。

ビジターが入れないポイントもあれば、入ってもいいけれどルールを順守しないと追い出されてしまうポイントなどサーフィンにはポイントによって様々なルールがあるのです。

このローカリズムこそ僕がその土地のローカルに言われた事を従う事になった理由に他なりません。

僕がサーフィンのホームポイントとしていた鎌倉のポイントはローカルが厳しい事で有名で、これには理由があります。

鎌倉の海はリーフなので波が決まるとすこぶるよくなります。
リーフなのでピークが決まり、ポイントが混雑してしまいます。

もし、ローカルが厳しいルールやビジターに対して対応しないとすぐに無秩序になってしまうのです。

サーフィンのルール

サーフィンはある一定の決められたルールがないとダメなのです。
自分たちだけで占有するのはいい事とは思えないけれど、ルールがないと何でもありの状態になってしまうのです。

マナーの悪いビジターがいたり、好き勝手に前乗りばかりするサーファーが存在しているというのが実情です。

そして、そういった無秩序の中でサーフィンする事はとても危険でもあります。海は危険な場所でルールが存在しないと誰かの命を落としかねない場所でもあるのです。
こういった所がサーフィンのローカリズムが発達していった所以でもあります。

鎌倉のサーファーたちは厳しいルールを順守したサーファーたちなのです。
そして、僕はこの厳しいローカルたちの中でサーフィンをしてきたバックグランドがあります。

僕自身このローカリズムを学ぶことが出来たのは先輩からの『行けと言われたら行け』という言葉と厳しいローカリズムの存在する鎌倉のポイントでサーフィンを始め、全国でビジターとして各地のローカリズムを見てきたからです。

ローカリズムを守らないと、ビジターサーファーは受け入れてもらえないのです。ルールの厳しい鎌倉ならば尚の事です。

ルールを守らないと、怒鳴られたり、最悪の場合はポイントから追い出されてしまいます。

周りの雰囲気を読み取ってルールを守ってサーフィンしてきたのです。

海外に出ても同じです。

バリ島のクラマスのポイントでもいい波が来たからローカルに行けと大声で声を掛けられました。大崎の時に先輩に言われたのと全く同じ状況です。

乗る事は出来ない位とても大きなシャローな波でしたが、大崎の時とは違って無理してでも果敢にチャレンジしました。

実際には乗ることが出来て、今の良かったねとローカルに声を掛けて貰えたのを覚えています。バリニーズにもローカリズムはあり、日本のプロサーファーが殴られたりした事件も聞いたことがありますが基本的に陽気なサーファー達です。

無理をする必要はありません。行けと言われたからと言って行く必要はないです。

前述したようにサーフィンは危険な海で行うスポーツでもあり、無理をして死に至ってしまう事も大いに可能性としてはありえます。しかし、こういったサーフィンのローカリズムという文化があることも事実です。ローカルというサーファーがいて、その土地のルールがあるのです。

ここで、何が言いたいかと言うと、無茶をすることは決して良くない事ではあるけれど、
その土地のルールや習慣があれば、その土地のルールに従えという事です。

サーフィンのローカリズムは郷に入ったら郷に従えを体現しています。

これは全てあの時に初めて入った時の大崎ポイントで波を譲ってくれた先輩から言われた言葉。
そして、鎌倉の厳しいローカリズムの中でサーフィンをしてきたからこそ学ぶことができたのです。

そして、このことこそ、僕が外国人と働き、海外で働く僕の仕事の流儀にもなっています。

海外で働く仕事の流儀

僕自身今まで外資系企業や海外で働き続け、異なる文化、宗教、民族の人達と共に仕事をしてきました。

こういった多種多様な環境で仕事する上で一番大切だと思うのは相手を尊重する事だと感じています。

僕は今まで海外で働き続け、海外に出た色々な日本人とも出会ってきました。
日本人にも外国人と同じように色々なタイプがあります。
優秀な人も居れば、そうでないひと、色々な人がいるのです。

そして、同じ同胞の日本人を見ていて感じるのが、日本では優秀でも海外では上手くいかない日本人も多くいるという事です。
これには様々な理由や原因があるのですが、共通しているのはその土地の習慣やルールを尊重していないということがあると感じます。

日本では優秀でも日本のやり方をそのまま外国人の人に押し付けたり、その土地の慣習を無視したやり方では仕事は上手く回りません。私自身も日本で働いていた際にインド人上司の日本の仕事の進め方を無視したやり方に憤りを強く感じていました。日本人が合わせる形で何とか仕事は進んでいましたが、一方的なやり方に憤りを感じざるを得ませんでした。

こういった異文化の環境で働き上手くいかない人たちを見ていても、僕が外国人と働くときや海外で働くときに最も気を付けるべきことがが相手を尊重することだと感じます。

海外で働く事、外国人と働く事は簡単ではありません。日本人ならば阿吽の呼吸で事が進む事も海外や異文化の環境では上手くいかないことが多いのです。

海外で働く上で一番重要なことはその土地の人たちと如何に上手く仕事していくかです。

どんなに相手より自分が優っていたとしても、劣っていたとしても、相手と全く異なる意見を持っていたとしても相手を尊重するようにしています。相手の意見をしっかり聞くようにしています。

相手を尊重すること

今振り返るとこう考えるに至った経緯は、全て鎌倉のサーファー達から教えて貰ったサーフィンのローカリズムだと感じます。

今までこのような異文化の中で働き続けているのも、無意識のうちにサーフィンから教えて貰っていたような気がするのです。これは、サーフィンをしていなければ気付かなかったかもしれません。

その土地のルールを守り、文化が異なる人達を尊重することの大切さを鎌倉の海を守る厳しいサーファー達は教えてくれたのです。

その土地に入ったらその土地のルールに従う事。相手を尊重する事。

これは僕がサーフィンをしてきて、サーファー達から学んだ海外で働く上での仕事の流儀だと言えるのです。

サーフィンから学んだ事

最後に

なぜ、中国人は色々な国の人達に嫌われているのかという話を最後にさせてください。

中国人は世界中にどこにでもいます。どの国でも中国人がいないという国はないかもしれない。

どの国にも中国人のコミュニティがあり、中華街と言って中国人が暮らす世界を作り上げています。

所謂華僑というやつです。

僕が今生活をしているこのタイそして東南アジアにも多くの華僑がいます。

一概に華僑や中国人全員には言えないですが、地元民から彼ら中国人の評判は良くないという実情があります。
ハッキリと言ってしまうと嫌われているという実情があるのです。

これは東南アジアだけではないと思います。
ヨーロッパ、アフリカ、南アメリカでも同じような状況だと聞きます。

ここで一つ疑問に思います。

なぜ彼ら中国人が現地の人たちに嫌われるのか?
色々な理由はあると思いますが、僕は答えは一つだと思っています。

中国人が外国で嫌われる理由。
それは、ローカルを尊重しない傾向が強いからです。

多くの中国人が外国、海外で生活や仕事をしていますが、彼らは地元の人たちやその土地のやり方を無視する傾向が強いです。

中華街と言って中国人街を世界各地に作っているのもいい例だと思います。
世界中どの国の中華街も同じようなつくりです。どの土地の中華街もその土地と融合していない。
彼らは中国人がいかに暮らしやすいようにするかという点が一番の重要事項になっています。

仕事に対してもこのような傾向になることが強いです。
彼らは如何に自分たちの利益が出るかという点に焦点を置いていて、地元民などへの貢献は二の次となっています。中国人のやり方を押し付ける傾向に強いです。少なくとも日本人よりはそういった傾向が強いでしょう。

僕が日本で働いていた時にも実際にそのように感じました。商売はとても上手だと思います。ビジネス的に強い点があるため、中国人のやり方に従うしかないといった点もあります。

ローカルや地元の慣習を無視した傾向が強いため、中国人は海外で嫌われてしまう傾向が強いのです。

これは、中国人が悪いという話ではありません。一概に悪いとは言えませんが、そうった傾向が強いとは個人的に感じます。

海外で働き、地元の人たちと円滑に仕事を進めていくためにはその土地の人たちを理解し、ルールや慣習に乗っ取って仕事をしていくべきなんだろうと彼ら中国人を見ていても強く思います。

海外で働く仕事の流儀

今回の話は海外で働く僕の仕事の流儀ではありましたが、、
これから更なるグローバル化が進み、今日本で働いている日本人の人達にも外国人と働く機会は今以上に多くなってくるはずです。

異なるバックグラウンドを持った相手の事を尊重し、文化を理解することが外国人と働く上で一番重要な事であると思います。

僕自身、サーフィンに教えて貰ったこの仕事の流儀を大切にして、これから訪れるグローバル社会でも成長していければいいなと感じます。

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