非国民?海外在住日本人のマイナンバー制度のメリット・デメリットと3つの解決方法

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2016年1月1日より、マイナンバー制度が始まった。

海外在住者、日本に住民票を置いていない、住民税を支払っていない海外に住むマイナンバーを持たない日本人には無関係に思われるものかもしれない。

しかし実際には、マイナンバーを持っていない海外在住の日本人にこそ、非常にやっかいな制度だと思う。

まず、海外在住者にはマイカードは発行されない。
これは日本に住んでいないから、住民登録していないからだ。

別の言い方をすると税金(住民税、消費税等々)を払っていないから、発行されない。

海外にいても日本人であれば、発行してもらってもいいんじゃないかと思っているが、実際に発行されていない。

そして、日本の外務省の情報を見ると今海外にいる海外在留法人は130万人いる。

海外在留邦人

海外在留邦人数調査統計 統計表一覧

日本の総人口1億2千万のうち130万人ということは、だいたい100人に一人が海外在住の日本人ということになる。
年々増加傾向にあり、この数は今後増えて行くのではないかと思っている。

130万人すべてのひとが住民登録を外した状態で海外にいるわけではないとは思うが、
今、海外で働いている、生活している日本人のほとんどが住民票を抜いて海外で働いている、生活しているのではないかと感じる。

少なくとも今僕が住むタイにいる周りのほとんどの日本人が住民票を抜いて海外に来て働いている。

このような住民票を抜いて、マイナンバーを受け取らないで、海外で生活する日本人はタイだけでなく、今世界でかなりの数いるはずだ。

人それぞれマイナンバーについての考え方が異なり、メリット、デメリットがあると考えているかと思う。

日本在住ですでにマイカードを受け取った人は、漏洩やマイナンバーを使った詐欺などまた違ったデメリットがあるかと思う。

僕は、マイナンバーを持たない海外在住の僕のような日本人にとっても大きなデメリットがあると考えている。

メリット・デメリット

僕個人としてはデメリットの要素が非常に強いのだ。

そして、まだ制度が始まったばかりでこれからこのマイナンバーがどうなっていくのか、不安要素も非常に多い。

今回は、このマイナンバー制度について、現段階で僕の思うところ、そして自分が考える解決策を記載していきたい。

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非日本居住者から見るマイナンバー制度のメリットとデメリット

メリット・デメリットを紹介する前にまずマイカード制度を簡単に紹介しておきますね。

マイカード制度とは

マイナンバーとは

日本に住民登録しているすべての人、日本人、外国人問わずに割り振られる一意の番号カード。

簡単に言うと、日本在住者に割り当てられた世界に一つだけの番号なんです。

ユーモアに溢れた言い方で例えるならば、囚人に割り振られた番号みたいなものとも例えられますね。

マイナンバーキャラクターのマイナちゃんは個人的には好きです。目が可愛い!そこは評価しときます。

マイカード制度による海外在留邦人のメリット

グッドニュース

残念ながら、基本的にメリットはないと考えています。
強いて言うなら、海外在住者はマイナンバーが支給されないので、マイナンバーという番号で管理されないくらいかもしれない。

日本政府としては、国民の納税や銀行の預金額管理ができるメリットがあるでしょうね。
個人的に政府側のメリットが非常に強い制度なのではないかと感じています。

脱税やマネーロンダリングを防止するためなのかもしれませんが、
その前に税金が正しく使われているのかしっかりまずここをチェックしてほしいと強く思います。

税金が正しく、国民のために使われているかは甚だ疑問だからです。

消費税増税にも言えますが、増税する前に一体何に使ってんねんって感じですよね。

多くの税金を払っている高所得者ほど、文句を言いたくなるような制度のような気がしてならないのです。

いまのところ、メリットは乞食・ボランティア並の所得者である僕的にもないと思っています。

マイカード制度による海外在留邦人のデメリット

バッドニュース

メリットとは逆に強烈なデメリットがあります。
もう、このことで僕は頭が痛いんです。

最強のデメリット 株取引が出来なくなる 日本の証券口座が使えない

日本株

具体的な変更点 1.証券口座が新規に開設できない。

もう現段階で、マイカードが無いと、証券口座は新規に開設できません。

どの証券会社も開設には、絶対に必要になっています。

海外で既に生活している人でこれから日本株などの証券投資は出来ないのです。

アベノミクス、東京オリンピック株に投資したくてもマイカードがないと口座開設すら出来ないのが現状なのです。

具体的な変更点 2.既に口座を作ってあっても、日本の証券口座維持のために2018年までに提出が必要。無ければ、おそらく解約される

これが僕が今とても頭がいたい悩みです。

僕は日本の証券口座を何個か持ってますが、2018年までにマイナンバーを提出しなければならないのです。

でも、僕は海外在住者なのでマイナンバーありません。

なので、期日までに提出しないと口座解約、清算となる可能性が非常に高いです。

僕は日本のネット証券でアメリカ株もやっています。

バフェット方式の株も2019年には、マイカード提出しない限り、清算しないとならないんです。

いづれは、ソイカの賢人になる予定だったのに、マイカード制度導入のせいで、どうしてくれるんだって感じです。

頭がいたい。

海外在留邦人130万人の中でどれくらいの日本人が日本の証券口座を持っているかわかりませんが、僕だけでなく、他の日本人にも同じくらいの影響はかなりでかいと思っています。

タイ在住日本人はもっと悲惨。アメリカの証券会社はタイ居住者対応不可

日本人であれば、アメリカのネット証券会社であれば、比較的に簡単に口座開設出来ます。

僕はここに活路を見出しました。

日本の証券会社がダメなら、アメリカの証券会社でアメリカ株だけでもやり続ければいいんじゃないかって思ったんです。

即行動しました。ガンガン連絡しようぜって感じでチャットと電話で速攻で確認したんです。

結果は、『日本人はOKです。でも、タイの居住者は日本人でもダメです。タイの居住者はお断りザマス!』と言われてしまったんです。

アメリカの証券会社すべてに確認したわけではないので、全部同じ回答になるかわかりません。

全部確認してやろうと思っていますが、今現在、比較的簡単に口座開設できる複数のアメリカの証券会社に確認していていづれも同じ回答ですので厳しそうです。。

タイ株は難しい

アメリカ株じゃなくて、僕はタイの株式投資もずっとやっているんですが、正直、鬼難しいんです。

政情不安やら洪水で工場停止やらインサイダー取り引きやら、
マーケット情報もタイ語は豊富ですが、英語、日本語はめちゃくちゃ少ないです。

アナリストの情報も、タイ語なら豊富ですが、日本語になると、本当にごく一部のびっくりするくらい短い短文なんです。ツイッターみたいなんです。

無いに等しいといっても、過言では無い。それくらい日本語の情報は乏しいのです。

日本の証券会社の日報とかめっちゃ素晴らしいですよね。あれ本当うらやましいんです。

日本の証券会社のアナリストの情報はめちゃくちゃ見ていて勉強になるんです。
すごい勉強になるし、株取引やらなくても、面白いんですね。

一方SETはまず、タイ語読めない時点で情報取得するのに大分厳しく、SET、MAI市場でデイトレは厳しいと個人的に感じます。

長期でやるのがまだマシですが、それでも難しいと思います。

株やっているタイ人におすすめ銘柄聞いたんですが、これもびっくりしたんですが、感覚なんです。

朝買って、夕方売るって言われました。フィーリングで相場張ってます。。。天才肌!もしくはマイペンライ!のどっちかですね。
ポートフォリオも新興株に偏り過ぎで、セクターも二つ位でした。分散投資とかない!気分!

感覚だなと思いました。僕のタイ人友人は感覚でやってます。

僕はまだまだタイ人になりきれてない。もっともっと感覚でやらないとまずいと感じています。

少額でできるのはいいんですが、タイ株は難しいのが実情です。

タイ語の情報は豊富でも、財務状況は関係なく、感覚で買ってるタイ人個人投資家が実は多いんです。

PER?ROE?ファンダメンタル?テクニカル分析?そんなの関係ねぇ。
これでしょって感じで株やってます。そういう点ではタイ語の情報豊富だろうが、なかろうが、同じなのかもしれませんね。

少し話はずれてしまいましたが、

タイ在住の僕は、マイカードがないがために、日本の証券会社はいづれも無くなりそうだし、アメリカも断られまくるし、めちゃくちゃ危機的状況なのです。

マイカード制度の4つの大きな不安

マイカード不安

始まったばかりのマイカード制度ですが、上記のデメリットとは別に僕は個人的に多くの不安を持っています。

4つほど僕の不安を簡単に紹介します。

不安1 銀行口座の解約?預金封鎖?

2016年現在、日本の銀行口座の開設、継続維持にマイカードは必要ありません。

任意となっています。これもおそらく近い将来必須になるのではないかとビクビクしています。

僕はもう海外生活が長いですが、日本での銀行口座は未だに使い続けています。

日本にもしょっちゅう帰ってますし、その時に為替交換なんかしたくないのです。

でも、もしかすると、マイナンバーがないと、銀行口座も証券口座と同じになるのではないかととても不安なのです。

なんとなく、このマイナンバー制度って日本の借金を返すための布石のような気がしてなりません。

不安2 日本で作ったクレジットカードも証券会社と同じ運命?

僕はタイの銀行口座もクレジットカードも複数持っていますが、日本のものも持ち続けています。

これは、上記の不安1と同様に日本に帰国した際に、使用するためです。

無駄な為替変動を気にしたくなく、日本円でクレジット決済したいんです。

でも、クレジットカードもそのうち、証券会社と同じ運命になる。マイカードがないと新規で作成も継続もできなくなりそうで怖いのです。

不安3 今後日本のサービスを日本人が受ける場合、マイナンバーの提出が必要になる?身分証明扱いになる?

なんとなく、マイナンバーが身分証扱い、すべての日本で享受できるサービスに対して提出を求められるんじゃないかと思ってしまうんです。

車の免許もマイナンバーがないと更新できないとか、いろんなことにマイカードの提出を求められそうで、不安で仕方ないのです。

もうマイナンバーがないと、日本で一時帰国の滞在も容易じゃなくなる気がしてしょうがないのです。

不安4 日本人じゃなくなる?

最後は飛躍しすぎかもしれませんが、マイナンバーカードがパスポートの代わりにもなるんじゃないかなと思ってしまっています。

いづれ、日本人ではなくなってしまうような気がして仕方ないのです(涙)

以上のように、なんとなく、マイナンバーカードがないと、まずいんじゃないのか?って状況にこれからなっていく気がしてならないのです。不安で仕方ないのです。

海外在住者でマイナンバーを持たない僕は、いま、とても不安なのです。

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海外在住者のマイナンバー解決 3つの方法

解決策

とても不安なマイナンバー制度ですが、海外在住者でも取得する方法があります。

僕は現段階では、3つの選択肢があると思っています。順に紹介します。

1つ目 海外生活中止!日本に本帰国!

日本へようこそ

もう海外生活は諦めて、日本日本帰国して、住民登録して、マイナンバー取得するしかないですね。

これから、海外在住者にもまた違った形で対応してくれるかもしれない。

住民税とは、違った形で税金を払えば、マイカードを発行してもらえるのかもしれない。

でも、多分マイナンバーをもらう最も正当な道は、今はこれしかないと思います。

海外生活を諦めて、日本に戻って住民登録するんです。

えっ

俺やだよ

日本にはまだ帰れない。帰りたくない。

海外で生活し続けたい。まだまだやりたいことがある。

そういった海外在住の日本人には無理な解決方法ですよね。

それでは、本帰国する気はないけれど、マイカードをもらいたい人には、二つ目の解決方法を見て頂きたいと思います。

2つ目 日本に一時帰国して住民登録をして、海外に居ながら、日本の住民税を払い続ける

税金

日本に一時帰国して、住民票戻して、海外にいながら住民税を払うのも方法としてはあります。

これであれば、海外生活を続行させながら、マイナンバーも取得できますね。

今のところはソリューション1の日本に戻って日本で住民登録するか、2の海外にいながらして、住民税を払うかしかない。

この二つがおそらく現状の正当な方法なのかなと思います。

でも、どうですか?馬鹿馬鹿しいですよね?
こんなんだったら、今僕が住む海外に日本の資産をすべて移した方がいいんじゃないかなとも思ってしまいます。

日本に帰りたくない。海外にいるのに、住民税払うなんて馬鹿馬鹿しい。でも、どうしてもマイナンバーが欲しい。

こういう人もいると思います。今僕がまさにこの状態です。

僕は、海外にいながら、日本の証券会社、銀行口座を使い続けたいんです。

次の方法は未確認ですが、僕が試そうとしている方法を記載したいと思います。

3つ目 日本に一時帰国して住民登録して、マイナンバーの登録を求められるサービスに登録して、それから住民票を抜く

トライアンドエラー

3つ目の方法ですが、これは解決方法になるか定かではないです。
次回日本出張、帰国時に僕はこれをやってみようと思っています。

マイナンバーはの有効期限は、10年間有効です。正確には登録してから、10回目の誕生日まで有効です。
そうです。一度作ってしまえば10年間は有効なんです。

まず日本で住民登録をし直し、マイナンバーを取得して、そのIDを証券会社に報告して、そして、また住民票を抜こうと思っています。

住民票を抜いた瞬間に無効になるかは定かではありません。

しかし、おそらく証券会社への申請時に住民票を抜かなければ大丈夫かと思われます。

なぜなら、証券会社のホームページには定期的にマイナンバーの提出を求めるようなことが書いていないからです。

こんな面倒くさいこと正直やりたくないのですが、日本の証券会社、いづれ、銀行口座、クレジットカードが使えなくなるのは僕にとって相当な痛手です。

ただそれだけのために本帰国も住民税を払い続けることもしたくありません。

まだやりたいこと、挑戦したいことが海外であります。

なので、この三つ目の方法は使えるのか定かではないですが、試してみます。
また結果はいづれの機会にこのブログで報告したいと思っています。

最後に

マイナンバー制度は始まったばかりですが、多くの税金を払っている高所得者の海外移住が加速するような気がしてならないです。

また、海外に出ている日本人に日本に戻って税金払いに来いと言っているような気もしてしょうがないです。

そして、日本政府が、海外にいる日本人で日本株をやっている人に対してどういう風に思っているのか教えてもらいたいです。

実は、今僕が住むタイにもこの日本の新しい制度マイナンバーと同じような一意の番号が書かれた身分証明書をみんな持っているんです。
タイは日本よりも先にマイナンバー制度導入しているんです。

でも、ですね。
タイのシャドーマネーはすごいですよ。

番号で管理全然できてないマネーが影でめちゃくちゃ動きまくっているんです。GDPに反映されていない金がいっぱいあるんです。
至る所にある屋台とか出店とか税金ほとんどが払ってないはずです。

締め付けを厳しくすると、反抗したくなってしまう、悪知恵が働いてしまうのではないかとも思ってもしまうのです。

校則の厳しい学校に無性に反抗したくなる学生の気持ちです。

これからも海外在住者のマイナンバーを持たない僕は、このマイカード制度の行方がとても気になります。
海外在住者にも割り振ってほしいなぁと個人的には強く思います。

海外で生活している皆さんはマイナンバーについて、どのようにお考えでしょうか?

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4 Responses

  1. 元駐在 より:

    マイナンバーですが、今は政府主導・先行の感があり、自治体も追いついていないようです。
    私もカード(連絡のほうではないです)申請から取得までに4ヵ月以上かかりました。
    その上で、新聞で読んだのですが、ある自治体では問い合わせした住人に「慌てなくて大丈夫です。今のところ取得者のメリットはありません。」と答えたそうです。
    かく言う私も取得したものの、説明書と一緒に封筒に入れたまま家に保管し、持出してません。無くすと相当やっかいですし。
    源泉徴収の元になる重要物だから、万が一失くしたりしたら確か会社にも届け出なければならなかったような。
    ただお年寄りにはメリットがあります。身分証明がなくなることの抵抗感から免許証返上に応じない方が多いとのことですが、マイナンバーカードは正規の証明になるので。
    でもメリットというほどのことでもないですね。

    • ken より:

      元駐在さん

      自治体の方もはっきりと今のところメリットはないと、言ってくれるのはとても親切ですね。

      お年寄りのケースはなるほどと感じました。免許証の代わりの身分証明になる。
      たしかに、おっしゃる通りかもしれません。

  2. 冨松耕一 より:

    長期ベトナム在住者です。
    google検索でここにたどり着きました。
    検索ワードは「マイナンバー 海外在住」で、検索結果の最上位でした。

    数年前の麻生大臣の「マイナンバーと銀行口座をリンクさせる」というような発言以来の不安が現実となってきました。

    マイナンバー制度に怒っている一人です。悩みは尽きません。

    マイナンバーカードには有効期限がありますが、通知カードには有効期限はありません。一方、マイナンバーカードの取得は義務ではありませんので通知カードで逃げるしか無いと思っています。義務ではないマイナンバーカードの提出を金融機関には求められないはずです。

    参考サイト
    http://kaigaisokin.seesaa.net/article/432190601.html

    タイも同じだと思いますが、ベトナムと日本には租税協定がありますから半年以上ベトナムに滞在すればベトナム納税のみで合法です。ベトナムの場合。

    税法上、合法的に生活しているのに、なぜこんなにマイナンバー制度で不利益を被るのか! パナマ文書問題は合法的ならば許されるのか! 

    マイナンバーは廃止が一番、それができないなら、在外公館でマイナンバーを発行してもらいたいです。

    長期海外在住組のマイナンバー対策サイトがあれば共有をお願いします。

    日本の銀行の非居住者口座のオンラインバンキングには多くの制約があって使えないし。

    • ken より:

      冨松さん

      コメントありがとうございます。
      なるほど、このサイト詳しく載っていますね。
      私ももうちょっと勉強して、行動してみます

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