台風が来ると最高の波になる湘南サーフポイントTOP10ランキング
湘南は波が無い。
しかし、多くのサーファーが湘南に住み着いてサーフィンをしている。
なぜ、こんなにも波がない海辺にサーファーが集まってきているのか?
疑問に思わないだろうか?
湘南はほとんど波が立たない。スネ、ヒザばかりの波しかない。
湘南にサーファーが住む理由。
湘南は実はいい波が来る時があるのだ。
世界にも誇れるような波が立つことがある。
上質なチューブライドを堪能する波が立つ事もある。
それが台風が来た時だ。
何故多くのサーファーが住み着くのか?なぜ多くのサーファーが台風時に湘南に向かうのか?
何故多くのサーファーが台風通過後の湘南マジックに涙するのか?
湘南は台風が来た時に普段は見る事が出来ない隠れた波の本領を発揮する。
湘南のサーファーは台風の波を心待ちにしている。
台風時や台風通過後に最高の波になる湘南サーフポイントを紹介したい。
台風で本領を発揮する湘南サーフポイント TOP10ランキング
私自身が実際に経験しておススメの台風サーフィンでの湘南おススメスポットを紹介していきます。
10位 葉山 長者ヶ崎ポイント
このポイントは普段は波が立ちません。
台風が来たときにだけサーフィンが出来るポイントになります。
目の前に駐車場があって、崖下まで階段で降りていく必要があります。
すこし、バリ島のウルワツに似ているかもしれません。
波はレギュラーのリーフの波となります。
めちゃくちゃいい波になった時に入った事があります。
100メートル位のロングライドが出来ました。
今でも忘れられないライディングの一つです。
9位 鵠沼 腰越漁港ポイント
このポイントは台風直撃時にもサーフィンが出来るポイントです。
すぐ傍に漁港があり、そこに駐車する事が可能です。
数百円で普通の駐車場に止めるよりも格安で駐車する事が可能です。多くのサーファーが利用しています。
ここの波はトロ厚い波が特徴的です。
江の島と腰越漁港に挟まれるように出来ているポイントの為、風の影響も受けづらいです。
台風の凄い風の時も風波になり辛いポイントです。
台風時は腰越漁港のすぐ横から波が割れます。
いくつかのポイントで割れる為、色々なポジションで波待ちしてサーフィンする事が出来ます。
私も台風直撃時にサーファーみんなでこのポイントでサーフィンしました。
他のポイントはクローズアウトして入る事が出来ませんでしたが、このポイントではフェイスの波が張って楽しめました。
他のポイントがぐちゃぐちゃになってしまった時に一度確認してみる事をおススメします。
8位 鎌倉 由比ヶ浜ポイント
ここも9位の腰越漁港と同じく他のポイントがクローズしていてもサーフィンが出来るポイントになります。
普段は波が小さいですが、台風時は良い波が立ちます。
風の影響も受けづらいポイントです。風波になる事は少ないです。
レギュラー、グーフィーフッターどちらも楽しむことができます。
私もこのポイントで台風時に綺麗な三角波を堪能しました。
ダンパーにもなり辛くトロ厚い波なのでリッピングを楽しむ波ではないですが、カットバックやボトムターンの練習には最適のポイントです。
7位 鎌倉高校前ポイント
鎌倉は湘南でも数少ないリーフのポイントです。
私は鎌倉では七里ガ浜がメインポイントになりますが、このポイントは混雑します。
なぜならば、セブンイレブン前の七里ガ浜駐車場が目の前にあるからです。
ビジターサーファーは七里に集中するのです。
七里に車を停めて、5分も歩けば鎌倉高校前ポイントです。
人は七里より少なくなりますが、波は七里と同じ位良質です。
私は鎌高前ポイントでチューブライドした事があります。
ホント数秒でしたが、中級者でもチューブライドしやすい波が台風時に割れます。
個人的に思い入れがあり、台風時にチューブを狙うならおススメしたいポイントです。
6位 小田原のあるポイント
このポイントは雑誌やDVDでは多く紹介されています。
台風の時には湘南のプロサーファー、トップアマチュアが集う場所でもあります。
サーファーには超有名です。しかし、ほとんどのサーファーが入った事がないはずです。
今回紹介するポイントの中で私も唯一入った事が無いポイントです。
なぜならば、このポイントはローカルがマジで厳しいです。超怖いです。
私は大学生の時にこのポイントに入ろうとしたところ、『帰れ!』と一喝して怒鳴られて入る事が出来ませんでした。
世界中のサーフポイントでビジターとしてサーフィンしてきましたが、後にも先にもこんな形で門前払いをされたのはこのポイントだけでした。
本当に厳しいです。
ローカルは厳しいですが、波は最高です。
このポイントはビーチのすぐ傍で割れて、波はいづれもチューブになります。
私の先輩もこのポイントは怖いぞと言っていました。
ビジターサーファーは入る事が出来ないポイントですが、波は湘南のトップサーファーが集うだけありめちゃくちゃ良さそうです。
このポイントは波の見学しているだけでも怒鳴られる程ローカルが厳しいです。
もし、あなたにこのポイントのローカルの知り合いが入れば入る事は可能でしょう。
居なければDVDや雑誌で悶々としながら鑑賞するしかありません。
せっかく小田原まで来たんだし、小田原城見学行くか、箱根の温泉でも行きましょ!
5位 鵠沼 スケパー前
鵠沼から大磯の西湘までは台風が近づき、直撃するとどこもクローズアウトされてしまいます。
この鵠沼もクローズしてしまいやすいポイントの一つです。
しかし、このポイントはそんなクローズアウトしてしまいがちな湘南のポイントの中でもクローズし辛く、ビッグウェイブを楽しむことが出来るポイントです。
台風直撃時は難しいですが、台風が過ぎた後に台風通過後の波はめちゃくちゃ良いです。
私もここで何度もロングライドしました。
ビジターが多く、ローカルもそこまで厳しくないので鎌倉や小田原のポイントより入りやすいポイントでもあります。
4位 茅ヶ崎パーク
湘南でサーフィンのレベルが一番高いエリアはどこでしょうか?
鎌倉、鵠沼、辻堂、茅ヶ崎、平塚、大磯。
湘南には多くのエリアがありますが、数多くのプロサーファーを輩出しているのが茅ヶ崎なのです。
日本のトッププロの大橋海人プロと大澤伸幸は茅ヶ崎出身のプロサーファーです。
そして、この茅ヶ崎で一番有名なポイントがパークポイントです。
テトラ左側がパーク、右側が裏パークポイントとなります。
Tバー脇から上質なレギュラーの波を堪能出来ます。
波はめちゃくちゃいいです。
湘南でサンドバーのポイントであれば一番良いと言ってもいい位いいかもしれません。
しかし、サーファーのレベルが高く、波が割れるピークのポイントが決まってしまう為ほとんどいい波に乗る事は出来ません。
こういった理由で4位としました。
このポイントは千葉でいう、志田下ポイントのような湘南でも一番と言ってもいい程レベルの高いポイントです。
台風が来て波が決まった時は多くのプロサーファーがこのポイントでサーフィンしています。
プロサーファーのサーフィンを見に見学に行くだけでも価値があります。
3位 平塚 花水河口ポイント
このポイントは台風が来て、砂が決まると超ロングライド出来るポイントです。
相模川の河口に面したポイントで砂の状態によってコンディションが大きく変わってきます。
私は一度このポイントで超ロングライドする事が出来ました。
湘南でもこんなロングライド出来るのかという程驚いた覚えがあります。
人も少なく、ビジターでも楽しめるポイントです。
ただし、駐車場が周りに無い為、平塚新港の駐車場に車を停めて相模川をパドルで渡る必要があります。
私はこのポイントで台風時に一度死にそうになりました。
川の流れを侮ってはいけません。本当に危ないです。
他の駐車場を利用して、台風時は相模川をパドルしないようにしてください。
本当に危険です。
2位 鎌倉 稲村ヶ崎
台風が来た時に威力を発揮するポイントです。
鎌倉の観光客の最終目的地点でもあります。
台風が来て、良い波が立つ時はギャラリーも現れます。
このポイントはリーフです。
波は本当にいいです。ロケーションも最高で海外でサーフィンしているようなパノラマを味わう事が出来ます。
ただし、ローカルはここもうるさいです。
鎌倉は全部うるさいんですが、ここが一番うるさいポイントです。
礼儀正しくしないといざこざに巻き込まれて鎌倉出禁になります。
可能であればこのポイントのローカル、鎌倉のローカルと一緒に行きましょう。
1位 大崎・カブネポイント
湘南で最高に良い波が立つポイントです。
大崎、カブネどちらもリーフのポイントです。
大崎の方がカブネよりもやや波が立ちやすいです。
大崎も稲村と同様海外に行ったような感覚に陥るポイントです。
ポイントに行くまでにロングパドルする必要があります。
しかし、長い間パドルして着いた先には最高に良い波が待ち受けています。
レギュラー、グーフィーどちらも割れますが、レギュラーが特にいいです。
上質なチューブにもなります。
私はこのポイントでも先輩に連れていって貰いレギュラーのチューブを堪能しました。
鎌倉、葉山のローカルがこのポイントに集まってきます。
普段は波が無いポイントなので正式にはこのポイントにローカルはいません。
しかし、厳しいサーファーがいる事は事実です。
ドロップインは絶対にしないように、そして波には乗り過ぎないようにある程度の間隔を持って波に乗るように心がけましょう。
最後に
湘南は台風が来ると本当にどこもいい波が立ちます。
特に鎌倉が顕著に良い波が立ちます。
良い波が立ちますが、台風時のサーフィンは同時にとても危険でもあります。
台風通過時などにサーフィンをして、荒れ狂う波、潮の流れに流されてしまって帰らぬ人となってしまったサーファーが後を絶ちません。
自己責任ですが、海で行方不明になると海上保安庁がヘリで捜索に出てくれたりと迷惑をかけることにもなります。
何よりあなたが亡くなってしまう事を悲しむ家族がいる事をしっかり認識して、自己責任でしっかり安全対策をしてサーフィンをするようにしてください。
どんなに上手いサーファーでも絶対に安全という事はありません。
リーフが切れてしまったり、板が割れてしまって、そのまま沖に流されてしまう事もあります。
もう一度言いますが、台風時の湘南サーフィンはとても魅力的ですが、同時に非常に危険でもあります。
自分のレベルをしっかり認識して、十分に気を付けてサーフィンを楽しむようにしてください。