タイで働く日本人
タイは非常に魅力のある国だ。
あなたもタイで海外移住、生活をしたいと考えているかもしれない。
しかし、海外で生活をする上で食べていくためにはお金を稼がないといけない。
定年を越えて年金でタイで生活出来る人以外は皆当てはまり、仕事をしないといけないことになる。
海外で生活していく上でお金を得る事は非常に重要だ。
タイでお金を得るには、仕事をするにはどうすれば良いのだろうか?
私もタイ移住をする前に一番気がかりであった点がどのようにしてお金を稼いでいくのか、仕事をするのかという事だった。
それではタイで働く為にはどのようにすれば良いのだろうか?
タイで働く為にはどうすれば良いのか、実際にタイで働いている私の実体験を基にして、これから記載していきたいと思う。
今回はまずタイで働く人たちの日本人の種類について記載する。
タイで働く日本人は大きく分けて2つの部類に分ける事が出来る。
タイで働く日本人
- 日本の企業から派遣される形で働く駐在員
- 自らの意思でタイに来て働く者達
この二つの種類の違いは企業のバックアップがあるのか、自分の意思でいく事が出来るのかという違いがある。
日本の企業から派遣され、タイで働く
- 日本の給与ベースで賃金が支払われる。
- 社会保険や厚生年金も日本と同様の形態となる。
- 会社からの業務命令で多くは3年の赴任期間を言い渡されてタイで働く事になる。
- 賃金も海外手当が付き、日本で働いていた以上にお金を貰う事が可能だ。
- 会社がタイでの住居、車、ドライバー、全てを用意してくれる。
- 会社の経費という形で大きなバックアップを受けてタイで働く事が出来る。
もしあなたの企業がタイ進出をしていてタイに駐在員を置いているのであればタイで働くのはまずは駐在員が一番良いだろう。
しかし、駐在員になるには日本の企業の業績やタイミング次第の為、自分が行きたい意志があっても仕事が無ければタイに行く事は出来ない。
勿論タイに行きたいという意思があれば、タイ駐在として率先して企業側も推してくれるだろう。
しかし、希望を押してくれるのは稀で、企業側のタイミング次第であり、仕事がなければまず駐在にいく事は難しい。時期も不確定である。
また3年という任期を終えると日本に帰国しなければならない。
私の感覚では多くの帰任された方たちを見て来て思ったことがある。
ちょうどタイに慣れ始めて来て、これからという時期でタイを皆離れてしまうのだ。
石の上にも3年という諺があるが3ああ年はあっという間だ。
タイに慣れ、タイ社会、タイビジネスを理解し、これからという時期に去ってしまうのだ。
私の知り合いでも会社の帰任命令が出た後に、会社を辞めそのまま現地の会社に就職、タイで起業している人が結構いる。
そこまではいないにしても皆さん帰任時に口癖のように言うのが、タイにもっといたい。タイで仕事したいという思いを残して日本へ帰国する。
タイは駐在員にとっても非常に良い国なのだ。
また、短い期間でいつでも良いのであればタイで働く選択肢として駐在員は非常に恵まれた環境で仕事が出来るので一番のおススメだ。
自らの意思でタイに来て働く者達
上記駐在員とは異なり、企業からの命令ではなく自らの意思でタイに来て働いている人たちがいる。
これには下記の2種類のパターンがある。
- 自営業 自分で起業したり、企業に属さないでお金を得ている人たち。
- 現地採用 タイにあるローカル企業、日系、外資系企業に現地の水準で採用されて働いている人たち。
この二つに共通している事
- 自分の意思でタイに来ている
- 自分の意思次第でいつまでもタイにいる事が可能
- 住居や会社選びや保険、人生設計全て自分で行わなければならない
タイの自営業 日本人
- タイで自営業をしている日本人は非常に多い。
- 日本や周辺諸国で成功したビジネスモデルをタイでも行っている人たち
- 起業や経営の経験がなく、初めての企業として海外、タイで起業している人たち
- 日本人が多く住んでいる。多くの日本企業がタイでビジネスをしている分、日本人向けにビジネスをしている
感覚的には日本で既に成功してきてその成功モデルをタイでも導入している人やタイで何もわからない状態で起業して成功している人など
千差万別である。
日本人向け日本食を経営する飲食店、日本人向け不動産、日本企業向け人材紹介業、オフショアIT業が自営業で多いと感じる。
また、インターネットを使用して株式売買、アフィリエイト等を行い、起業とまではいかなくとも、一人で生活出来る程度の収入を得て生活している人達も大勢いる。
経済も発展途上の為ビジネスや企業も日本で行うより参入がしやすいのだ。
少ない畑を皆で奪い合うというような状況にはない。
また、タイは物価も安いので少額の収入しか得られなくとも問題なくやっていけるのだ。
非常にビジネスがしやすい環境にあると思う。
まだまだチャンスもあるし、これからさらに新規ビジネスを立ち上げる日本人が増えてくると思う。
タイの現地採用 日本人
- タイにあるローカル企業や日系、外資で働く人たち。
- 給与水準や社会保険制度はタイと同様になる。
- 現地採用は駐在員よりも賃金が低い。
一般的には正論だが、私が働き始めた2011年より年々変わってきており、日本と同じ給与を払う現地採用の案件も多く出てきている。
また、基本的なタイ企業でもドライバーは日本人に対して付けてくれる。営業等は基本ドライバーがついてくるのだ。
日本の感覚からすると一平社員がそのような待遇を受けれるはずがないと感じるかもしれないが、
実際にタイ人の新卒営業スタッフもドライバーを付与されて、営業活動を行っている。
帰国を余儀なくされた駐在員がタイで起業するように
タイの現地採用でまず働き、タイのビジネス感覚、生活に慣れた後に起業する日本人も多くいる。
また、現地採用で働いている日本人のスペックだが、これについても日本で働けない人、日本のスペックでは通用しないというイメージがあるかもしれない。
実際インターネット上にはそのような書き込みを多く見かける。
私の経験や感覚ではまだまだ絶対数が少ない為、日本よりも良い日本人がタイで働いていない。人材のスペックが低いというのは一理あると考えている。
しかし、実際に私の周りにいる日本人はとても優秀だ。
学歴と仕事は比例しないと思っているが、彼らは恐ろしく仕事が出来る。
難しい仕事をいとも簡単に片づけてしまうのだ。
また人間関係の構築も非常に上手だ。タイビジネスでは人間関係がモノをいう事が多々ある。
彼らはタイに限らず、その土地でのビジネスの本質を理解して合理的に物事を進めていく。
近年日本に見切りをつけて海外で働く、タイで働く、現地採用で働いている優秀な日本人が増えてきているように感じる。
またそれに合わせるかのように給与が高い日本人案件もタイで多く出てきている。
これからより良い日本人という人材がタイに流入してくるのは時間の問題だと思う。
その時に現地採用の考え方が今とは異なるものになると想定している。
私の実体験
最後に私のケースを簡単に記載していきたいと思う。
2011年当初はネットではあまりこの点について情報がなかった。
東南アジア タイで働いている友人もいなかった為、ツテやコネも無かった。
海外に行きたい、働きたいという意思を以前勤めていた会社にも伝えていた。
私は以前勤めていた外資系企業を辞めて、タイの現地採用の道を選んだ。
その時に上記で説明したように全て自分で会社探しからタイでの家探しまで全て自分の手、足を使い行った。
仕事をしていて片手間で行っていた為、非常に労力がいる作業であったが、タイに来て結果的には満足している。
現地採用やタイでの仕事については詳しくはまた別の記事で記載していきたいと思う。
タイで働く日本人 まとめ
タイで働く日本人は2種類ある
タイで働く日本人に共通している事、駐在員、自営業、現地採用皆タイで働く事を楽しんでいる。
みななぜかウキウキしているのだ。
これはバブルの影響なのか分からないが、ギスギスしたイス取りゲームのような日本の市場ではない、タイの有望な市場が日本人みなを元気にさせている。仕事をしているように感じる。
タイは経済的に発展している為これからもこの状況は変わらないと思う。
あなたも海外就職、今後も発展著しい東南アジアで働いてみるのはどうだろうか?