最高の季節到来!春サーフィン2つの魅力と注意すべき1つのこと

サーフィン

春が近づいている。

2月から3月にかけて、春一番が吹いたら、寒い季節がもう直ぐ終わりをむかえる。

まだまだ寒い季節ではあるが、これから暖かい季節が始まっていく事を意味する。

サーファーにとって待ちに待った念願の季節、春の到来だ。

春はサーファーのみならず、全ての日本人にとって嬉しい季節であると思う。
なぜなら、新学期、新年度など新しい季節の幕開けだからだ。また寒い冬が終わりを告げる事も嬉しい。

でも、普通の人達よりも僕たちサーファーはよりいっそう春の到来のすばらしさを感じる。

それは何より、凍えてしまうような寒さの冬の間海に入ってサーフィンしていたからだ。サーファーはより一層春の到来の有難みを感じる人種なのである。

今回はサーファーが待ちに待った春サーフィンについて魅力とたった一つの注意すべき点を記載したい。

待ちに待った季節到来!春サーフィンの魅力とたった1つの注意事項

春のサーフィン

サーファーにとって待ちに待った最高の季節である春サーフィンの2つの魅力と1つのデメリット、そして1つの注意すべき事を記載していきます。

春サーフィンの魅力その1. ウエットが軽くなる

サーフィン気温上昇

春サーフィンの魅力の最大はなんと言ってもウエットが軽くなる事だ。

冬一番しんどいと言っても過言ではない、一番寒さを感じるのはウエットスーツに着替えをする時だ。

10度以下、冷たい風が吹く中僕たちサーファーは肌を大気に出して着替えをしなければならなかった。

しかし、春は気候が暖かくなる。そして、肌を大気に出しても寒くない。

春にはウエットスーツの着替えが非常に楽になるのだ。

そして、気温が暖かくなるにつれて、海水の水温も上昇する。

水温が上昇すると、ウエットスーツもそれに合わせて軽いウエットを着る事が可能になる。

セミドライからジャーフル、シーガルへと薄くなっていく。

パドルが非常にしやすい状況にもなる。余裕があるテイクオフが可能になる。

冬のドライスーツは寒さから我々サーファーの体温を守ってくれる優れたものではあるのだが、やはり非常に重い。

パドルはしづらいし、2時間も海に入って波を追い続けていると、肩がパンパンになるなんてこともしょっちゅうある。

冬のサーフィンはいわば重い鎧を被ってサーフィンしているようなものなのだ。

しかし、春にはこの重い鎧をすこしづづ軽くしていける。

おそらく、冬サーフィンを頑張った人は自分のパドル力が冬の前よりも格段にあがった事を実感するはずだ。
サーフィンする上でパドル力というのは基礎中の基礎だが、非常に重要なものだ。

冬よりも早く沖に出れるだろうし、早くテイクオフする事も可能になるだろうし、去年の夏、秋よりも数倍パドル力が付いたことを実感するだろう。

春は気温が上昇し、水温が上がり、ウエットスーツが軽くなり、サーフィンが冬以上にしやす環境になるのだ。これが春サーフィンの最大の魅力だ。

春サーフィンの魅力2.波が良くなる

春サーフィン魅力

春は冬よりも波が良くなる。
これもサーファーにとってとても嬉しい事だ。サーフィンが楽しいのはやっぱりいい波が来てこそだ。
春には台風のシーズンが到来し、最高の波のシーズンの幕開けも意味する。

冬にも台風は発生する事はするが、ほとんど日本列島を直撃するような台風が来る事はない。

しかし、春先から徐々に日本列島にも直撃するような台風が発生する。だいたい5月ころからだろうか。

春は、最高に波の良くなる台風の季節が到来するシーズンでもあるのだ。

台風が来るのが待ち遠しい。サーファーは皆そう思っている。

世間一般で台風を喜んでいるのはサーファーだけではないだろうか?

気象予報士でもない人たちで台風の進路を天気図を見て固唾を飲んで見守っているのはサーファーだけではないだろうか?

台風が発生して日本列島に近づくのを嬉しいと感じるのはおそらくサーファーだけだろう。

台風が発生するのが嬉しいなんて言うのは世間一般に言ったら不謹慎かもしれない。

しかし、サーファーは台風が大好きなのだ。それは何より台風が来る前、そして日本列島を通過した後の波は日本全国度のサーフポイントもすこぶるいいからだ。

波ある、波伝説のサイトでもこの台風シーズンには〇から◎など波の質が非常に良い事を示すマークを発する。

春の到来はこの最高の波の季節が幕を開けることも意味するのだ。

台風発生時の日本の波は世界から見ても引けを取らないような極上の波が立つ。普段は湖なんてバカにされている湘南でもビックリするような極上なチューブが発生する。チューブメイクしたら武者震いするような波が立つのだ。

是非冬に頑張った成果を台風時のサーフィンで如何なく発揮してほしい。

以前このブログでも湘南と千葉の台風時にいい波が立つポイントを紹介させてもらった。こちらもぜひ参考にしてみて欲しい。

湘南台風時のおススメサーフポイント
台風が来ると最高の波になる湘南サーフポイントTOP10ランキング

千葉台風時のおススメサーフポイント
台風・低気圧時に超良い波の千葉サーフポイントTOP10ランキング

台風時の注意点も記載したい。

台風は良い波が立つが、非常に危険でもある。毎年多くのサーファーが台風時に命を落としている。自分のスキルをしっかりわきまえてサーフィンしよう。

どんなに上手いサーファーでも、プロサーファーでさえも事故に遭ってしまう。リーシュが切れてしまったり、板が折れてしまったり、波にのまれてしまったり、多くのリスクを伴う。可能であれば友達と一緒に海に入る事をおススメする。

とにかく、春には波が良くなる事。これが春サーフィンの二つ目の魅力である。

春サーフィンのデメリット サーファーが増える

サーフィン人大杉

春は非常に魅力的な季節ではあるが、デメリットも存在する

春サーフィンにおけるデメリットを紹介しておきたい。

春のサーフィンのデメリット。これはサーファーが多くなること。もう、これに尽きる。

サーフポイントに人が多くなりやすい季節でもあるのだ。冬サーフィンを頑張ったあなたも冬よりは確実に多くのサーファーが海に入っている事を目の当たりにするだろう。駐車場、サーフポイントいづれも冬より確実に人が多くなる。

なぜなら、春に新しくサーフィンを始める人もいれば、冬の期間サーフィンをしていなかった夏だけサーファーも海に足を運ぶようになるからだ。

たとえ、冬の間サーフィンをしていたとしても、頻度が少ないサーファーも春からはサーフィンしやすい環境になる為、サーフィンの頻度を上げてサーフィンを開始する。

このように、どのサーフポイントも冬より人が多くなってしまうのだ。人が多くなると波のピークに人が集まり易くなり、波をゲットする機会が冬よりも減ってしまう。

また、ピークに乗れたとしても、沖に向かってパドルアウトしてくるサーファーたちがウジャウジャいるので避けながら、波に乗らないといけない。人が多くなり、トラブルも多くなる。前乗りした。邪魔をしたなど色々いざこざも起こる可能性が高くなるだろう。こういった面が春サーフィンのデメリットだ。

冬より水温そして波の環境は良くなるが、サーファーが増えるというデメリットが冬サーフィンにはあるのだ。

春サーフィンの注意すべきたった1つの事

チェックポイント

春サーフィンの2つの魅力そしてデメリットを紹介した。

次に一つだけ注意しておいて欲しい事を記載したい。

注意というかチェックポイントというか、多くのサーファーに知ってもらいたい事がある。

僕自身が何度か誤ってしまったことでもある。最高な季節である春を思う存分楽しむ為にこの注意事項を記載しておきたい。

春サーフィンで気を付けるべき一つのこと。それがウエットスーツ選びだ。

前述したように春のサーフィンは気温が上がっていき、ウエットスーツも薄いウエットを選んでサーフィンする事が可能になる。

冬はシーガル、ロンスプ、ジャーフルなどの選択肢はなく、セミドライ一本のみでサーフィンする。

しかし、春には水温の上昇に合わせて、ウエットの選択の自由が発生する。

シーガル、ロンスプ、ジャーフルが着れる季節になるのだ。

実は春サーフィンではこのウエット選びが結構難しい。

私自身が結構な頻度でウエット選びを誤って、寒い思いをして、思う存分楽しめなかった経験がある。

海に入ったはいいが、ウエット選びを間違えて寒くて途中で切り上げてしまった事があったのだ。わざわざ東京から千葉や茨城まで行ったのに暖かいウエットを用意しておらず、サーフィンを続行することが出来なかった。

これはおそらく私だけではないはずだ。

春という季節はウエットスーツ選びをもっとも間違いやすい季節だ。

なぜかというと、気温の上昇は水温の上昇と比例しないからだ。水温は1,2ヶ月遅れで表れてくるのだ。

これは、サーファーには当たり前の話かもしれないが、意外と落とし穴なのである。
4月、5月ころより20度を超えて、半袖だけで過ごせる温暖な気候になる日が多くなる。

しかし、水温は4月、5月も真冬と変わらない冷たいことが多いのだ。

気温は温暖なのに、水温は冬のまま、半袖で過ごせるのに、水温はとびきり冷たかったなんて事が結構起こりうるのだ。

感覚的にはカリフォルニアに似ているかもしれない。春は気温と水温がぜんぜん異なる季節でもあるのだ。

とくに北千葉、茨城などは顕著だ。無難なのはセミドライもしくはジャーフルを忘れずに車の中に入れておく事。

私自身が失敗していた事なので注意してウエットスーツ選びを間違えずに春サーフィンを楽しんでもらえたら、貰えたら嬉しい。

春サーフィンの本当の魅力

春サーフィンの本当の魅力

ウエットが軽くなるそして波が良くなるという春サーフィンの二つの魅力を紹介させてもらった。

春は全てのサーファーにとって最高の季節に思えるかもしれない。

しかし、実はこの春サーフィンの魅力は冬にサーフィンを頑張ったサーファーのみが感じられる魅力なのだ。

冬サーフィンをやらなかったサーファーにとって春は魅力的ではない。むしろ苦痛の季節だ。

冬の間海に行かなったサーファーはまず自分のパドル力が落ちている事に気が付くだろう。沖に出る事もままならないほど落ちているに違いない。冬サーフィンをした友達、同期と大きな実力の差を見せつけられるだろう。

冬の間サーフィンをやらず、春からサーフィンを始めたものはまずパドルを慣らすのに1か月から2か月かかってしまう。パドル力が付いたとしても人も多くなり、例え台風のような極上な波が発生しても波には乗れない。春からサーフィンを始めてしまうと本当の春の魅力を感じる事が出来ないのだ。

これは、私自身が実際に多くのサーファーとくに大学生の後輩サーファーにサーフィンを教えていたので強く感じる事でもある。

大学生も冬サーフィンをやるサーファーとやらないサーファーで大きく分かれてしまう。

春を迎えた頃、冬の間サーフィンを続けていたサーファーと続けていなかったサーファーの実力差が非常についてしまうのだ。初心者にとくに顕著で、初心者こそ、冬の間サーフィンをするべきだと私は思っている。

春はサーファーにとって最高の季節であるが、春サーフィンの魅力とは冬にサーフィンを頑張ったサーファーこそが、人一倍強く春の魅力を感じることが出来るという事を最後に伝えたい。

最後に

まだ春が来るのは1か月、2か月くらい先であり、2月は寒さが最高潮に達する季節である。

まだまだ寒く辛い季節であるが最高の季節である春は近い。

冬の間、寒い思いをして、努力したサーフィンの成果がこの春に現れるはずだ。そう信じてサーフィンを続けよう。

そして、もし冬の間サーフィンしなかったサーファーがいたら、今からでも間に合うので春からサーフィンを開始するのではなく、寒い時期からサーフィンを始めて最高の季節である春を迎えるべきだと伝えたい。