タイのススメ 政治不安と強固な経済基盤

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前回タイの良いところとして経済が好景気であることについて記載しました。

今回はこの好景気がどの程度続くのか、将来性はどうなのか、不安要素があるのか記載していきます。

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タイ政治と経済発展に関係性は薄い

まずここ15年程のタイの政治の歴史について簡単に振り返ってみたいと思います。

  • 1997年 アジア通貨危機 タイバーツの暴落
  • 2001年 タクシン政権発足
  • 2006年 タクシン首相失脚、亡命。タイ軍による無血クーデター発生
  • 2008年 タクシン派傀儡政権発足、リーマンショックによる景気後退
  • 2009年 反タクシン派政権発足
  • 2010年 赤シャツタイ(タクシン派)によるバンコク騒乱発生。
  • 2011年 タクシン派 インラック(タクシンの妹)政権発足と大洪水発生
  • 2014年 バンコクシャットダウン、軍によるクーデター発生

それぞれの事項についての詳細は別途Wikipedia等でも記載されていますので参照して頂ければと思います。
簡単に言うと下記になると思います。

ここ10年程でタイの政治に関していえば、ロクな事が起こっていない。

アジア通貨危機

17年前の1997年にバーツが暴落し、経済状況が悪化。
タイ株価の暴落、企業倒産、多くのタイ人が失業する事態に陥りました。
タイの一般市民は不満を爆発させます。政治、経済全てが駄目になった時代でした。
そこから市民の不満を代わりにタクシンの人気が沸騰しました。

2001年 タクシン政権発足

タクシンがアジア通貨危機を境に現状のタイの体制、経済、既得権益にメスを入れ始めます。
タイは大きく分けて2つの部類に分ける事が出来ます。

ごく一部の富める者と大多数の富めない者に分けられるのです

タイの富める者

ごく一部のタイ富裕層が占めている

  • 王室
  • 政財界
  • タイ軍
  • 官僚
  • 警察

タイの富めない者

大多数のタイ市民

  • 低所得者
  • 農民
  • 貧困層

市民の不満、疑問、怒り、あらゆる感情を市民に代わりタクシンがタイに対して動き始めるのです。
タクシンはタイ国民大多数の為に代弁するのです。
今の日本の政財界にこのような人物は残念ながらいないのではないかと思います。
強力なリーダーシップと国民の心の声を反映しました。彼は絶大な人気を得ます。
日本の今の芸能界で言えば、有吉弘行に似ていると個人的に思っています。
私も有吉がいう事はうなづくが多く、良く分かっているなぁ、自分もそう思っていたよく言ってくれた‼とうなづく事が多いです。
正直個人的には有吉自体はあまり面白いと思わないですが、発言は的を得ており、これが原因で絶大な人気が出ているんだと思います。
2001年当時のタクシンは今の日本の有吉だったと思います。
私の個人的な感覚では、タクシン出なくてもいづれタイの体制に対してメスを入れようとした人間は自然発生的に発生したと思っています。
今の世の中は何が本当で、何が嘘なのか自分で判断しなければならない世の中だと思います。
これはタイに限らず、日本も同じで国及び一部の権力を持ったメディアが情報を統制する事はよくある事なのです。

2011年東日本大震災の際に福島原発が爆発し、大量の放射能が大気、太平洋に流れてしまいました。
その当時の日本のテレビとアメリカや海外で流れている映像には違いがあったようです。
日本のメディアでははっきり見えないように大したことがないように見せるように遠くから原発が煙を上げている映像を映していました。
アメリカのCNNは更に近くの映像を放送し、福島原発の異常性、危険性を地震発生翌日の3月12日から放送し続けていました。
日本はその当時の枝野官房長官が『直ちに影響はない』と良く分からない表現を繰り返し、あやふやな情報を発信し続けていました。

私たちは真実を見極める必要があるのです。

補足ですが、タクシンは、AISという日本でいうNTTどこも、ソフトバンクのような携帯キャリアサービスを立ち上げ大成功を収めています。
彼自身はタイの富める者、少数派であったと思います。しかし、あえてタイの体制に立ち向かうのです。

2006年 タクシン首相失脚、亡命。タイ軍による無血クーデター発生

タクシンは2001年に首相になって、数々の汚職を繰り返す事になります。
政治的なコミュニケーションを使って株式を操り、莫大な富を得ることになります。インサイダー取引ですね。
権力を手に入れると人はいとも簡単に変わってしまうのでしょう。
これに対して今度はごく一部の富裕層、及びバンコクを中心として台頭し始めてきた中産階級がデモを実施。
最終的には軍隊が介入し、クーデータが発生します。タクシンはタイから逃げて亡命することになってしまうのです。

2006年のタクシン亡命を境にタイの暗黒政治時代が始まります。

タイは二つの考えを持った人たちで分断されてしまうのです。

  • タイはタクシンを支持し続ける貧困層を中心としたタクシン派
  • タクシンを支持しない富裕層、中産階級の反タクシン派

元々2001年タクシンが政権に着く前も前述したように富める者と富めない者で二つに分断されていたのですが、
決定的に違う事はタクシンが富めない者、貧困層に対して意見を言う事、主張する事を教えるのです。
2001年以前は貧困層は富裕層、既得権益を持った人たちについては同じタイ人だが別世界に住む人、意見を言うことなどをありませんでした。

タクシンが貧困層に対して、戦うことを教えたんだと思います。
ここが決定的に2001年以前と2006年以後の富める者と富めない者の違いになります。

2006年から2014年 現在までタイ混乱政治の時代

2008年まで軍が政権統治をしますが、2008年から親タクシン派の傀儡政権が発足します。
タクシンの人気は2年経っても、衰える事は無かったのです。
その一年後の2009年には軍が援助する形で反タクシン派の政権が発足します。
またその一年後の2010年にはこの軍が介入した政権掌握に納得できず、タクシン派がバンコクの一部地域を掌握、武装化し、デモを行います。
日本でもジャーナリストの長井健司さんがデモ隊に銃殺されてしまったことで大きなニュースになりました。
2011年後にはまたタクシン派である実の妹のインラック政権が発足します。
そして2013年秋に2010年当時副首相であったステープ氏を中心にバンコクをデモ、2014年初頭にはバンコク主要道路をシャットダウンし、
ついに軍が2006年依頼となる再クーデターを実施し、政権を掌握します。

どうでしょうか?
2006年のタクシン亡命から2014年現在まで数回に渡る政権交代
2006年と2014年 2回に渡るクーデター

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タイの政治状態は極めて不安定であると言えます。

こんな国はあまりないと思います。アフリカや中東でもここまでの政権交代、デモ、クーデターはないのではないでしょうか?
また政治とは別になりますが、2008年にはリーマンショックによる世界同時株安、景気低迷、2011年のタイ大洪水発生。
2010年のタイ大洪水は東日本大震災と原発事故、阪神淡路大震災、アメリカの巨大台風カトリーナの被害に次ぐ史上4番目の自然災害でありました。
タイの政治だけでも激動の時代であったのにそれ以外にも2度の世界的な景気低迷を経験、招いています。

これだけ政治が不安定、大災害を経験していてもタイの経済は順調に発展しています。
タイの政治混乱と経済は無関係であると考えています。

タイ政府やタイ国民が意図的に政治と経済を切り離している事もあるかと思いますが、タイの経済基盤はとても強固です。
普通に考えてこのような政治混乱、自然災害を経験している国を投資対象として各国、各企業は投資しないと思います。
しかし、タイの投資は止ることなく、タイに住む外国人、日本人、外資系企業は今なお、魅力的且つ需要拠点としてタイでビジネスチャンスの機会を虎視眈々と進めています。
タイは主要な自国の産業もない為、投資して貰う、各国が製造工場を設立等することによって経済発展をしてきました。
タイの経済を語るうえで諸外国からの投資は非常に重要なのです。
今後もタイへの投資は止ることなく、経済基盤を今後一層強くしていくと信じています。

今回はタイの政治不安を中心にそれとは逆行する経済発展、投資について記載しました。

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