タイの良いところ タイは好景気

タイのススメ

タイの良いところとしてタイの経済、景気について私の感じるところを書いていきます。

タイは今現在経済成長真っ只中。

私は経済の専門家ではないですが、以下が私が感じたタイ、バンコクの景気が良いなと感じる点です。

  • 消費欲旺盛
  • 仕事がいっぱい、失業率1%以下
  • 仕事を奪い合うような事はなし
  • バンコクでは至る所で高層ビル建設ラッシュ
  • 高級車が街中にいっぱい、高級品も売れている
  • 第2の中国としての新たな投資先タイ
  • 世界の製造工場、世界の自動車工場(デトロイト化)
  • 2015年AEC ASEANによる新事業、タイ人以外にも新たな雇用の機会

消費欲旺盛

ショッピングセンターではどこも買い物客で溢れています。賑わっています。
Siamパラゴンやエンポリアム等の高級ショッピングセンターは物によっては日本より高いですが、
いつも混んでおり、人がいっぱいです。
実際に買い物もしていて消費を抑えるような気分ではないなぁと感じます。
一般的なタイ人の月の給料は20000バーツから多くて50000バーツです。
それよりも貰っているタイ人は勿論いますが、一般的にはこのような金額だと思います。
決して給料は高くないですが、皆さん買い物を躊躇なくしています。
お金を使っても仕事をして稼げるという雰囲気、実感がタイ人の中にあるからだと思います。
国民性もあると思いますが、日本のように節約、消費を抑えるようには今のタイでは見受けられないです。

仕事がいっぱい。失業率1%以下

タイの失業率は1%以下です。
日本は5%くらいだと思いますが、ヨーロッパの失業率約20~30%等と比べると約数十倍は仕事があることになります。
実際タイには仕事がいっぱいあります。
外国人である日本人にも、タイ人にも多くの仕事が常に募集されています。
私はバンコクの人材紹介会社数社にデータ登録をしていて、新しい求人が出た場合メールが送られてくるのですが
このメールはほぼ毎日来ています。同じ求人の内容でなく、新規の求人案件です。

実際この失業率については賛否両論あり、実際に仕事しているとタイ人は簡単に嫌なことがあったり、
少しでも給料が良いところが見つかると簡単に仕事を辞めてしまいます。
私も今までに何度も同じ職場で働いているタイ人が退職するのを経験をしました。
これはタイ人と仕事していると悩ましい点ですが、経済的な側面で考えた場合、
仕事がいっぱいあるという事は良いことだと位置づけられると思います。

仕事を奪い合うような事はなし

これは仕事がいっぱいある事と関係があるのかもしれませんが、
タイでは仕事を奪い合うような状況にはありません。
日本では競合他社と市場を奪い合うような状況が発生していますが、
タイではそこまで必死に身を削って市場を奪い合うような状況にはないです。
私は日本では外資系メーカーで働いていましたが、競合の中国、アメリカ企業のメーカーと必死になって
相手を踏み倒してでも仕事を取るような状況で働いていました。
実際仕事を取れないとクビとまでは行かないにしても社内で吊し上げ状態にされるので必死でした。
結局中国企業に重要案件を持ってかれてしまったのですが、
日本のように小さい市場を他社と奪い合うような雰囲気、状況はタイには無いです。

日本では社内の中でさえも同僚、先輩、後輩が仕事を奪い合うような状況も実際発生していました。

仕事下さい‼私にやらせて下さい‼

外資系企業だった為、ドライな空気が漂い、いつも誰がミスした、プロジェクトを失敗させたという事が話題に上がっていました。
同じ会社の社員でも仲間という意識より、ライバルという意識の方が強かった気がしています。
誰々がクビになった。次はあいつが呼ばれる。次は俺かも?
こんな状況でした。。。
会社に入ってすぐの時です。エライ会社に入ってしまったと感じてしまっていました。

タイでこのような経験は未だした事がありません。
タイは経済的だけでなく、精神的にも好景気だと思います。

バンコクでは至る所で高層ビル建設ラッシュ

タイ バンコクは高層ビルがすごいです。
タイのバンコク プロンチット、サイアム辺りは洗練された高層ビルが並び、ここは本当にタイなのかという程発展している事を実感できます。
今現在も目下高層ビルはバンコク内数多くの所で建設中です。
供給過剰ではないかと個人的に思っていましたが、高層ビルマンションは基本売り出したら直ぐに売れてしまうようです。
金額も日本円で数千万円します。
タイのお金持ちが今後の値上がりを期待し、投資目的で買うことが多いようですが、
金持ちだけでなく一般市民もローンを組んで購入しています。

高級車がバンコク市内にはいっぱい

バンコク市内では多くの高級車を見掛ける事が可能です。
実際にはバンコク市内だけでなく、バンコク郊外、イサーン等の田舎でも普通に走っています。
良く見かけるのはベンツですが、レクサス、BMW、シボレー等のラグジュアリーな車を乗っています。
タイではベンツは日本よりも高いです。どうやって買っているのかは未だよく分かっていませんが、
タイでは若者も車が好きで高級車を乗っています。
日本では若者の車離れ、車が売れない事態になっていますが、
それとは全く逆の状況がタイでは起こっています。
これも景気が良い所から来ていると想定しています。

第2の中国としての新たな投資先

現在中国に代わる新たな投資先としてタイの投資を各国、企業が積極的に行っていると思います。
2000年代は中国でしたが、2010年代はタイが中国に代わる投資先になってきています。
実際タイで働いている人は駐在員、現地採用問わず、2000年代に中国で働いてきた人が多く、2010年代からタイに来ている人が多くいます。

世界の製造工場、世界の自動車工場

世界の各メーカーの一大製造工場となっています。
タイは地理的な要件もあり、安い人件費、タイ人の勤勉性からメーカーが工場を作っているのだと思います。
なぜ、インドネシアではないのでしょうか?
なぜ、フィリピンではないのでしょうか?
なぜ、各メーカーはタイに工場を作るのでしょうか?
私はこれはタイの宗教と国民性から来ていると考えています。
インドネシアはタイよりも物価、人件費が安いです。
なぜタイが選ばれているのでしょうか?

なぜインドネシアではないのか?

インドネシアはムスリムの国です。一部バリ島はバリヒンドゥーという宗教がありますが、基本はムスリムの国です。
彼らには一日に決まった時間に数回、ムスリムであれば全員神様へのお祈りの時間があります。
仕事だからといってこれは絶対にインドネシア、ムスリム教徒であれば守らなければなりません。
工場でこのお祈りの時間の為に1日に何度も機械を止める必要があります。
機械を止めたらまた動かすのに多くの時間を使います。
これは製造工場では致命的なロス、非効率化を生み出してしまいます。

なぜフィリピンではないのか?

フィリピンはキリスト教を信仰している国です。一部南部はムスリム。
私の偏見かもしれませんが、キリスト教は仏教よりも自己主張が強く、仏教はキリスト教よりも自己犠牲の精神が強いと考えています。
工場では言われたことを確実にこなすことを求められるため、自己主張の精神はマッチしていません。
また国民性を見てもこれも勝手な推察に過ぎませんが、フィリピン人の方がタイ人よりも気性が荒く、自己主張をする民族だと思っています。

上記の事からタイが国民性、宗教という観点で地理的な要件も合わせて世界から投資先として魅力な国になっていると考えています。

2015年AEC ASEANによる新事業、タイ人以外にも新たな雇用の機会

最後に来年よりAECが始まり、ASEAN諸国内で更なる新事業、更なる人、モノの流れが出来て
新たなサービス、雇用が生まれてくると推定されます。

簡単に言うとタイは今日本の1980年代バブル目前の時代に似ていると思います。
誰もがお金、仕事、将来の希望に満ち溢れている。

あなたもこの現在好景気なタイで自分を試してみては如何でしょうか?