日本人サーファーは海外へ移住、避難するべき

サーフィン

私はサーフィンが大好きだ。
サーフィンが大好きなので声を大にして言いたい事がある。
日本人サーファーは海外へ移住するべきだ。
福島で原発が爆発し、放射能が流れてしまっているのが現状だ。
しかし、日本人サーファーはみな原発の事は忘れ、風化されていっており、
2011年前と同じようにサーフィンを日本でしている。
個人的にはこれ以上日本でのサーフィンは危険だと思っている。

日本人サーファーに警鐘を鳴らしたい。
日本人サーファー

私のサーフィン経歴

まず、初めに簡単に私のサーフィン経歴を紹介したい。

初めてのサーフィン

私は高校3年生の時に旅行で行ったハワイで初めてサーフィンを始めた。
20ドルを払いワイキキビーチの1時間体験サーフィンに申込んだのだ。
波がいつくるのか?パドルの仕方もいまいち分からない。周りが見えない。
結局自分の力では乗ることは出来ず、ローカルにサーフボードを押して貰い、なんとか乗ることが出来た。
既に10年も前の話だが、今でもその時の初めて波に乗った事は鮮明に覚えている。
私にとってサーフィンとの出会いは衝撃的だった。

大学でサーフィンを本格的に開始

それから高校を卒業し、大学に入学後、大学の授業そっちのけでサーフィンに明け暮れた。
バイトをして金が貯まれば、バリ島に行き1か月滞在してサーフィン修行をしたり、日本に居るときは千葉、茨城に毎週のように通っていた。

社会人で多忙な中でもサーフィンは続けた

社会人になってからも週末はどこかしらの海に行っていた。
日本も北は仙台から南は鹿児島まで色々な所にサーフィンをしに行った。
お気に入りは福島、宮崎、四国だった。
カリフォルニア、メキシコ、スリランカ、オーストラリアも社会人になってからサーフィンをしに行った。

私は俗にいう波乗り中毒者だった。サーフィンは人生を変えてしまう。
一度波に乗ったら辞める事が出来ない。
私も完全なサーフィンに取りつかれた人間の一人だった。
私は生半可なサーファーや丘サーファーではない。
サーフィン

福島の波

サーフィンをやらない人は分からないと思うが、福島は世界でも有名なサーフポイントだった。
原発事故が起こる2011年以前はWQSという世界のサーフィン大会も毎年開かれていた。
私自身、大学在学時に何度も福島を訪れ、サーフィンをしていた。
日本の至るポイントでサーフィンをしたが、福島の波は日本で最も良い波が立つ宮崎や四国と同レベルの非常に良いサーフポイントだった。

ご存知の通り、原発事故が起こってしまい、その後は開かれなくなってしまった。
福島 サーフィンWQS

原発事故 直後の日本のサーファー

2011年 原発事故後、サーファーは福島だけでなく、東日本の主要ポイントの千葉、湘南、静岡でサーフィンをする事を自粛した。
波情報を発信する なみある、波伝説のサーフィンメディアも波情報を展開するのを自粛していた。
しかし、その自粛期間は原発事故が起こってから約1か月でみな福島を除いた千葉や湘南等の海に戻り、サーフィンをし始めたのだ。

しかし、日本人サーファーは日本でこれ以上サーフィンをするべきでないと思う。
もしあなたに子供がいるならば尚更だ。
日本の海は汚染されてしまっている。
新潮や黒潮に乗り、福島から流れ出た放射能、汚染水は東日本全体の海を福島と同様に汚染させている。
このことについてはあまり報道されていないが、危険なのは福島だけではない。
茨城、千葉、湘南も福島と同様に海洋は汚染されていると考えた方が普通だ。

福島 汚染マップ

現在の日本のサーファー

既に2015年現在では福島でサーフィンをする人も事故以前と同様に戻ってきている。
私が友人のサーファーに聞いた話では原発事故後1週間後に南相馬のサーフポイントでサーフィンをしていた人がいたというのも聞いた。
原発1週間後はまだ原発が非常に不安定な状況だった。
そんな状況でもサーフィンをしていたのだ。サーフィンをやらない人は分からないと思うが、
サーフィンには中毒性がある。一度ハマってしまったら、本当に病みつきになる。
私自身その気持ちも分からないでもない。目に見えない放射能は危険なのかどうか分からない。
しかし、目の前には良い波が次々押し寄せている。まして、福島の波はすごく良い。
こんな状況であったら放射能など関係なくサーファーなら海に行ってしまうだろう。
福島 原発近くのサーフィン

今の日本のサーファーはモルモット、実験台と同じ

今までにも世界では原発事故が起こってきた、チェルノブイリやスリーマイル
福島原発とチェルノブイリは原発事故の深刻さや状況が似ている為良く比較されるが決定的に異なる点がある。
チェルノブイリの周りには海がないのだ。そして、勿論サーファーもいない。
放射能や汚染水が海洋に流れ出て、海にどのような影響が今後数年で出てくるのか分からないのだ。
今までに世界で経験が無いことが福島、日本の海で起きているのだ。
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サーファーはもろに汚染水や放射能の影響を受ける。
ウエットスーツは来ているが、口や目から海水は常に入ってくる。

政府はサーフィンをしている人たちに対して何も警告をしていないが、いづれサーファーの間でガンや何かしらの病気が多発すると思う。
局地的に汚染水が集まり、サーフィン中に原因不明の急死してしまうこともあるかもしれない。
その時に初めて原発の放射能の影響と分かるだろう。
私も本当に大好きだったサーフィンだったが、2011年原発事故後、サーフィンを日本でする事は辞めた。
これ以上続けるのは危険だと考えたからだ。

日本政府には前例がある。

1999年の起こった茨城県 東海村JCO臨界事故 この時の犠牲者の一人 大内 久さんは全身に大量の放射能を一度に浴び
全身の皮膚がただれ落ちたが、脳は生き続けている状態だった。
日本政府は数か月に渡り、大量のモルヒネを投与し、大内さんを生かせ続けた。
大内さんは『俺はモルモットじゃない。もう辞めてくれ』と言い続けていた。
しかし、大内さんの最後とも取れるお願いも聞きもせず、日本政府はモルヒネを投与し続けた。
医学的にここまでの被害に遭った人間はいなかったので実験台にしたのだと思う。
詳しくはインターネットに色々と出ているので調べてみてほしい。
ただし、非常に見るに堪えない映像、画像もある為、閲覧する際は注意が必要だ。
しかし、日本人は絶対に知っておかないといけない事件だと思う。
臨界事故

日本人サーファーに言いたい事

放射能はあなたの細胞を破壊する。DNAも破壊する。あなたの子供にも影響が出る。
放射能については自分で調べ、自分で判断して行動するしかない。

サーフィン、サーファーが好きだからこそ声を大にして言いたい。
日本でサーフィンを続けていくのは危険だ。